美術学概論 一橋大生におくる、夏休みに気軽に行けちゃう変わり種展覧会3選【前半戦】

この夏、美術館がアツい。



どーも、ライターのおーばです。

一橋生のみなさま、テストにレポートに……と、お疲れ様でした。

あっという間の夏学期も、昨日でもう終わり。そう、今日から、



「夏休み」が始まります。

 

 

聞き逃した方のために、もう一度言います。

いいですか、


 

 

「夏休み」が、始まります!!

 

 



さてさて、夏休みの計画はもう立てました?

部活で予定がいっぱい!

という運動部員もいれば、

帰省します!

という地方組もいるでしょう。

あるいは、サマーインターンがある、という方も。

 

でも、こんな人、実際は多いんじゃないですか?







    真 っ 白 。







はい、わたしです。

……私だけじゃないといいなあ。


中学高校とは異なり、部活と塾で予定が埋まらないのが大学生の夏休み。

二カ月もあるのが大学生の夏休み。

時間がありすぎて困っちゃう、だなんて、贅沢な悩みですが。

たとえば友達との予定もない、サークルもない、バイトも休みで一日空いとき。



さて、何して過ごしましょう。

 

 

そこでひとつ御提案。

展覧会に行ってみてはいかがでしょうか。




恋人と行くもよし、

友人と行くもよし、

一人で行くのも、

気になるあの子を誘ってみるのもよし。




堅苦しい、マジメ、というイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、

奇抜なものからオシャレなもの、ヘンテコリンで思わず笑っちゃうようなものまで

実際は、おもしろい展覧会がいっぱいあります。

なにより、涼しくって、きれいで快適な空間は、都会の夏のお出かけにピッタリなのです。


美術に興味がなくても、一度、行ってみませんか。

時間は沢山あるのですから。



今回は、そんな、一橋生にオススメの、気軽に行けちゃう変わり種展覧会を御紹介します。





1:美術館の美術館!? No Museum, No life. 



AtoZ 36のキーワード


Architecture 【建築】Archive 【アーカイヴ】…Curation 【キュレーション】…Hanging 【吊ること】…Provenance 【来歴】…You 【あなた】Zero 【ゼロ】.

 

【HP】http://www.momat.go.jp/am/exhibition/no-museum-no-life/

【開催場所】東京国立近代美術館

【アクセス】東京メトロ東西線竹橋駅 1b出口より徒歩3分



A B C D E F G……と、アルファベット順に並んだ36個のキーワードに沿って紹介される、まるで美術館についての巨大事典のなかに迷い込んだような、不思議な展示に御招待。

 

『考える人/ロダン』や『麗子肖像/岸田劉生』、『金蓉/安井曽太郎』、『泉/マルセル・デュシャン』、モネにルノワールにドラクロワ、ピカソ、等々、日本史世界史でもおなじみの有名どころが一堂に会します。キタコレ。もうオールスターって感じですね。贅沢極まりないです。


さらに、さらに!

7月31日から8月2日には「MOMATサマーフェス」が行われます。


 

 


び、美術館でフェスだと……!?

 

 



なんとなんとなんと!ナイトミュージアムハンモックフードやアルコールの屋台まであります!!

お祭りに行き損ねていても大丈夫。夏らしさを味わえるイベントは、こんなところにもありますよ。

いつもとちょっと違う「堅苦しくない」美術館に行ってみてはいかがでしょう。

 

 

 

 

 

 

2:制作資料、一挙公開。 機動戦士ガンダム展


ホワイトベースのオープニングシアター、

膨大な初期設定資料、

美術設定の数々、

原画500点――。


ガンダム好きには堪らない、珠玉のコレクションの1000点を、一挙公開!






【HP】http://www.gundam-ten.jp/

【開催場所】六本木ヒルズ森タワー52階

【アクセス】東京メトロ日比谷線「六本木駅」1Cコンコースにて直結



 

映像・音声・空間演出が加わった、体感型ミュージアムです。

アミューズメントパーク感が強く、気軽に遊びに行けちゃいます。

公式サイトやその中の写真は、どれもかっくよくてスタイリッシュ

 

ファンの方は言わずもがな、興味があるなあという方、面白い外出先を探してますという方、果ては六本木に用があって近くを通ります、という方まで、とりあえず、行きましょう。


そういえば先日、ガンダム新シリーズの発表会がありました。

今回は、シリーズのなかでも人間ドラマ重視な作品だそうで。

ガンダムにちょっと興味がある、これ見たいなぁ、というそこのアナタ!

一橋生たるもの、新しいことには入念な下調べが必須です。

まずはここへ行って、きちんと予習をしましょう。

 

 

 

 

 


3:鹿鳴館、あります。 画鬼・暁斎

                ―KYOSAI 幕末明治のスター絵師とコンドル―


河鍋 暁斎(かわなべ きょうさい、天保2年4月7日〈1831年5月18日〉 明治22年〈1889年〉4月26日)は、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師、日本画家。号は「ぎょうさい」とは読まず「きょうさい」と読む。それ以前の「狂斎」の号の「狂」を「暁」に改めたものである。明治3年(1870年)に筆禍事件で捕えられたこともあるほどの反骨精神の持ち主で、多くの戯画や風刺画を残している。狩野派の流れを受けているが、他の流派・画法も貪欲に取り入れ、自らを「画鬼」と称した。その筆力・写生力は群を抜いており、海外でも高く評価されている。                   Wikipediaより

 


【HP】http://mimt.jp/kyosai/

【開催場所】三菱1号館美術館

【アクセス】東京駅丸の内南口徒歩5分





……この人だれ?




と思った方も多いかもしれませんが、

実は、おなじみ、『安愚楽鍋/仮名垣魯文』の挿絵を描いた人です。


※引用元:横浜開港資料館HP

 

中学高校でも習いましたね。 おぼえてますか。

彼は、こちらもおなじみ、お雇い外国人・コンドルを弟子にもちます。

 

この展覧会ではそんな、暁斎とコンドルの作品がたくさん!

例のアノ設計図も見れちゃうかも!?

 

カムバック受験期の学力、日本史やり直したい、とか、そういやちょっと勉強してみたかったかも、という意識高かった系のみなさん。書を捨てよ町へ出よう、という、先人の言葉もあります。

まずはここへ行くのです。

 

さあ、三菱一号館の建物で、二人の作品に触れてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたか?

「ここに行きたい」とか「あの子を連れて行きたい」とか、思っていただけたら幸いです。

 

夏休みを、優雅に知的に、それからくすっと笑って過ごしてみるのはいかがでしょう。

旅行もフェスも花火もBBQも海もいいけれど、そんな、大きなイベントとイベントのあいだの、ぽっかり空いた1日に、是非。

 


 

行くぜ、美術館。

 

 

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