【道徳特論】汚れた大学生が「心のノート」を開いた結果。

このノートはあなたの心の自由帳。自分だけの名前をつけましょう。


 

テスト期間おまえら荒みすぎだろ。

 

 

 

いやはや一月も前のことをごめんなさい。

改めましてどうもです。お久しぶりです。GaGaリンです。春休み満喫してますか。

 

誰とも会わないでいませんか。「バイト6連勤、終わったらごほうび、、、がんばる。」なんて言って心が荒んだままじゃありませんか。まあ大学生がTwitterでつぶやく「がんばる」の85%は得体がしれませんが。あと、何かにつけて「いちばん」っていう人間だけは信じちゃだめだ。ついでにやたら「社会」だの「世界」だの「現代」だの広く語ろうとする人間にロクなやつはいない。世の中ゴミ人間ばっかで正しい方向に進むわけがない。インフル畜生に汚染されたぼくはと言えば、荒み切った心で「インフルまじつら、、、早く治して記事がんばる。」なんて呟いて、なんだかんだで記事の締切を1か月半延ばしてもらう始末。ごめん編集長。

 

 

昼夜逆転してるサークル充さん、合説が辛すぎて闇を抱える就活生さん、流行り病に4連続でかかりリスカ寸前のGaGaリン、みんな荒み過ぎです。

 

 

とはいえ4月には新しく1年生が入ってきます。嫌じゃなかったら学年が上がります。ピッカピカの新入生に、こんな荒んだカッコ悪い大学生をみせるわけにはいくまいて。

もう一度清く正しい人間力を高めなければ。

 

 

そう考えた世界でいちばん笑顔が似合うがんばり屋さん、GaGaリンが啓蒙する珠玉の一冊がこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心のノート(小学5・6年生)です。

 

 

 

道徳または総合学習でけだるく開いていた、あの心のノートです。

バカ正直に書くのはとても恥ずかしかった、あの心のノートです。

光沢紙使ってるからイマイチ鉛筆の黒鉛の乗りが悪かった、あの心のノートです。

 

実は文部科学省のホームページには、なぜか道徳の教科書と心のノートだけが著作権フリーで存在するんです。これはあれですね、「大人になっても、お前ら、こいつを忘れるんじゃねえぞ」っていう文科省からのメッセージですね。「デスノート」とか本当につまらない名前つけてた時代から約10年、大学生になった今改めて見てみると、こう、なんというか、この心のノート……

 

超エモくないですか。

 

表紙めくった次のページに、

 

 

このノートはあなたの心の自由帳。

自分だけの名前をつけましょう。

 

 

って。センスの塊かよ。号泣しそうだよ。

 

そう、この心のノート、そんじゃそこらの自己啓発本がひれ伏すレベルで人生を悔い改めさせられる、超がつくほどの良著なんです。国が作ってんだもの。JAPAN MADEだもの。

 

「思春期はいりたて‼ トンガリまくり先生バカにしまくり異性下に見まくり‼」なアノ頃は全くこの価値に気付かなかった。いや気付けなかった。自分のことくらい分かってたし。「青年期はいりたて‼ 時間無駄にしまくり教授覚えなさすぎ異性との距離間違えまくり‼」な今こそ心のノートは意味を持つんじゃないのか。読む価値を持つんじゃないのか。自分のことなんてわからないし。そこで書かせていただきました本記事。題して。

 

 

 

 

 

「心のノート」の心に刺さるページ3選

 

 

 

 

春と言えば門出、そして人生の岐路。未知の道を征く、好奇心が満ち満ちている勇者の手に抱えられている冒険の書は、間違いなく心のノートそんな中でも特に僕が涙した3つをご紹介します。

 

でもただ紹介するだけじゃアレなので、実際に心のノートを読んで荒んだ顔が美しく様変わる様子をうちの編集部員を用いて実験しました。

 

▲やる前の様子。テスト最終日にいきなり集められたとあり、皆荒みきった表情をしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

① まじめであることは わたしのほこり

 

 

 

ァッ、刺さる……。

色んなずるさを覚えてしまったアラウンド・トゥエンティには鋭利な刃物並みの切れ味。はじめしゃちょーより尖ってます。

 

学校で

何かをまじめにやっている人を

からかいたくなってしまう。

まじめにしようと思う自分の心も

なんだかくすぐったい。

こんなわたしでいいのだろうか。

さわやかないい顔でいよう。

自分のありったけを向けて

何かに一生けん命取り組んでいるとき

きっと、わたしの顔はさわやか。

 

 

この文章考えてる人の心綺麗すぎだろ。

 

このページを前に、大人は自分の「ずるさ」がさらけ出されるのを阻止できません。出来ることと言えば、ただただ自分犯した非礼を懺悔するのみ。「唯一神」とも称されるページです。『こころ』の先生だったら聞いた時点で卒倒してます。

 

 

つーわけでこのページは噂のそうせきゅんにやってもらいました。その回答がこちら。

※見にくいところがあったら拡大してみてください。

 

 

 

 

噂のそうせきゅん君の場合

 

GaGaリン先生のコメント

あなたの本当のずるさは、シャ乱Qに逃げてしまったところです。つんく♂はあなたの心を代弁してくれるかもしれませんが、先生はつんく♂の言葉じゃなくてあなたの言葉で言ってほしかったです。「一番左の猫への落書きが写真撮ったら切れちゃったけど、まあ治すの面倒だね」って思ったのが先生のずるさです。

 

 

 

▲あんた本当イイ女だったよ

 

 

 

 

 

② 友達っていいよね ~きみがいてくれてうれしい~

 

 

眩しい。

 

夕暮れの河川敷を後ろ向きに歩く、眩しい。

これが友達なんだって、はじめて気づいた、あの帰り道、眩しい。

 

ぼくにもその帰り道をくれ。他人とうまく会話を続けられないぼくに分けてくれ。

 

ぼくにはよくわからないや。男子校だったから。ごめんね紗代ちゃん。ほんとうに、ごめんね。「女子も男子も同じように、いっしょに外で元気に遊べば、心の距離も近くなるよ。」とだけ言い、スポッチャに消えていく大学生を、ぼくはたくさん見てきたよ。

 

このページは、編集部員から超絶に絶大な支持を集めている編集長ぶってぃーにやってもらいました。

 

 

編集長ぶってぃー君の場合

 

GaGaリン先生のコメント

今目の前で5人の友達がトロッコに轢かれようとしています。しかし彼女たちはトロッコが迫っていることに気付いていません。あなたは、レポートの提出期限をすっぽかせば、そのうち4人を助けられるとします。さて、どちらを選びますか。

 

 

▲いい笑顔。編集長は人をこき使うのがうまいな。①に戻る。

 

 

 

 

 

③ わたしらしさってなんだろう

 

埋められねえ。

ES書きたくても、自分って野郎が分からなくて書けない俺には、埋められねえ。

 

自分の伸ばしたいところってどこだろう。どこを伸ばすべきなんだろう。伸ばしたいんだろう。精神的に向上心のないやつはバカなんだ、って、向上心を向ける先が見当たらないの。

 

就活解禁3月1日の前日は「明日からの就活にむけて、自分のいままでの人生を見直す日なんだよ」とパイセンが教えてくれましたが、まさに最適ですね。来年以降就活のみんな、要チェックだぞ。心のノート(小学5・6年生)の中でいちばんの難題なので、今回は二人の編集部員にやってもらいました。まずはぼくと同じ、コミュ障に悩まされ続けて早18年、わっさん君の回答です。

 

わっさん君の場合

 

GaGaリン先生のコメント

屁理屈を並べるのは結構ですが、まずは空白を埋めてくれる友達を作りましょう。

 

 

 

▲いい目をしているな。それにキューティクルもいい。ますます気に入ったよ。だが友達にはなれん。②に戻る。

 

 

 

続いて、法学部2年生、国の未来より自分の就活より知人のスキャンダルが気になるお年頃のゴンゾー君です。

 

ゴンゾー君の場合

 

GaGaリン先生からのコメント

暴露が修正テープ使うほど重要なんですね。高い再犯率が伺えます。あと多分だけど、そいつのこと友達だと思ってるの君だけだと思うよ。

 

▲何かを決意する顔と、独房のような背景とのマッチングが素敵。

 

 

 


授業を終えた編集部員の顔はみな始まる前と比べるとどこか異なるような、そんな表情に見えませんか。ついでにいつも見てるライターはこんな奴なんだなあって、マニアックに見ていただけると嬉しいです。

 

 

 

 

あなたの人生のタイトルはなんですか。

答えにくい? 答えられない?

じゃあこのノートを開いてごらん。

 

 

このノートは、あなたの心の自由帳。

 

 

 

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