己を疑う人となれ!間違いだらけの劇団コギトインタビュー

一橋祭公演『クリス・某』直前、新感覚間違い探しインタビュー。


こんにちは。ライターのMC菩薩です。

 

いよいよ佳境となってきた一橋祭徹底特集、今回は一橋祭公演『クリス・某』を目前に控えた劇団コギトへの、「新感覚間違い探しインタビュー」をお届けします。


新感覚間違い探しインタビューってなに?


新感覚間違い探しインタビューとは、その名の通りインタビュー中にいくつかの間違いが含まれているという、「インタビュー」の概念を根底から覆す営みのこと。これからお送りするインタビューの中では劇団コギトの人がそれっぽいことを言っていますが、その中に結構な割合で真っ赤な嘘が含まれているということです。ぜひ、皆さん「己を疑う人」(=コギト)となって、インタビュー中の間違いを探してみてください。

 

間違いは全部で5個あり、怪しい箇所は赤字で示されています。

間違いだらけの劇団コギトインタビュー


「こんにちは。ライターのMC菩薩です。今日はインタビューよろしくお願いします。」


広報担当の山本です。よろしくお願いします。」

 

「同じく広報担当の高橋です。お願いします。」


「さっそくですが、今回の一橋祭公演『クリス・某』のあらすじを教えてください。」


「えっと、怪しげな女探偵のクリスっていう人がいるんですけど、ある日クリスのもとに殺人予告が送られてくるんですね。えーっと、それで、結局人が殺されるみたいな……。」

 

「ちょっと待って、いきなり話飛び過ぎだし、それあらすじじゃなくてネタバレじゃん!あと、結局人は殺されないよ!」


「あれ、そうでしたっけ?(笑) まあ、とにかくクリスのもとに殺人予告が届いて、犯人は誰だ!?殺人は起こるのか!?っていう、そういうコメディー推理劇です。」

 

「この広報大丈夫かな……。」


▲左手に持ったスマホで高橋さん(写真右)をリモートコントロールする山本さん(写真左)。
▲左手に持ったスマホで高橋さん(写真右)をリモートコントロールする山本さん(写真左)。

「主人公のクリスは女性ということですが、事前に送っていただいた資料に女装した男性と思われる写真がありますよね。かなり意味深な写真ですが、この人がクリスですか?」


「えっ……違います……。っていうかこれ、何……?


「これは衣装合わせの時にふざけて撮った写真で、本編とは全く関係ないですね。クリスは普通に女性で、女性の役者が演じてます。」


全く関係ないのかよ。

▲その瞳に映すのは、世界。
▲その瞳に映すのは、世界。

「お二人は広報担当ということですが、広報担当の仕事内容を教えてください。」


「広報としては、主にTwitterの管理とメールチェックが仕事です。それだけだと暇なので、大道具制作などのスタッフワークも手伝っています。」

 

広報って、他の役職とは異なり作品制作のスキームを俯瞰的に見るのがタスクなんです。だからこそ、スタッフや役者を積極的にエンカレッジしてモチベーションをキープさせたり、脚本・演出と積極的にコミットすることで作品のヴィジョンをチーム全体でシェア出来るようにしています。

 

「つまりワークがハードってことですね。製作段階で何か苦労したことはありますか?」

 

「今回は小道具の数が物凄く多くて、しかも練習中に壊れたりもするので集めるのが大変です。あとは大道具制作がなかなかハードで、進行が遅れていて今結構ピンチですね。あまりにピンチなので、IKEAで買えるものはIKEAで買うことにしました。」

 

マジか。

▲ファイル状の頭部を持つ謎のキャラクター(写真左)と山本さん(写真右)。
▲ファイル状の頭部を持つ謎のキャラクター(写真左)と山本さん(写真右)。

「今回の公演はいつ頃から準備を始めたんですか?」


「8月中旬に投票で演出が決まり、その後9月の初めに脚本ができ、9月の中旬に役職を決めました。本格的に動き始めたのは9月下旬ですね。役者は声の張り方や体の使い方などの基礎練習から入り、その後役を決め、あとはひたすらセリフを覚えるという流れです。」


「普段は脚本と演出は同じ人が担当するんですけど、今回はそれぞれ違う人が担当したので、価値観の相違が色々あったりで最初は大変でした。が、今では本当に仲がいい2人です。


(苦笑)


え、大丈夫?

▲左手に持ったスマホを右手のハンドパワーで回転させている高橋さん。
▲左手に持ったスマホを右手のハンドパワーで回転させている高橋さん。

「一橋祭をもって代替わりするということですが、やはり一橋祭公演はコギトにとって特別な公演なんですか?」


「一橋祭公演は普段以上にお客さんがいらっしゃるので、役者希望者が多くなります。通常の集客は100人から150人ほどなんですが、去年の一橋祭公演には述べ330人のお客さんがいらっしゃいました。」

 

「教室で公演をするのは一橋祭だけなので、そういう意味では特別ですね。教室でやるからこその苦労も多くて、例えば普段の公演で1ヶ月以上かけて組み立てる舞台を2~3時間で組み立てないといけなかったり、消費電力量が多くてブレーカーが落ちそうになったり。昨年はブレーカーが落ちないようにほうきをつっかえ棒にしていたら何とかなったのですが、今年はどうなるかわからないので不安です。」

 

「環境が変わるとその分慣れないことも増えるってことですね。そういえば、今回の公演名『クリス・某』ってどういう意味ですか?そもそも読み方もよくわからないんですが。」

 

「『なにがし』って読みます。意味は私にもよくわかりません。


「……はい。」

「それでは、最後に一橋祭公演への意気込みをお願いします。」


「Twitterの更新がちゃんと出来るように頑張ります。」

 

「みんな頑張ってるので、これからさらに頑張ります。」


「頑張るのって大事ですよね。ありがとうございました。」

▲頑張るぞ!
▲頑張るぞ!

いかがだったでしょうか。劇団コギトへの新感覚間違い探しインタビューでした。

 

さて、インタビュー中に仕込まれた5つの間違い、皆さんは全て見つけられましたか?答えが気になって夜も眠れない読者の方も多いと思いますので、さっそく答えを発表していきましょう。

 

インタビュー中では広報担当を自称していた山本さんですが、実は何の役職にも就いていない無職なんです。ちなみに、高橋さんは作品の内容をちゃんと覚えていませんでしたが、本物の広報担当とのこと。それはそれで心配

 

 

 

 

無職だから完成した作品を見られないので、山本さんは登場人物が殺されるかは知りません。登場人物が殺されるかは実際に公演に行って確かめましょう。

 

 

 

 

まあ、無職ですからね。無職なりにスタッフワークの手伝いを頑張っているとのことです。普通に偉い。

 

 

 

 

このDIY精神は凄いですね。ちなみに山本さんは時間短縮のためにIKEAに行くべきだと主張したのですが、無職なので聞き入れてもらえなかったそうです。

 

 

 

 

ブレーカーが落ちまくったせいで一橋祭委員にこっぴどく怒られ、ここには書けないようなペナルティを受けたとか受けなかったとか。委員の方に迷惑を掛けないよう、他団体の皆さんも電力消費量にはくれぐれも気をつけましょう

 

 

 

 


ということで、インタビュー中に仕込まれた5つの間違いは以上です。ちょっと簡単過ぎましたかね。全問正解した方には、僕からの惜しみない賛辞(1000万円相当)をプレゼントしたいと思います。

 

さて、劇団コギトの一橋祭公演『クリス・某』は、11月1日(日)の11:00~と14:30~11月2日(月)の11:00~と14:30~11月3日(火祝)の13:00~ の計5回、西キャンパス本館の30番教室にて上演されます。老若男女が楽しめるコメディ推理劇になっているとのことなので、ぜひ皆さんお誘い合わせの上、足を運んでみてはいかがでしょうか。公演の詳細は劇団コギト公式HPを参照してくださいね。

 

 

2015年度一橋祭公演

『クリス・某』

ー探偵嬢、好奇心の赴くままに!―

脚本:加来祥太郎(一橋経3年)

演出:青木文太朗(一橋社2年)

 

■あらすじ

古いモーテルに住む正体不明の女探偵、彼女の元に一つの依頼が舞い込む。 個性的な面々の容疑者達。ふざけた推理は一進一退、二転三転、右往左往。一体誰が脅迫状の送り主なのか……? コメディ?推理劇?イカれた女の奇想天外ショータイム!

 

■公演日程

11月1日(日)11:00~/14:30 

11月2日(月)11:00~/14:30 

11月3日(火祝)13:00~ 


*開場は開演の30分前となります。

*上演時間は約80分を予定しております。途中休憩等はございません。

*全席自由席となっております。座席数に限りがございますので、お早めにご来場ください。特に午後の回は混雑が予想されます。

*前年度と異なる日程となっております。十分ご確認の上お越しください。

 

■会場

一橋大学西キャンパス本館30番教室

(JR中央線国立駅南口より徒歩15分、JR南武線谷保駅より徒歩25分)


■料金

無料

 

■キャスト

林揚羽、冨谷悠、松永ちひろ、木嶋一喜、佐藤佑樹、藤田美穂、熊野香名、板垣宏直、関慶司


■スタッフ

【舞台美術】森口大和、川中子遥人、飯野玄

【音響】岩渕友里、武井彩美(補佐)

【照明】森尾大樹

【衣装・小道具】日下部友香、吉田佑莉、山崎佳奈

【制作・広報】黒田海央、高橋実香

【大道具】岩間花示丸、飯田紘一朗

 


以上、「己を疑う人となれ!間違いだらけの劇団コギトインタビュー」でした!

 

 

 

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