夏休みも終わったし商学部科目に準拠した最強の減量計画を考案してみた

実学 #とは


 

おはこんばんにちは、先日、出合頭に「太った?」と言われましたOBAです。

 

 

はい。

 

 

期末テストから解放されてようやく到来した夏休み。忙しい毎日からの解放、1限からの解放。朝から晩までお布団の上でゴロゴロし、実家に帰ればおいしいごはんを1日3食。スマホ搭載の万歩計数値は低迷し、人と会う機会も多少減り。そして、2か月。

 

 

まあ、否定はできない。

 

 

こんな生活してたら必然。私が悪かった。

 

 

だが、しかし。

 

 

夏休みが明けて、始まってしまった冬学期。来る一橋祭、食欲の秋、クリスマス、年末年始。冬に向かって加速するこのオイシイ季節をカワイく乙女に駆け抜けたい。私は決意しました。そうだ、ダイエット、しよう。

 

 

 

(最終更新:7月3日)

 

 

……ダイエットは続かないからこそダイエットであり、失敗するからこそダイエットなのです。これまで幾人もの先人たちがその道中に骨を埋めてきた死屍累々のいばら道を無事に通り抜けることというのは並大抵ではありません。

 

そんな、とき。

 

机の上の、1冊の本に気づきました。

 

 

 

こ れ だ。

 

 

わたしはツラい夏学期を思い返します。週2回90分を一緒に過ごし、中間テストと期末テストという試練を共に乗り越えた教科書・レジュメ。この1年と半年、わたしは確かに商学部に在籍して、ゼメ科目から何かを学んだはず。なんかいける気がしてきた。

 

ということで。

 

 

 

 

 

 

 

1.完璧な戦略を考えよう

 

企業の成功失敗は競争にいかに対処するかにかかっています。

――経営学入門(上)P169

 

 

さて、まずは減量計画の方向性から考えましょう。

商学部のバイブル・1年生夏学期必修科目経営学概論テキスト『経営学入門』によれば”産業内で高い成果を上げ、それを維持するために企業が行う意思決定が競争戦略”です。その出発点は産業の構造分析であり、商学部の三種の神器・ポーターのファイブフォースモデルによってとらえることができます。

 

(これ)

 

要は、企業の収益性に影響を与える要因の図式です。

私は思いました。

 

ダイエットには様々な「計画を阻む要因」がつきもの。

つまり、ダイエットを行う主体をこのモデルの中心の枠に据えたら、その要因を分析できる、と。

 

すなわち、これを、こう。

 


"競争戦略論が重視するのは、産業構造を変える企業の動きであり、結果としての長期的な収益性の変化"であるとすれば、これを、

 

 

こう、

 

……簡単にできたら苦労しないと思います。

 

 

結論
何事もまずは分析から(できるとは言ってない)
2.計画の実現可能性を高めよう

 

期待値まわりの変動性が小さくなれば、それだけ不確実性が小さくなったことになります。

――『リスクと保険』P76

 

 

さて、たとえ完璧な計画を立てても、それを実行しなくては意味がありません。

 

前述のとおり、ダイエットには失敗がつきもの。

ついついサボってしまう、お菓子の誘惑に負ける、運動は明日から……

そのリスクをどうすればマネジメントできるのか……

リスクを……マネジメント…………

 

画像引用元:Amazon

 

 

ハッ……

 

授業で習ったことを、思い出してみましょう。

たしか、期待値まわりの変動を下げることによって不確実性が小さくなる、といっていた気がする……。

 

 

"均質なリスクを多数集めるとリスク(σ)が軽減します"

リスクは集めれば、個々のリスクの期待値自体は変化しないけれど、その期待値まわりの変動=失敗したときの損失の振れ幅が削減できる、ということ。

 

これをダイエットに当てはめてみましょう。

 

分散前

A子「あーーーもう我慢できない、やけ食いしてやる!!!」

≪完≫

 

分散後

A子「あーーーもう我慢できない、やけ食いしてやる!!!」

B子「まってA子、1人でそんなに食べたらリバウンドしちゃうわ!半分私に渡しなさい!!!」

A子「び、B子……」

B子「水臭いわね、一緒に頑張るって決めたじゃない……!」

A子「B子……!」

B子「A子……!」

~手と手を取り合い夕日に向かって駆け出す図~

≪完≫

 

 

つまり、均質なリスク=同じように頑張る子を多数集めれば大々的な失敗には至らないということでは???(なんか違う気がする)

 

 

結論
プーリングアレンジメントで友情が芽生える、かも。

 

 

ただ、ここで生じてしまうかもしれない問題が逆選択モラルハザード

 

 

"情報の非対称性によって生じる問題のことを情報によるインセンティブ問題ともいいますが、逆選択とモラルハザードに分けることが出来ます。逆選択は、保険者が被保険者のリスクをコストなしで見分けることができない場合に契約に際して生じるインセンティブ問題であり、モラルハザードとは契約後に被保険者の行動によって契約時の期待損失が増大してしまうというインセンティブ問題といえます"

 

 

つまり、こういうこと。

 

逆選択発生

A子(同じやる気度の子と一緒に頑張りたい……)

~メンバー集めに尽力するA子~

~数日後~

A子「よし、みんなでこれから頑張ろうね!」

B子・C子・D子「はーい!!!」

――実はB子もC子もD子もダイエットの必要などない、隠れモデル体型でした。

B子・C子・D子(話し合わせて適当にがんばっとこう……)

≪完≫

 

モラルハザード発生

B子「さて、今日の結果報告をしましょう」

C子「腹筋100回!」

D子「お菓子ジュース無し、ウォーキングをしたわ」

A子「あっ、えっと……走った!!すっごく走った!!!」

~1か月後~

A子「あれ……私だけ成果出てなくない……?」

≪完≫

 

 

女子ってツラい。

 

芽生えた友情にヒビを入れないよう、対策をしてきましょう。

 

 

逆選択回避

A子「参加してくれるってことは、私たち運命共同体よね?もちろん初めに現在の体重/体型と目標体重/体型を教えてくれるわよね?ね??」

B子・C子・D子「やだこの子怖い」

≪完≫

 

モラルハザード回避

B子「A子……初めに言っておくけれど、虚偽の報告をした場合は運動量2倍ね?一緒にきちんと目標達成しましょうね???」

A子「あっハイ」

≪完≫

 

 

女子って怖い。

結論
成果は出せても友情は保証できなそう。
3.結果を記録して管理しよう

 

簿記は、企業が行う経済活動を記録するしくみです。企業の財産管理に役立ち、利害関係者の意思決定に役立っています。

――『検定 簿記ワークブック3級』P2 

 

 

計画を立てて実行したら、それを記録して管理する必要があります。

 

……なんかそういう科目あった気がする。

 

画像引用元:Amazon

 

 

あった。

 

商学部1年夏学期必修科目・会計学概論、あるいは2~年のゼメ科目・簿記システム論ですね。もう見たくない 懐かしい。

ようは、勘定科目をうまいこと設定して、ダイエットとその要因を借方/貸方に記入できれば良いというわけです。

 

というわけで、ちょっとやってみた。

 

 

勘定科目は

・食事

・間食

・運動

・基礎代謝(女性:1200、男性:1500)

・カロリー

の5つ、数字はすべてカロリーで換算しましょう。

 

 

 

ここから1日のカロリー増減を仕分けしていきます。

 

 

こんな感じです。いい感じ。

 

 

ちゃんと運動もしてみました。

 

 

「………………」

 

 

「……」

 

 

はい。

 

 

結論
記録はきちんと1つずつ細かくつけることが望ましい

 

 

 

 

さて、いかがでしたか?

 

ここまでガバガバ解説をお読みいただきありがとうございました。

でも多分、読む時間を使ってランニングとかしたほうがやせたと思います。

 

他学部科目・冬学期科目版減量計画を思いついた方がいらっしゃいましたら是非寄稿してください。

 

 

 

最後に1つ。

この話は一部フィクションです。どことは言いませんが実際の人物とは一切関係がないので、わたしにすれ違っても間違っても「太った?」などとは言わないこと。

 

 

 

 

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