城不足の現代人へ ~そうだ、城へ行こう~

城、足りてますか?


こんばんは、ゆーきゃんです。

 

 

夏休みもすでに二週間が経過しましたね。ところでみなさん、暇を持て余してはいませんか?

 

 

もちろん部活やサークルに勤しんでいて休む暇もない人もたくさんいることでしょう。しかし、朝起きて、PCいじって、寝る。そうやって夏を浪費している人も多いはずです。そうです僕です。

 


そんな僕ですが、某ゲームで城から抜け出そうとしながらふと思いました

 

城、やっぱいいな、と。

 

というか最近、生活に「城」成分が足りてない、と。

 

 

そこで今回は城の楽しみ方と、幾つかの名城について紹介したいと思います。夏だし。

 


城なんて古臭くて何も面白くないと思った人、家族旅行で興味がないのに城に行くことになった人、とりあえずこの記事を読んで一城攻め落としてみましょう。夏だし。



そもそもなぜ城に行くのか、と問われれば、「そこに城があるから。」と答えるしかないです。

ただそんな回答は、城をまだ魅力的に感じていない方からしたらゴミのような回答ですよね。「どこに魅力を感じるの?」と聞かれて「んーと、こう、なんか、魅力的なんだよ!」と答えるようなものです。火炎瓶を投げつけて良いレベルですね。投げつけてください、喜びます。

 


そこで今回はひどく個人的な、しかし比較的具体的な楽しむポイント・楽しみ方を紹介しようかと思います。城に行く楽しみ、楽しみ方っていくつもあるんです。

 


城を楽しむ3つのポイント


1. 圧倒的歴史力


歴史を感じられるってよく聞くワードだと思うんです。でも実際どこで感じるんじゃいって思う人も多いと思います。解説員のおっちゃんに視線を投げかけて答えを乞いても、返ってくるのは頭頂部からのまぶしい反射光だけです。やめましょう。(しっかり聞いてみると面白い解説はとても多いです。ちゃんと聞いてみましょう)

 

解説や展示物に対して興味が持てる方、楽しめる方はポテンシャル高いです。一緒に築城まで頑張りましょう。(B級映画です。ぜひ)


解説や展示物を見ても何も感じないという方にお勧めしたいのは、以下の2つの方法です。

 


 壱. 穴が開く勢いで観察してみる

 

展示物等の16××年に~みたいな説明書きを読むと、受験期の苦しみが甦り、吐き気を催し嗚咽を漏らす人もいることでしょう。そこで視線を移してみる。

 

 

じっと観察してみると、柱や梁に職人の名前やらが書かれているのを確認できることがあると思います。壁や瓦、石垣も(修復されているとはいえ)そうとうな歴史があるわけです。

能動的に歴史感を見つけにいくと、腐るほどそういったポイントはあるのでオススメです。そもそも城やその周辺にあるものは皆長い歴史を持ってるわけですからね。

 


柱の職人さんの署名を見て「あ、この人絶対自分のサイン考えて練習しちゃうタイプの人だ!!」と思いをはせるのもまた一興です。

 

 

弐. 観光地じゃなくて要塞ということを思い出してみる

  

まあギミックがたくさんたくさん

 

狭間(さま:壁にあいている鉄砲用の穴です)をはじめとする様々な仕組みや、城の構造や立地などの点での工夫がたくさん見つけられます。
城は本来ただの観光地じゃなくて要塞ということを思い出して見てみると一気に面白くなります。攻め落としてみたいって気分になること必至です。
 
建物の構造や立地、すべて防衛を考えて造られています。その辺りについては併設されている資料館や城内の展示に詳しく書いてあることが多いので見てみましょう!

 

 

2.城の周りがアツい

 

城の周りには文字通り「城下町」が広がっているわけですが、その城下町やその周辺が最高にアツいんです。純粋に古くから続いているお店の佇まいが素敵だったり、名産品が美味しかったりというのはもちろんですが、お前パッケージに城の絵描いてあるだけでただのバタークッキーじゃねえか!!とか、こんなん(↓)とか出てきてなかなか面白いです。

3. 攻め落としてみましょう

 

 

はい、これです。これが皆さんに伝えたい城の楽しみ方です。

自分ならどうこの城を落とすか、それを全力で考えてみましょう。周りの地形、城の造り、自分の兵力、そういったことを総合的に考慮に入れて攻め落とすわけです。

 

 

やればわかる、城は手ごわい。

 


基本的に敵が攻め込んできた場合を想定して設計されているわけです。

とても素人じゃ落とせない。まさに初見殺し、ムリゲーなわけです。部屋にこもって画面上の相手を落とす時間があったら一つでも多く城を落としましょう。

 

 

とりあえず国宝から攻めましょう


最後に国宝に指定されている4+1城を簡単に紹介します!

是非この夏、足を運んでみてください。

 

1.松本城

 

場所: 長野松本市

 

別名: 烏城、深志城

 

築城年:1504年

 

公式サイト


個人的に大好きな城ですね。黒塗りが萌えます。黒塗りなのは、大阪城を黒塗りで統一した秀吉への忠誠を示したものだとか。


自分が行ったのは春だったのですが、いやーさすが長野、涼しい・飯はうまい・自然は多いの三拍子でした。松本という都市自体が面白いので、ぜひ夏の間に行ってみてください!


別名の深志城を不可視城だと思い込んでテンションを跳ねあがった厨二病はご一報ください。僕以外にもいると信じています

 


2.犬山城

 

場所:愛知犬山市

 

別名:白帝城

 

築城年:1469年

 

公式サイト

 


日本最古の様式の天守を擁する名城。現存する日本最古の城です。


犬山城を有する犬山市にもマスコットキャラがいますそれがこちら。

 

彼にも公式サイトがあるのですがそのしたたかさに惚れます。

 

ドアラやせんとくん・ひこにゃんなど、全国の人気キャラとの写真がまず目に入ります。

まだ城つながりでひこにゃんやしろひめ丸は分かる。けどドアラて……!ドアラて……!

 

人気を獲得するためには手段を選ばない感が私は大好きです。

しかも公式設定の夢が城に入ること。

犬山市の公式キャラクターだというのに入城さえ許されないという、壮絶な過去編を彷彿させる設定です。もうたまらないですね。

 

8月いっぱいは浴衣でいくとスイーツや入城料がお得になるキャンペーンも開催しているそうです。8月の後半の空いてる日は犬山城へ!


3.彦根城

 

場所:滋賀県彦根市金亀町

 

別名:金亀城

 

築城年:1622年

 

公式サイト

 



みんな大好き井伊直弼の居城ですね!今年は生誕200年イベントもあるよ!

ひこにゃんで一時期ブームになりましたね。

記事読んだけどやっぱり城は……って人、ひこにゃんだけでも見に行きましょう。

実物は想像よりもえらい可愛いので、生きようってなります愛でに行きましょう。

 

ぼくらがまだ幼く、社会の汚さや教○課の怠慢を知る前、ひこにゃんが随分と人気になったのを覚えていますか?ゆるキャラブームの火付け役となった彼(?)も、くまっころや梨の化け物の影に隠れてもう過去の産物になってしまったのだろうと思っている人も多いはず。でも、

 

ひこにゃん、顕在です。

 

7月にはアメリカに遠征し、8月も日本全国を駆け巡っております!近いところで言えば、8月29・30日に関西国際空港に、9月5・6日には横浜赤レンガ倉庫にやってきますよ!しかもそれだけじゃない。

 

8月9月中は毎日彦根城に出没します!!

 

同時刻に複数のひこにゃんが存在しようが関係ねえ!某ネズミ御殿の齧歯類もびっくりの漢らしさあふれるスケジューリングです。

 

完全にひこにゃんの宣伝になってしまいましたが、入り口は何でもいいのです。ぜひ足を運んでみてください!


4.姫路城

 

場所:播磨国飾東郡姫路(現兵庫県姫路市)

 

別名:白鷺城

 

築城年:1346年

 

公式サイト


黒の松本城に対して、白の姫路城、白鷺城です。

修復が終わってからそれほど時間が経っていないので、とても綺麗な状態です!

つべこべ言わずに早いとこ行きましょう。

 

 

一人で行っても大丈夫!スマホを持って姫路に行こう!

 


「さて、城に行こう」と思ったところで一つ心配なことがありますね。

一緒に行く友達がいない

 

この記事を読んで「家族旅行の目的地が兵庫だし、城も回ってみようかな?」と思う人は2人半くらいはいるでしょう。しかし友達誘っても、まあ一緒に行こうとはなりません。

 

そこで朗報。白漆喰で塗られたその美しさから白鷺城とも呼ばれるこの名城、ハイテク技術を駆使しています!飛びます!旋回します!嘘です!

 

姫路城、ARで楽しめます。

 

現存しない建造物の再現や、場内の再現、説明をみることができます。

ARとTwitter、これさえあれば一人でも大丈夫。楽しみながら、城の良さ、伝えていきましょう。

公式サイトでは「HOW TO ENJOY」なる項目もある親切さにあふれる名城です。ぜひこの夏に!


5.松江城

 

場所:島根

 

別名:千鳥城

 

築城年:1611年

 

公式サイト


もう島根には何もないとは言わせない。

今年国宝指定されて今アツい名城です!一気に鳥取県に差をつけましたね。

 

小泉八雲の旧居や資料館も近隣にあるので行くしかないですね。夏ですし。

 

なかなか「島根に行く」ってイベントは発生しませんからね、これを機に足を運んではいかが?

 


以上、城にまつわるクソコラでした!

完全に個人的な城の楽しみ方の紹介になってしまいましたが、是非一度お試しください。意外と楽しめるもんです。

 

長い夏休みです。城、攻めていきましょう。

 



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