映画学概論~意外と知らない?アメコミ映画入門~

アメコミ映画見るならこれを読め!オススメ鑑賞法もご紹介。


こんにちは!はっしーです。

 

突然ですがみなさんはこのポスターを覚えているでしょうか!?

「日本よ。これが映画だ!」

 

2012年公開のアメコミ映画「アベンジャーズ」公開時に話題となった宣伝文句です。ずいぶん挑戦的。これをもとにしたコラ画像も流行ったので記憶に残っている人も多いはずです。

 

キャッチコピーは流行ったけど、実際「アベンジャーズ」を見た人はどれほどいるのでしょう?正直この手の”アメコミ映画”はシリーズ作品も多く、どれも同じに見えてしまいがち。イマイチとっつきにくいと思います。実際日本ではあまりこのジャンルは人気がありませんでした。

  

ところが、全世界でみるとアメコミ映画もっともホットなジャンルなのです!入り込みづらいけど、その魅力を知ればどっぷりハマれるのも事実。というわけで今回はみなさんに少しでもアメコミ映画の良さを知ってもらいたくて特集記事を組みました。なるべくわかりやすく説明するので最後までお付き合いください!

 

アメコミ映画ってなに?

まず初めに映画の原作となるアメコミ(アメリカンコミックス)について。

基本的にアメリカの漫画作品全般を指します。ジャンルは主にスーパーヒーローもの。

後で詳しく説明しますが、マーベルコミックスDCコミックスの2社が有名です。日本でいうところの集英社小学館を想像してもらえばわかりやすいと思います。アメコミ映画はこうした漫画作品をハリウッドの大手スタジオが映像化したものなのです。

 

ひとくちにアメコミ映画と言っても過去作を含めれば膨大な数の作品があります。とてもじゃないけど、一度に全部追うのは難しい。したがって今回の記事は2016年公開の2本の映画を切り口に、現在進行中のシリーズにキャッチアップするための入門編とすることにしました。まずはじめは現在シリーズ第2作「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」が公開中のDCコミックスについて紹介します!

 

DCコミックスの世界

DCコミックスの看板キャラクターといえばバットマンスーパーマン。名前だけなら知ってるって人も多いでしょう。

そのふたりが共演するシリーズ第2作「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」が日本でも3月25日から公開されています。詳しい説明は後に回すとして、まずはこの映画をより深く楽しんでもらうために2大ヒーローを軽く紹介!それからDCユニバースの魅力をお伝えします!

 

"暗黒の騎士"と"鋼鉄の男"

コウモリの格好をした怪しげなヒーロー、バットマン。その正体は大財閥の御曹司ブルース・ウェインです。子どものころ両親を目の前で強盗に殺され、自らが住む犯罪都市ゴッサムの悪を根絶することを誓い、やがてヴィジランテ(自警団)としての夜の街で活躍するようになります。表では浮名を流すプレイボーイ、裏では”暗黒の騎士”バットマンとして日々犯罪と戦っているのです。基本的に根暗です。

 

バットマンが陰だとすればスーパーマンは陽です。”鋼鉄の男”ことスーパーマンは滅亡した惑星クリプトンの生き残り。地球に逃げてきたところを拾ってくれたごく普通の両親からたっぷりと愛情を与えられ、まっすぐな性格の青年に成長しました。彼は自分が力を持って生まれたことに何か特別な意味や使命があるに違いないと考え、自らを犠牲にして見知らぬ弱者を救おうします。その高潔な精神が素晴らしい。どうでもいいけど彼女のロイス・レインとイチャつく姿が目につきます。

 

ふたりの正義のぶつかり合い「バッドマンVSスーパーマン」

オリジンからして両極なふたり。残念なことにヒーローであるはずの彼らはやがて対立することになります。そのドラマを描くのが現在公開中の「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」です。

 

ことの発端はメトロポリス決戦。(後述の「マン・オブ・スティール」のラストで起きる大事件)

スーパーマンは、クリプトン再興を目指して地球に侵略してきたゾッド将軍を阻止すべく、彼をメトロポリスで迎え撃ちます。結果的に勝利をおさめ世界は救われるのですが、スーパーマンが何も考えずに戦ったせいで都市は壊滅。ドラゴンボール並みの超能力バトルなので当然です。被害を受けた建物の中にはブルース・ウェインの所有する企業のビルも含まれていました。大事な社員が死にまくった挙句、彼は社長として世論からも責められます。

 

みてくださいこの人生全く楽しくなさそうな顔を。彼はスーパーマンに対する怒りに震え、復讐を誓います。そんな大事件の後を描くのが本作。ゾッド将軍の遺体を回収して怪しげな実験をたくらむ若社長レックス・ルーサー、謎多き古美術商ダイアナ・プリンスなど複数の人物の思惑が複雑に絡み合い、バットマンスーパーマンの溝は徐々に深まっていくのです‥‥‥(一般市民からすれば迷惑この上ないですね!)

 

 

ちなみに故郷クリプトンでのスーパーマンの誕生から地球での成長、メトロポリス決戦に至るまでを描いたのがシリーズ1作目の「マン・オブ・スティール」です。「バットマンvsスーパーマン」を見るうえで最低限必要な設定はすでに紹介しましたが、スーパーマンのことを詳しく知れるので予習としてみておけばもっと楽しめるかも!

 

続編も期待!広がるDCユニバース

2012年公開の「マン・オブ・スティール」以降、DCコミックス原作の映画は世界観を共有し、作品同士でストーリーや設定をリンクさせています。

このプロジェクトはDCエクステンデッドユニバース(DCEU)と呼ばれ、2016年から2020年まで毎年2本ずつ公開される予定。最終的に各キャラクターが集合して「ジャスティス・リーグ」というスーパーヒーローユニットを結成するに至ります!

「バットマンvsスーパーマン」の副題ジャスティスの誕生”はこれを示唆するものだったんですね!

2016年2本目の作品(シリーズ3作目)は日本でも9月に公開される「スーサイド・スクワッド」です!直訳すると自殺部隊?ヒーローによって投獄されたヴィラン(悪役)たちが減刑と引き換えに政府の無謀なミッションに協力させられてしまうというお話。毒を以て毒を制すの発想ですね。ちなみに真ん中の仮面をかぶったキャラクターはカタナという名前で福原かれんという日本人女性が演じています。とにかく今後の展開が楽しみなDCEU。期待です!

 

来年以降の公開待機作品は以下の通り(すべて全米公開日)

2017年6月2日 ワンダー・ウーマン(右から2番目)

2017年11月17日 ジャスティ・リーグ パート1

2018年3月23日 ザ・フラッシュ(右端)

2018年7月27日 アクアマン(左端)

2019年4月5日 シャザム

2019年6月14日 ジャスティス・リーグ パート2

2020年4月3日 サイボーグ(左から2番目)

2020年6月19日 グリーン・ランタン・コープス(仮題)

 

DCはドラマも充実!

余談ですがDCコミックスはドラマ作品の展開にも力を入れており、現在5本のシリーズが製作されています。

弓矢を操るグリーンアローが主人公の「ARROW/アロー」と超高速で動くフラッシュが活躍する「THE FLASH/フラッシュ」は世界観を共有しているし、スーパーマンの従姉「SUPERGIRL/スーパーガール」バットマンに関連した「GOTHAM/ゴッサム」など多彩なラインナップ。

それら全部の世界をごった煮にして時空を超えたヒーローが集まる「レジェンド・オブ・トゥモロー」という企画も進行中!こちらも目が離せません。

 

マーベルコミックスの世界

マーベルコミックス「アベンジャーズ」「スパイダーマン」「X-MEN」が有名。大人の事情によりこれらのシリーズの映画化の権利を持っているスタジオがバラバラのため混乱しがちですが、元はといえば同じ出版社のキャラクター。

 

中でも今年は「アベンジャーズ」「X-MEN」のシリーズ作品が公開されます。

というわけで後半はマーベルコミックス作品への導入としてその世界観をご紹介!

今回はアベンジャーズに代表されるマーベルシネマティックユニバースの世界をご紹介します(X-MENユニバースの紹介はこの記事を書く僕の気力が尽きてしまったので次の機会に。あればの話ですが。)

 

マーベルシネマティックユニバースってなんだ!?

 

初心者向けの記事と言いつつ一般的知名度皆無の横文字をいきなり使ってしまいました。ちゃんと説明しますよ!先ほどDCコミックスの説明でDCエクステンデッドユニバース(DCEU)という用語が出てきましたね。マーベルシネマティックユニバース(MCU)はそれのマーベルコミックス版だと考えてください。

ふたつとも似たような名前だし混同しそうですが、じつは結構違います。DCはDCEU(映画シリーズ)とドラマシリーズの世界観を共有させていません。それに対しマーベル作品はMCUという統一された世界観の中で映画もドラマも展開しています。

 

2016年4月現在ですでに13本の映画と4本のテレビドラマシリーズが製作されていますが、全作の設定がリンクしています。だからある映画でチョイ役だったキャラクターが別の映画で重要人物として登場したり、スピンオフドラマの主役になったりすることもあります。

すべてが壮大なシェアードワールドの一部なのです!映画としては史上初の試みといえるでしょう。

 

はじめてのMCUオススメ鑑賞法

先ほどさらっと「13本の映画と4本のテレビドラマシリーズ」と言いました。おそらく多くの人が「多すぎ!」と思ったことでしょう。わかりやすくするため、日曜の夜に一時間かけてMCU映画シリーズの一覧表を作ってみました(ドラマを入れ忘れたけどもう力尽きました。矢印は公開順です。)

たくさんありますね!これを一気に観るには時間も体力も必要…いくら湯水のように時間を使える大学生とはいえ、厳しいでしょう。決して一見様お断りのシリーズではないのですが、入りづらさがあるのは否めません。

そこで、シリーズのソフトを全部買い揃えヒマさえあれば見返してる僕が"はじめてのMCUオススメ鑑賞法"を考えてみました!全部で4つあります。これならいけそう!って方法を見つけて試してみてください!

 

1.とりあえずヒーロー大集合映画「アベンジャーズ」をみる

 

僕個人として一番オススメしたいのは、最初にヒーロー大集合映画「アベンジャーズ」を見てしまう方法。

上記の表を見ればわかる通り、MCU

「アイアンマン」から「アベンジャーズ」フェーズ1

「アイアンマン3」から「アントマン」フェーズ2

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」以降をフェーズ3 といった具合に、ヒーローが集結して戦う「アベンジャーズ」ごとにシリーズを区切っています。

特にフェーズ1は、各ヒーローのオリジン(起源)を単独主演映画で紹介し、その締めとして「アベンジャーズ」を置いています。これまで映画の主演を張ってきたヒーローたちが地球最大の脅威を解決するべく共演しちゃうのです!しかもこれまでの作品を見たことがない人でもある程度各キャラクターの特性が理解できる丁寧な作りになっています。

したがってこのお祭り映画「アベンジャーズ」を体感しMCUの世界を理解した上で、気に入って、もっと詳しく知りたいと思ったキャラクターの映画を見ればよいのです。もし気に入らなかったら他の映画を見なきゃいいだけの話なので省エネでもあります(本当は一回で見切りをつけないで欲しいですけどね!)

 

2.シリーズ第1作から順番にみる

これは時間に余裕がある人向け。MCUの世界観は作品を追うごとに広がりを見せていきます。

手っ取り早くMCUを知りたければ「アベンジャーズ」から入れば良いのですが、やっぱりベストは一作目の「アイアンマン」から順番にみることです。

徐々に設定がリンクしていき、ヒーローどうしのつながりが強くなっていく過程を追っていく高揚感は他の方法では味わえません。

 

3.気になるキャラクターのシリーズからみる

MCUにはたくさんのキャラクターが登場するので、シリーズのファンにはそれぞれお気に入りのキャラクターがいたりします(僕はキャプテン・アメリカがダントツで好き)。なのでひとつの楽しみとして提示したいのが「気になるヒーローを見つける」という方法。みなさんには特に人気が高く「ビッグ3」とも称される3人のヒーローとその出演作を紹介します。

 

"鋼鉄の男"アイアンマン

上の画像の真ん中に立っているのがアイアンマン。その正体は大企業スターク・インダストリーズの御曹司で社長、天才科学者のトニー・スタークです。彼はアフガニスタンで自社製品のデモンストレーションをした帰り、米軍に護送されている最中にテロリストに拉致・監禁されてしまいます。そこで脱出のためにその場の廃材と知識だけで作りあげたのがアイアンマンMark1。事件後、彼は自分の開発してきた兵器によって未来ある自国の若者が殺されていることに深くショックを受け、スターク・インダストリーズの軍事部門撤退を発表するとともに、ヒーローとして世界の脅威となっているテロリストたちと戦うことを決意します(「アイアンマン」)。ヒーローとしてのオリジン(起源)が罪滅ぼしの意識から始まっていることは、トニー・スタークというキャラクターを理解するうえで重要ではないでしょうか。

 

また、彼はアイアンマンスーツ依存症に悩まされたり(「アイアンマン2」「アイアンマン3」)、宇宙からやってきた侵略者との戦いで死にかけたことがトラウマになってしまったり(「アベンジャーズ」「アイアンマン3」)精神的にとても弱い部分があります。むかしはパーティー三昧で前日夜を共にした女性の名前も覚えていないプレイボーイの鑑みたいな性格でしたが、ヒーローとしての活動を始めて以降は遊びもやめ、戦うたびに自分や周囲の人々を傷つけてメンへラ状態に陥っています。鉄のボディの内側に隠された繊細な心が彼の魅力とも言えるでしょう。来年公開のスパイダーマンの映画では、スパイダーマンの師匠ポジションとして登場するとのウワサもあり、今後も最重要キャラクターであることは間違いありません

 

登場作品

「アイアンマン」

「アイアンマン2」

「アベンジャーズ」

「アイアンマン3」

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」

 

"世界で最初に誕生したヒーロー"キャプテン・アメリカ

上の画像の右奥に立っているのがキャプテン・アメリカ。彼の正体は第二次世界大戦の際、米軍の「超人結成計画」に参加して肉体改造を受けたスティーブ・ロジャースという青年です。元々は天涯孤独で貧弱な体のもやしっ子でしたが、その高潔な正義感と勇気が評価され、超人結成兵士第一号として選ばれたのでした。彼は星条旗をまとった戦争の英雄です。ナチスドイツから分離・独立し、圧倒的な技術力で世界征服をたくらむ秘密結社ヒドラと果敢に戦いました。任務の最中に幼馴染で同僚のバッキー・バーンズを失い、さらにはヒドラの核攻撃を阻止するため、わが身を犠牲にして制御を失ったミサイル搭載の飛行機を北極海に墜落させました(「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」)。完全に戦死したと思われていたのですが、奇跡的に現在に復活し、世界を守るヒーローとしての活動を再開します(「アベンジャーズ」)。

 

その後、自身の所属する地球防衛組織SHIELDにテロリストとみなされ、逃走生活の末、世界を根底から覆す巨大な陰謀と対峙することになります(「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」)。ちなみにSHIELDからの逃走の中で対決する謎の暗殺者ウィンター・ソルジャーの正体は...この記事ではネタバレを避けたいのであえて書きませんが、最新作「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」を理解するうえでとても大事な要素になってくるので、キャプテン・アメリカのシリーズを鑑賞するなり、自分で調べるなりしてみてください。

 

彼は一度信じた正義を絶対に捨てず、最後まで守り続けます。その強さは信念を貫き続けることでヒーローになった彼自身の経験に裏打ちされたものであり、ある意味頑固な性格の彼は白黒ハッキリつけたがらない現代に貴重な存在といえるでしょう。見た目は若いのに中身は90のおじいちゃんなので車のセンスとか最悪であるなど、お茶目で抜けたところも魅力的な伝説のヒーローです。

 

登場作品

「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」

「アベンジャーズ」

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」

 

"神失格の男"ソー

上の画像で左奥に立っているのがソー。彼は神話の世界「アスガルド」の住人であり、王オーディンの息子です(ちなみにソーは英語のサンダーの語源)。彼は王の息子として申し分ない頭脳と体力を持ちながらも、その傲慢な性格が災いして勝手に異民族との争いを起こし、戦争一歩手前まで事態を悪化させてしまいます。激怒した王は勇者の証であるムジョルニア(雷を起こすハンマー)を奪い、彼をミッドガルド(地球)に追放します。意気消沈するソーでしたが、彼が地球に舞い降りた際の時空の歪みを追ってきた天文学者のジェーンたちと出会い、心をかよわせる中で次第に自分の未熟さを受け入れていきます。そんな中、兄ソーへの嫉妬心を募らせていた異母兄弟のロキが、王と兄の不在を狙ってアスガルドの掌握を試みます。苦難を乗り越え、本物の勇者、そして守るべき大切な女性ジェーンを見つけ一人前の男になったソーはムジョルニアを使う資格を再び得て、ロキを倒すのでした(「マイティ・ソー」)。

 

ちなみにその後、ロキは復活して地球への侵略を開始、それを阻止すべく集結したのがアベンジャーズです(「アベンジャーズ」)。しばらくしてアスガルドの危機を察知したソーはその原因を探るべく地球に帰還、最愛の女性ジェーンと故郷を守るために戦うエピソードも見逃せません(「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」)。

 

彼の魅力はその聡明で思いやりにあふれる人格でしょう。オーディンの息子という地位ながら、一度失敗を経験しているので謙虚でもあります。ジェーンという一人の女性を大切にする一途さも素敵です。

 

登場作品

「マイティ・ソー」

「アベンジャーズ」

「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」

 

4.シリーズ最新作「シビルウォー」にリンクした3作をみる
現在劇場で公開中のシリーズ最新作「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」が気になるけどなにを予習しておけばわからない…という人もいるでしょう。この作品はキャプテン・アメリカシリーズの第3作。というわけで以下の3作は最低限見ておいてほしいのです。余裕があれば時系列的に1と2の間にあたる「アベンジャーズ」も併せてチェックしてください!
 
1.「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」
2.「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」
3.「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」
 
1つ目と2つ目の作品はキャプテン・アメリカのオリジンと現代での彼の戦いを描いています。彼のキャラクターを知る上でとても大事な2作です。
3つ目の「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」も本作と対になっている作品なのでぜひ見てほしい。アイアンマンことトニー・スタークが作った人工知能を持つ平和維持ドロイド(ウルトロン)が暴走し、アベンジャーズがそれを食い止めるという内容。当然と言っては野暮ですが、この映画のラストでなんとか世界は救われます。しかし戦いの中でひとつの国が消滅し、多数の死者を出してしまう。あまりに強大な力が一般市民の脅威にもなってしまったんですね。
「シビル・ウォー」はその直後のお話。ウルトロン事件は当然大きな問題となり、妥協案としてアベンジャーズを国連のコントロール下に置き、出動要請があった時だけ活動をしてもらうルールを定めた「ソコヴィア協定」が提示されます。しかし、その調印をめぐりアベンジャーズは真っ二つに割れ、国連でのテロ事件も絡んで事態は複雑な展開を見せていく…というのが本作の内容。
ヒーロー同士の信念のぶつかり合いがメチャクチャ熱い!ぜひご覧になってください。
スピンオフドラマ&外伝も展開中!ひろがるMCUの世界

DCEUはドラマと世界観を共有しないのに対し、MCUは映画もドラマもぜんぶ話が繋がっています。スピンオフドラマとしては、SHIELDのプロフェッショナルたちが未知の脅威と戦う「エージェント・オブ・シールド」、SHIELDの創設者でありキャプテンアメリカの恋人だったペギー・カーターの活躍を描く「エージェント・カーター」があります。どちらも映画と密接にリンクした興味深い内容。

特に「エージェント・オブ・シールド」では今後の映画シリーズにも影響しそうな世界を根底から覆す秘密が一足先に明かされています!「ダメージ・コントロール」なんていうヒーローとヴィランの戦いで破壊された街を修復する専用企業の活躍を描くドラマも企画されているそうです。ますます楽しみ!

また外伝はNetflixで限定配信されています。NYの下町ヘルズキッチンで昼は弁護士、夜はヴィジランテ(自警団)として活躍するヒーローが街を牛耳るマフィアと戦う「デアデビル」、事故で超能力を得た探偵がかつて自分を傷つけた心を操るストーカーと再び対峙する「ジェシカ・ジョーンズ」があります!アベンジャーズとはスケールが違いますが世界の広さを感じさせサブテキストとして楽しめます。
ちなみに今後は「アイアン・フィスト」「ルーク・ケイジ」の製作が予定されており、最終的に4人が集結してNYを守るヒーローユニット「ディフェンダーズ」が公開される予定です。
まさしくミニアベンジャーズです。
スパイダーマンも参戦!今後のMCU

アベンジャーズの分裂という波乱の幕開けとなったMCUフェイズ3。今後3年間で怒涛の年に3本ペースで新作が公開されます。つまり、いまMCUにハマってしまえば年に3回も最高の楽しみがあるというわけ!ラインナップを見てみると、SHERLOCKでおなじみのベネディクト・カンバーバッジが魔術師に変身する「ドクター・ストレンジ」、大人の事情でこれまで不可能だった夢の共演がついに実現「スパイダーマン:ホームカミング」、アメコミ史上最初の黒人ヒーロー「ブラックパンサー」、MCU待望の女性ヒーロー単独主演作「キャプテン・マーベル」などフレッシュな面々も登場。初心者でもついていけそうな親切設計です!

アベンジャーズ3は前後篇!壮大な映画が期待できそうです!以下に一覧表を作りました(「ドクター・ストレンジ」以外は全米公開日)

 

2016年12月 ドクター・ストレンジ

2017年5月4日 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.2

2017年7月28日 スパイダーマン:ホームカミング

2017年11月3日 ソー/ラグナロク

2018年2月16日 ブラックパンサー

2018年5月4日 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーPart1(仮)

2018年7月6日 アントマン・アンド・ザ・ワスプ

2019年3月8日 キャプテン・マーベル

2019年5月3日 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーPart2(仮)

公開日未定 インヒューマンズ


いかがだったでしょうか!気合い入れて書いたら結構な文量になってしまい、最後まで読んでくれた人がどれだけいるのかあまり考えたくありませんが…

この記事を通して少しでもアメコミ映画に対する興味を持ってくれる人が増えたら嬉しいです。

メチャクチャ楽しくて深い世界なのでたくさん仲間が欲しい!と思ってます。ちょっとでも気になった人は、とりあえず公開が終わる前に「シビル・ウォー」を見に行ってください笑 


 

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