津田塾祭でヒトツマミ過去企画をリベンジしてみた

野草!!寝床!!詐欺!!エロいもの!!!


こんにちは、ライターのいなばです。突然ですが、ここ、どこだかわかりますか。



そう、津田塾大学です。私いなば、ついに女子大に足を踏み入れてしまいました。

 

「ついにヒトツマミから犯罪者」「いずれやると思った」「破廉恥の極み」「死ね」等の声が予想されるので言っときますが、合法です。

なぜなら僕が取材に行ったこの日、11月14日は第56回 津田塾祭の真っただ中だから!!


この日ばかりは男共も堂々と!津田塾大学の門をくぐれるわけです。

「女子大に(物理的に)入りたい…」というヤバイ願望を持っている方がいれば、狙い目ですよ。側溝はあんま無いですけど。(マジで行って犯罪されると僕も終わるからやめてね)

 

 

でもまあ、許されてるとしても「なんか悪いことしてる感」は否めませんね。ソワソワする。

こんな風にソワソワするのは1年生の時、健康診断で兼松講堂の女子トイレを使わされた時以来かもしれない。(詳細は省きますがこれも合法です。炎上を本当に恐れている。)



さて、そんなめちゃくちゃアウェーな環境で僕は何をしたらいいのか。

考えに考えた末、生まれた企画がこちら!!




 

今まで僕たち編集部もさまざまな企画をやってきましたが、それらの多くは一橋大学内であったり、その周辺であったり、いわゆるホームでの企画だったわけです。

確かにホームでの企画はやりやすい!内輪ネタ最高! 

ですが、やっぱりどんな場所でも最良のパフォーマンスをできるのが真の芸人、もといライターだと思うんですよね。つまりは、アウェーに屈さないメンタリティーが求められるわけです。

 

そんなわけで僕は真のライターになるべく、この最大のアウェー『学祭中の女子大のキャンパス』で改めてヒトツマミの過去企画をやってみようと思います。

この状況下でもホームと同じように、いや、ホーム以上のパフォーマンスができるのか。

 

今回僕が選んだのは、以前特に大きな反響をいただいた四つの記事。ぜひ元の記事も一読を。

ちなみに全部僕以外のライターの記事ですが、パクリではなく、オマージュ。

「4つもいらなくね?」という声も聞こえてきそうですが、記事の長さ的にこれくらいやらんと足りない。でもこれも、抱き合わせではなく、オムニバス。

 

そんなわけで、いざ、メンタル養成!!



深刻な金欠に陥った編集長が、「野草を採って食べればいいじゃん!」というおよそ健常者には思いつかない発想をしたことに端を発する企画。一橋で野草を採取、実食しました。僕も食いました。『オイシイ野草、ヒトツマミ!』というクソみたいなコピーを生んだ企画でもある。

そしてこの企画がある悲しい事件を引き起こすことに…


 

→リベンジ企画『津田塾で一番おいしい野草はどれか調べてみた』


二度目の野草企画でマヒしてる僕「おいしそうだな…」



さすがに花壇を食べてしょっぴかれるのは嫌なので、キャンパスのはずれの森で採取します。

前回の反省を活かし、前回以上にしっかり野草の種類を調べる。そういえば前回も採取中に雨が降ってましたが、「やめとけ」という天の声が聞こえる気がしますね。


そうして食べられそうな野草を探していると、あることに気づきました。


どんぐり、めっちゃあるな

 

二度目の野草企画でマヒしてる僕「これ、イケるんじゃないか?」

 

いやだってどんぐりでしょ?どん『栗』じゃん。栗でしょ要するに。秋の味覚だ。

なんか見た目も明らかに「ぼく食べられるよ~」って感じだよな。

しかもほら、リスが食ってるから。そりゃ人間も食えるでしょうよ。



よっしゃ!どんぐり、君に決めた!!!


さあさっそく実食です。殻はリスをリスペクトして歯で割らせていただきました。人権の低下を感じるなあ。

ここへきて、「どんぐりは野草じゃないからおかしい」というツッコミが来そうだと思いましたが、そもそもこの企画自体がおかしいから、そういう細かいとこを気にする次元じゃないと思うんですよね。つーか植物が落ちてりゃそれは野草なんじゃないかな。


では、オイシイ野草、ヒトツマミ!


あーこれあんま味しないやつ・・・










・・・・・・・・・アッ、マッズっ!!!!!!


食べ始めは無味のアーモンドみたいなかんじ。しかし「これは普通だなあ…」と油断してモグモグ食ってると、突然訪れる圧倒的な渋みとアク。爆弾かと思った。よくもまあこんなポップでキャッチ―な見た目の植物にこの攻撃的な味を合わせたもんだな神よ。

本当にこの世のものとは思えないくらい渋い。僕がポケモンだったら『かしこさ』パラメータ爆上がり。


もう、僕が言いたいことはただ一つ、

リスさんハンパねえ。

平然とした顔でこの渋みの爆弾を食すリスさん、マジでかっけえッス。自分もリスさんみたいな大人の味覚になりてえ~

 

というわけで、

その1 まとめ:リスさんはすごい。



住みたい街No.1として名高い吉祥寺。ライターのMC菩薩が本当にそうなのかを検証した企画です。といっても実際に住むのではなく、『ギリ住める最高の路上』を吉祥寺で見つけることで証明するという。何言ってんだ? 成蹊大学にもお邪魔して恥をまき散らしてきました。



→リベンジ企画:『津田塾のキャンパスで一番住みやすい場所を探す』


「校舎内にいくらでもあるでしょ」とお思いかもしれませんが、甘いです。

おそらく時間で締め出されてしまうので、一晩明かすことができない。あと女子大の校舎なんかで寝ることになったら、それこそソワソワしすぎて死んでしまうかもしれない。

ですのでやっぱりここは屋外で探しましょう。


そうしてキャンパスを不審な足取りで探索していると…


良さそう。

雨風はバッチリ防げるし、横のリアカーを利用した収納スペースはなかなか。

しかも徒歩2秒圏内にATM!!これは早速、良物件を見つけてしまったかもしれない。


実際にあがらせてもらうと…



「あー、はいはいはい。なるほど。」




「すげー落ち着く。」



ただし、残念ながら砂埃があまりにひどいため、寝転がることはできなそう。これはいただけませんね。

さらに優れた寝床を求めて歩くと…



あっ、ベッドだ。

しかもご丁寧に誰かが傘を置いてってくれてます。これで雨風はバッチリ。その慈愛に感謝。


早速寝てみます。

パイプ椅子がクソ痛い。

その一言に尽きます。本当に、『そういう拷問』かよってくらい痛い。

ここで一晩過ごして痛みで死ぬくらいなら、同じ死でも校舎で寝てソワソワして死ぬ方を選びますね僕は。そのほうが幸せな死だと思う。


その2 まとめ:津田塾で寝ると死ぬ。


そういえば撮影中にキャンパスツアーをされているお母様方が通られましたが、いつもキャンパスで成人男性が寝ているわけではないのでご安心ください。津田塾大学、いい大学だと思いますよ。


ライターのニュートンが一橋生にありもしない話をふっかけ、彼らの詐欺への耐性を調査した企画。(ありもしない話に合わせてくれる=詐欺に遭いやすい)普通に他人に迷惑をかけている。ライターの海外経験を活かしてあえて留学生に英語で詐欺をはたらく、という無駄な積極性が光った記事です。


→リベンジ企画:『「津田女は詐欺に遭いやすい」を実証してみた』


いや、「津田女は詐欺に遭いやすい」とか聞いたことないけど。でもなんとなく、女子大って特殊な空間にいると世間知らずになって、騙されやすくもなりそうですよね(本当に失礼だし絶対違う)


しかしこの企画、大きな問題があります。津田女に話しかけないといけない。

女子大に潜入してそこの学生に話かけるってこれ、ナンパじゃない?偽ラガーとやってること同じなわけだし。通報されたくねえな…


よっしゃ。津田女に話しかけられるのを待とう。

決して緊張するからではなくね。マナーとしてね。


そうして『話しかけてください』オーラを出しながら歩いていると



「お兄さん、焼き鳥どうですか!」


よっっしゃ!!!!カモだ!!!!!(本当に失礼)


不審者に優しく話しかけてくれたこの方で実験をしてみることにしましょう。『恩を仇で返す』の手本のような根性です。

先に述べたようにありもしない話を僕がして、それを彼女が信じれば詐欺に遭いやすいという理屈です。改めて、ひでえなこの理論。


「アッ、買います焼き鳥」

「本当ですか!ありがとうございます!」

「やっぱ津田塾来たら焼き鳥食べなきゃですもんね~」

「えっ?」

「えっ、いやだって、焼き鳥って津田塾発祥じゃないですか

「ええっ!?」

「いや、えっ嘘、知らないんですか?僕一橋生なんですけど、めちゃくちゃ有名ですよ。

飲み会で焼き鳥ばっか食ってると『津田かよ~』ってツッコまれますもん。

意外に通ってる当人たちが知らないんですね~。

なんか、津田梅子が海外渡航したときにイギリスで食べた料理にいたく感銘を受けたらしくて。帰国後それを真似してつくらせた料理が今の焼き鳥の原型なんですって。




「・・・・・・・・・・・・・・」

 

「えーーー!!!知らなかった!!ねえちょっと!(屋台の中の人に)焼き鳥って津田塾発祥なんだって!!!!」

 

いや疑えよ!!

 

その3 まとめ:津田女は詐欺に気を付けてください。

 

何の疑いも持たれなかったので、むしろこっちが不安になりました。イギリスの料理ってなんだよ。

この直後実験の説明と謝罪をしましたが、これそのまんまにしてたら『焼き鳥は津田塾発祥』説が一部界隈で有名になってたんでしょうか。間違った誇りを植え付けてたかもしれない。それはそれですげー見てみたいですね。

 

とにかく、実験へのご協力、ありがとうございました!津田発祥じゃなくても焼き鳥はおいしかったです。

 


エロいものを売ってなさそうなLOFTで、三人の男がそのイマジネーションを最大限に発揮して一番エロいものを探す記事。編集長が「めっちゃ良い企画考えた!」と心底嬉しそうにこれを持ち出したときはサークル辞めることを本気で考えた。僕も参加してインターネットに自分の性癖をさらされました。


→リベンジ企画:『津田塾で一番エロいもの決定戦』


ちょっとマジで炎上しそうな企画名になってしまった。大変申し訳ございません。


いやでも、言ったからにはやらざるを得ない。探してやろうじゃねーか、津田塾で一番エロいものをよお!!!


と意気込んでみたものの、この日は雨のため津田塾祭のフリーマーケットが実質閉店状態。

しかたなく校舎内を探索していると…

あったぜ、宝の山が。



この日一番の真剣さで物色する僕。なんとしても津田塾のエロいもの、『エロス・イン・津田塾』を見つけたい。

「…やはりチラリズムというのは人類共通の『美』だと思うんだ。この襟口から見える狭い空間に、『夢』という名の大宇宙が広がっているわけだよ。そこになにがあるかが問題じゃない。そこに僕らの意識が飛び込んでいくことに、既に意味があるんだと思う。素敵な話じゃないか?僕らはさしずめロマンを求める宇宙飛行士だね…」




そんなかんじでエロいものを探して店先をうろうろしていると、出店しているサークルの人と少し仲良くなれた(当然エロいものを探してるとは言わない)ので、ちょっとお話を聞いてみることにしました。


「ここの商品は私たちが実際にカンボジアのワークキャンプに行ったときに市場で買ったものです。

カンボジアには二週間滞在するんですけど、そのうちの一週間は孤児院に行って衛生教育をしたり、洗濯の仕方とか、歯の磨き方を教えています

あとはお楽しみ企画で一緒に料理をつくったりもしていますね。」


すいませんでした!!!!


あろうことかこんな素晴らしい活動をしている方々が!!カンボジアからわざわざ買ってきたものを物色して!!「エロいものないかなあ」って!!恥ずかしい!!死にたい!!

 

これほど自分の生き方を反省したことはありません。僕がLOFTで「エプロン!!」とか言ってる間にこの方たちはカンボジアの孤児を助けているわけです。涙が出てきた。僕は何のために一橋大学に入ったんだろう…

 

ちょっともうエロいもの探すテンションじゃないのでこの企画ここでやめましょう。もっとこう、人に感謝されることをしようぜ俺たちも

 

 

 

とりあえず、『オイシイ情報、ヒトツマミ』とか言ってる以上、もうちょいマトモな情報を発信していこうと思うわけです。

早速その第一弾としてカンボジア周辺に関する雑学を調べて参りました。

 

―――カンボジアとしばしばツアーでパックにされるベトナム。そこで飲める高級コーヒーは、ある動物のフンから作るそうです。正確にいえば、その動物はおいしいコーヒーの実を見分ける能力があり、おいしい実を選んで食べますが、そこで消化しきれずフンに混ざったコーヒーの実を回収し、土にしばらく埋め、掘り出して洗ってコーヒーを淹れるそうです。

 

その『ある動物』とは・・・?

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、リスさんです。

参考文献




その4 まとめ:リスさんは本当にすごい。


うまいコーヒーの実を見つけられるだけじゃなくて、その恩恵を他者にも分け与えるリスさん、マジかっけえっす。オレもリスさんみたいなデカイ男になりてえ~




あっ、今回ご迷惑をおかけした団体さん、レアスマイルという所なんですがサイトやブログもやられているので、ぜひチェックしてみてください。一緒に生き方を見直しましょう。

ホームページ)(ブログ


ちなみにブログのトップはリスさん。やっぱリスさんパネエ。



以上、いかがだったでしょうか。僕個人としては今回の企画でなかなかメンタルが鍛えられたと思います。もうこれでどんなアウェーでも、何でもできるような気がしてる。何でもするとは言ってないけど。


っていうかまあ、メンタル養成はどうでもよくて、この記事って要するに僕なりのヒトツマミの宣伝なので。いままでこんなクソ企画をやってきたよ、ってことが伝わればいいです。(真面目な記事もたくさん書いてますよ。)

「知ってるわ」って人も今一度、こんなのやってたなあって思い出してもらえたら幸いです。


サイト発足から半年が経とうとしていますが、これからも人に迷惑をかけず!炎上せず!読んで楽しい記事を書いていきたいものです。これからもよろしくお願いします。いなばでした。




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