Perfume「ナチュラルに恋して」のカップル、うまくいってるの?

ナチュラルに恋できない一橋生に捧げます。


夢見るTOKYO GIRL、噂のそうせきゅんです。

 

春休みも折り返し地点ですが、皆さんいかがお過ごしですか?

大学2年生の私にとっては、春休みだけではなく、大学生活も折り返し地点です。

 

彼氏と春休みを過ごす、なんてことをしてみたかったです。無理でした。 

 

Pizzicato Fiveというグループの「ベイビーポータブルロック」という曲が好きです。

「春なのにデートもしないの?Baby不思議じゃない?」という歌詞で始まります。

恋人のいない人間の自己充足的な春休みを真っ向から否定しています。

 

 

一橋生の恋愛事情は度々話題になりますね。ヒトツマミでも何度か取り上げたことがあります。意外にも多くの人には恋人がいるんだなぁと思うと、焦ったりもします。

 

小学5年生の時にNON STYLEのファンになったことを初恋だと勘違いしたまま、中高6年間女子校生活に突入してしまったからなのか、「恋をする」とはなんなのか、未だにによくわかりません。私は「ナチュラルに恋できない」のです。好きっていうかファンっていう気持ちが強いので、とりあえずインタビューとかしちゃうし。恋とは。ナチュラルとは。

 

そんな「ナチュラルに恋できない系喪女」である私が、今回はPerfumeの「ナチュラルに恋して」という曲について考えてまいります。

 


 

まずはお聴きください。

Perfumeの「ナチュラルに恋して」です、どうぞ。

 

 

かわいい!!!最高!!!

 

MVの白を基調とした色使いも爽やかでかわいいし、ショッピングにダンスに振り付けかわいいし、クールなのに女の子らしさのある衣装もヒールもかわいいし、女の子目線のナチュラルで何気ない歌詞もひたすらかわいいし、トラックやリズムもごちゃごちゃしすぎない自然な感じがあってたまらない、もう、たまらない、かわいい、最高。

 

最高だなって思うんですよ。

Perfumeの中でも特に好きな曲です。

 

なんですけど。

この曲の歌詞は考えれば考えるほど、かわいいだけのものではないと思うのです。

うまくいってないカップルなんじゃないですかね。

 

今回は、うまくいっていない疑惑を、2つのもやもやポイントから解説していきます。

 

(私は本当にこの曲が大好きだし、Perfumeも大好きだし、決してけなしているわけではないことをご理解ください。あくまでも「ナチュラルに恋できない系喪女」としての、負け組女子の意見です。)

 

 

もやもやポイント① 記念日だからって思い上がってない?

 

西野カナの「トリセツ」という曲は、一部女子から絶大な支持を集め共感を呼ぶ一方で、一部では女子ってそんなに面倒くさいのか!?とかこれに共感している女子ってどうなの?などと話題になっていますよね。

私は「ナチュラルに恋して」にもそのような議論の元になりそうな雰囲気を感じています。

 

 

例えば。

 

「ぜんぜんがんばってくれない 今日は記念の日なのに」

 

 

 

まあ、「記念日大事にしがち」というのは女子あるあるの中でも首位独走レベルですよね。でも、「ナチュラルに恋できない系喪女」的には、思い上がってない???と言いたい。

 

喜びというのは事前期待に左右されるものです。「記念日だからきっと彼は頑張ってくれるはず!」と期待しすぎているため、結構頑張ってくれてるのにそう感じないんじゃないですか?

 

きっと、付き合う前や付き合って間もない頃は、連絡が来るだけでも、ちょっと気にかけてもらえるだけでも嬉しかったでしょう?初心を思い出して。期待しすぎて、わがままになりすぎなんじゃない?好きな人と一緒にいられるだけで幸せなんだって気持ち、思い出して。好きな気持ちを、思い出して。

 

そうしたら、普通の日だって、記念の日よりももっとハッピーでラッキーになるはずっ!

 

 

もやもやポイント② 映画中に寝るって、かわいいの?

 

続いて。

 

「キミの好きそうな映画 がんばって横で観るけど ちょっと眠たい 肩を借りて眠る キミは人気者だし 不安にもなるけれど そうやって寄り添うたび 安心しちゃう」

 

 

 

いや、安心するなよ!!!!!

 

 

 

 

彼氏の好きそうな映画を、オススメされたであろう映画を、一緒に観ているんでしょう?それで眠るって、人としてNGじゃないですか?私だったら、友達がそんなことしたら許せないです。

しかも、こんなに失礼極まりない行動を取ってきながら、「そうやって寄り添うたび 安心しちゃう」って言ってるってことは、罪悪感のかけらもないわけでしょ?

 

これ、ドラマ「カルテット」のワンシーンを彷彿させます。

 

 

夫婦になったクドカンと松たか子が、クドカンの好きな映画をリビングで2人で観ているわけですが、松たか子が途中から眠っちゃうシーン。

松たか子は、結婚したことで気を遣わずにジブンでいられる居場所を手に入れたと思っていましたが、クドカンからしてみれば一緒に生活していくことで松たか子の些細な行動がいちいち気にかかり、恋愛感情が徐々に冷めていくのです。恋人から夫婦になることの難しさが描かれていました。

 

 

「ナチュラルに恋して」の歌詞全体に広がるかわいい女の子感は肯定せざるをえないんですけども、映画を見ている間に眠ってしまう女の子って、全然かわいくないよね?

むしろカルテットにもあったように、彼氏的には冷めちゃう理由の1つじゃないの?

 

 

 

ここで、もう1度歌詞を確認します。

実はやっぱりこの彼女かわいいかも!というのが見えてきます。

 

 

 

 「キミの好きそうな映画」

 

「好きそうな」という表現、断定していないんです!!!!!

横で観ているという状況から、彼氏がその映画をオススメしていることは自明です。では、なぜ「好きそう」という曖昧な表現を使っているのでしょうか?

 

 

「がんばって横で観るけど」

 

そうなんです、彼女は、彼氏の趣味をあんまり理解できていないんです。でも、必死で彼氏の好みに合わせよう!理解しよう!がんばろう!と努力している姿が見えてきます。

 

 

……けなげじゃん。

最終的には寝ちゃってるのはダメだけど、かわいい奴じゃん。

おい!かわいいじゃん!!チッキショー!!!

 

 

 

 

でも、ここで彼氏がヒトコト。

 

彼氏「やっぱりこの映画はキミには難しすぎたのかな?まあ、人を選ぶ映画だもんね。(どや顔)」

 

 

言いそうじゃないですか?そしたら冷めちゃいません??そんな彼氏でいいのか女性諸君よ!?

 

 

……すいません、「べ、べつに、そんな彼氏いらねーし!」って、強がりたいだけでした。

無理矢理難癖を付けて、冷めちゃうような設定にしたいだけでした。

ごめんなさい。許してください。

 

 


 

書きながら、胸が苦しくなってきました。

本当はこんなこと思っていません。

私はただ、ナチュラルに恋したいだけなんです。

許してください。あわよくば彼氏をください。

どや顔する彼氏でもいいです、むしろどや顔好きです。

 

 

こんな記事を書いてしまうやつは、「トリセツ」の女の子の何億倍も面倒くさいやつですよね、わかっています。

こんな私にも、ナチュラルに恋できる日がくるのでしょうか?

こんな感じで生きていて、将来だいじょうぶなんでしょうか?

教えて中田ヤスタカ!!!!!

 

 

 

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