思わず目をひく素敵なビラは、こんな風にできていた!?
みなさん、おはこんばんにちは。
新入生の皆さんは、はじめまして。
ライターのOBAです。
さてみなさん、
春です。
新歓期真っ只中です。
新歓期の最初のビックイベント・サークル紹介~入学式の流れもひと段落付き、サークルの新歓委員の皆さんも一息ついたことと思います。
新入生の皆さんは、きっとたくさんの新歓を受けて、どのサークルにしようか悩んでいるのではないでしょうか。
これからの新歓期、各サークルが準備するもの、各サークルが皆さんに配るもの、それは……
ビラです。
構内の掲示板に貼ってあったり、これから先、生協前などで手渡されたりするであろう、アレです。
ハイセンスなビラを見つけると思わず「おっ」と目に留めてしまいませんか?
本日は、そんな「一橋大学構内で見つけたハイセンスなビラ」を3団体分ご紹介します。
さらにさらに、制作の裏話を発行サークルに伺いました!!
次のイベントビラ、どう作ろう……と迷っているサークルの新歓担当の皆さん。
今度どの団体のイベントに行こうかな、と迷ってる新入生の皆さん。
――必見です。
一橋大学管弦楽団 |
さて、まずご紹介するのは、一橋大学管弦楽団さんの新勧ビラとコンサートの告知ビラです。
……いや、あの、これ凄くない?
語彙力なくて表現できないのが心苦しいくらいに、どちらもとにかくカッコいい。
管弦楽団さんはいままでの各公演のビラもどれも秀麗で繊細で、見ていて思わずため息が出てしまいそう。
早速、制作者の方々に、お話をお伺いしましょう。
――つづいてスプリングコンサートのビラに移ります。
――ビラは何を使って作られていますか?
SAIとPhotoshopを併用しました!あとペンタブ。
――1~2週間!!!大作ですね。部のほうで、ビラに力を入れる、
ありがとうございます!恐縮です。
――お二方とも、ありがとうございます。管弦楽団さんの次回作にも期待していますね!
大学生というのは新しいことを始めるのに最適な時期だと私は考え
4/9は新歓合宿に被ってしまっていますが、新歓合宿に行かない新入生の方!新入生ではない方!ご家族の方!この記事を読んでくださった方!兼松講堂に是非お越しください。
どちらのビラもとても素敵ですが、やはり、こんな風に、丁寧に手間暇をかけて作られていたんですね……!!舞台裏を知れて、感激です。
新入生でない方は、4月9日、スプリングコンサートへ行ってみてはどうでしょう。
一橋祭運営委員会 |
続いてご紹介するのは、一橋祭運営委員会さんのビラです。
3/365。ってコピーが好きで、選ばせていただきました。
はじめは「何だろう?」と思った方も多いと思いますが、意味が分かった瞬間、ああ、とストンと落ちる、素敵なコピーです。
締めの「一瞬の祭に、一生の夢を。」に表れるように、たった3日間の一橋祭に全力を注ぐ、という熱が伝わってきませんか??
お話、聞いてきました。
――まず初めに、このコピーはどういう経緯で決まったのかを教えてください。また、込めた思い、伝えたいことがあったら是非。
実はこれを考えたのは私ではなくて、新入生に配るパンフレットの表紙を作った先輩なんですが(笑)その表紙を見た時に強く印象に残っていたんですよね。
新入生のみなさんに見てもらうためのポスターを作るにあたって、私たち一橋祭運営委員会の特徴を考えたんです。そのとき思い出されたのがこのコピーでした。
私たちの委員会は1年中活動してはいるんですが、もちろんそれらの活動そのものが目的というわけではありません。1年間の活動のすべては11月のたった3日間のためにやっている、っていう団体は珍しいと思うんですよね。見方によってはとても儚いかもしれないですが、その一瞬のために1年を捧げる楽しさを新たな1年生委員にも知ってほしいなと考えてこのコピーを選びました。
――コピーに、先輩から受け継いできた想いまでのっているようで素敵ですね。
続いてデザインについてお伺いしたいのですが、ビラは何を使って作りましたか?作る際に苦労したこともあれば是非。
デジタルツールを使って、作成しています。ラフを手書きで書いて、それに合わせてパソコン上でパーツを配置していく形ですね。
一橋祭運営委員会という言葉と3/365というコピー、あと委員の写真を目立たせたいと思っていたので、それらが映えるようなデザインにしました。ポスターは一瞬しか見てもらえないことが多いので、その一瞬でいかに見る人に訴えかけるかということに頭を悩ませながら作りました。
また、写真も委員が真剣な目で活動している場面にしたかったので、その選定にもかなり時間をかけました。
――「見る人に訴えかける」とのことですが、具体的に、ビラのデザインはどういった経緯で決めていったのでしょうか?
カラーで大きめのポスターを作れるせっかくの機会だったので、写真を多用した鮮やかなものにしようと考えました。そこから先がなかなか決まらず悩んでいたころに目にした、写真をタイル状に配置したビラに着想を得ました。
加えて、紙面を3分の1と3分の2に分けてデザインすると美しく見えるという理論を聞いたことがあったので、およそ3分の2を写真が占めるようにしたのが工夫したところです。
また、【最初に大きな文字でフックになるような文言を書く→小さい字で説明→最後に企業名とか商品名とか】という企業のポスターをよく見かけて印象に残っていたので、それを真似してみました。
――本格的ですね!きちんと考えぬかれたからこその、印象に残るポスターだったのですね。
最後に、ビラの担当者の方から新入生へ、ヒトコトお願いします。
一橋祭はたった3日間ではありますが、一橋大学や学生のみなさんはもちろん地域住民のみなさん、ひいては国立市にとっても特別な3日間を創り出す祭です。これを見てくれている新入生のみなさんの中にはもちろん一橋祭運営委員にならない人もたくさんいるでしょうが、一橋祭はみなさんのための祭ですから、11月になったら存分に楽しんでほしいと思います。
そして、委員になってくれるみなさん。委員として経験する一橋祭もそれまでの委員会生活も、最高に楽しいことを保証します。ぜひ勇気を出して飛び込んでみてください!(凡人でもこんなポスターを作れるようになるよ!)
――ありがとうございました。
一橋大学馬術部 |
最後に取り上げるのは、こちら!
一橋大学馬術部さんです。
ビラ制作係のみなさん、白黒のビラだから、って妥協してはいませんか?
アイデア1つで、こんなビラだって作れちゃうんです。パッと目を引いて、それからじわじわくる。一度見たらなかなか忘れないし、何より「何の団体のビラなのか」がスッキリ一目瞭然なのが魅力。
それでは、このビラを制作した馬術部さんにお話を伺いましょう。
――パッと見て、まず馬の文字が目を引きますが、この「馬の象形文字」というアイデアはどのような経緯で出てきたのでしょうか?
馬の走る姿が好きで、風になびくたてがみや疾走感を出したかったからです。馬を描くのって意外と難しいんですけど、まだ漢字ベースならデフォルメしても違和感は少なくて描きやすいというのも理由のひとつです。
――馬の大きくて美しい動きが伝わってきて、素敵です。このビラを作るにあたって、大変だった点はありますか?
大変だったのは、
――新歓期には白黒印刷とカラー刷りのビラの2つが出回っていますが、白黒印刷にした理由はあるのでしょうか?また、白黒印刷にするにあたってデザイン面で工夫した点があれば教えてください。
白黒印刷の方が馬のかっこよさが出るから、
――確かに白黒一択だと、潔さと統一感があってカッコいい!カラフルな新勧期の学校の中でもひときわ目立ちますね。
最後に、新入生のみなさんへヒトコトお願いします!
馬に乗れるようになる機会なんて、
ちなみに、馬術部さんの看板は東キャンパスの、門を入ってすぐのところにありますよ~。
授業の前に要チェック!!
「予算の関係でビラが白黒……」だなんていう他団体の方、あきらめるのはまだ早い!!
是非参考にされてみては?
いかがでしたか?
せっかく作る新歓ビラ。
どうせなら、たくさんの人に見てもらって、すこしでも印象付けたいですね。
この記事が、そんな皆さんの参考になったら幸いです。
一つ目の管弦楽団さんのコンサートは新歓イベントではないので、2~4年生の予定が合う方はぜひ!!
新入生の皆さんも、「大量にもらうビラって、裏でこんな風に作ってたんだ…」と思っていただけたら嬉しいです。
「入学おめでとう!」と「うちのサークル、素敵でしょ?」って気持ちをたくさんたくさん込めて、精一杯作っています。
これからの新歓期、是非少し意識して、身の回りのビラに目に留めてみてください。
それでは!
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