サンリオが壊れた!? 攻めすぎている【キャラリーマン総選挙】って、何ですか?

かわいくない……かわいくない!!!!


※参考、画像引用元:サンリオ キャラリーマン特設ページ http://sanriochararyman.com/

 

 

どーもです、おーばです。



さてさて、今回記事の当番になるにあたってネットサーフィンしていたところ、こんなものを見つけてしまいました。



……んんんん!???



見た瞬間、思いました。嗚呼、これは嫌な予感しかしない、と。



一橋大学でもかなり流行った「ちゃんりお」から数カ月、どうやら、サンリオが、次のバズりを求めて動き出したようです。商魂たくましい企業努力です。走り出す方向の確認をするべきだと思いました。

 

 

一体このカオス「キャラリーマン」とは、何なのでしょうか。

以下、公式HPより引用。



サラリーマン・OLをテーマした

25の新キャラクターがエントリー!


あなたの1票が

今後のキャラリーマン人生を

左右するかもしれません。


プロフィールページでは

キャラリーマン達の笑いと涙の

アツいストーリーを一挙公開!


疲れたあなたのキモチを

キャラクター達が

癒してくれる事でしょう。

たぶん……。



「たぶん」

はい。



みなさん。どうやら、夢いっぱいでキラキラな世界に住んでいるとばかり思っていたサンリオキャラクターですが、ついに、ついに世の中の世知辛さを、純粋無垢な子供たちに伝え始めようとしているみたいです。事件です。



「国際的に通用する産業界のリーダーたり得る人材の育成を使命としてきた一橋大学」に在籍する私たちの中には、卒業したら、一般企業に就職し、サラリーマン・OLとなるも多いでしょう。

つまり、彼ら彼女ら、キャラリーマンは、いわば、私たちの人生の先輩なのです



今回はそんな「キャラリーマン出馬キャラ」の中から、独断と偏見で選んだ「一橋生が人生の師としたくなるキャラ」ベスト3を挙げたいと思います。まず、ワンルームマンションでマツコの知らない世界を観ながら独り寂しく25キャラ分読了した私の根性を褒めてほしいです。





さて、本題の前に、ひとつ、気になるのがココ。



ダメでしょう。それ、サラリーマンとして。



第三位 意識高い系の新星降臨

    宇崎主任


巷にあふれる難解なビジネス用語をエッジィでコケティッシュな×の内バリキャリOL・宇崎主任といっしょにメイクセンス♡

新たな時代の波をキャッチアップしましょう!


▶プロフィールページはこちら


 

たかだか数行のプロフィールからもお分かりいただけるように、この「宇崎主任」、なによりもまず、とにかくウザい!!!(※褒め言葉です)

プロフィールページに飛ぶと、各キャラの、思い思いの紹介4コマ漫画と、LINEスタンプの一覧が閲覧できますが、他のキャラを大きく引き離す、この圧倒的カタカナ力、もう、凄まじいです。キャラクター2/25の段階で、既に「サンリオは、一体、どこへ向かっているのでしょう……」と遠い目をしてしまった私は悪くない、はず。

 

 

鳥獣戯画よろしくシュールアンニュイな筆仕様のタッチや、昭和を彷彿とさせるキラキラフェイスといった、サンリオ内ではマイノリティビジュアル要素が、宇崎主任のユニークさフィーチャーしていますね。辞書をちまちま引きながら書きましたが、とうてい宇崎主任には及びません。用法合っているんでしょうか。

 

 

これだけのカタカナ語を、淀みなく、自然に使いこなせる宇崎主任、実際に挑戦してみると、その凄さがわかります。さすが、キャラリーマンきっての意識高い系ですが、一橋生たるもの、「彼女、ほら、意識高い系だから」と、ひとくくりにして、自分とはちがう存在だ、と決めつけていても良いのでしょうか。ウザがっていても、良いのでしょうか。彼女のような人を理解し、認め、良い部分を吸収できてこそ、「国際的に通用する産業界のリーダーたり得る」のではないでしょうか。

 

 

想像してみるのです。十数年後、×の内のオフィス街で、肩で風を切りながら颯爽と歩く自分の姿を。いい感じですね。黒革のA4カバンを肩にかけ、手にはプレゼン資料。ほらカッコイイ。ピンヒールをカツカツ鳴らすとなお良し。ちょっと背伸びして買った高級腕時計を左手首につけ、耳にはスマートフォンをあてて、部下に指示を出しながら、取引先に向かいます。「オンスケで進んでるの?もう企画はキックオフしてるのよ!……え?そんなエクスキューズ聞きたくないわ……ほんと、生理的にスコープ外だわ。とりあえずエビデンス残しておいて!」(※LINEスタンプより抜粋)

 

 

結論:やっぱりウザかった(※褒め言葉です)

 


第二位 THE☆ぼっち

    片っぽくつしたちゃん


拝啓、かたっぽ様、お元気ですか?

僕は元気です。

「おひとりさま」の頂点を極めた、片っぽくつしたちゃんが出会う、大都会スペクタクル。

あぁ、あなたに会えてよかった。


▶プロフィールページはこちら


 

パッと見、色鉛筆で描かれた、絵本に出てきそうなかわいらしい見た目をしていますが、プロフィールを読み、4コマ漫画を見た今となっては、くりっとしたその目に狂気しか感じられません(※あくまで一個人の感想です)。

 

 

彼はどうやら、片方だけなくされた靴下。あなたの箪笥の引き出しの中には、彼のような悲しい運命をたどる靴下が存在してはいませんか?大丈夫ですか?物は大切にしましょう。夜中に枕元に立たれることになってからでは遅いのです。

 

 

そんな彼は、’「おひとりさま」の頂点を極めた’と記されています。そう、彼はキングオブぼっちなのです。

なんとも物悲しく、ともすれば貶し言葉になる「おひとりさま」。ですが、横目に一足組の靴下を見て静かに羨む彼を、それでもLINEスタンプの中では健気にカラ元気を出して微笑む彼を、見れば、ほら、「おひとりさま」がなんだ、いいじゃないか、人間だもの。靴下だけど。そう、思えてきませんか。どんなに頂点を極めても、ずっと一人の孤独な王様。狂気に満ちているなんて言って、ごめんなさい。あなたのその目は零れ落ちる涙を懸命にこらえていたのね(※あくまで一個人の感想です)

 

 

 ワンルームマンションでマツコの知らない世界を観ながら独り寂しく25キャラ分読了した私の心に響いたので、堂々の2位とさせていただきました。「独断と偏見」と明記したので、何の問題もありません。

私みたいに、彼の人間性に思わず惹かれたら、「片っぽくつしたちゃん」を、是非心の「人生の師にしたいリスト」に加えてあげてください。靴下だけど。

 

 


第一位 圧倒的センター

    歯ぐるマンスタイル

 

歯ぐるま達(ビジネスマン)の

歯がゆい思いを代弁する、

歯に衣着せないスタイルです。

 

▶プロフィールページはこちら


 

目に優しいアイボリー色のボディ、物静かな口調、「歯」という地味な設定、平坦で淡白な顔立ち。一見、彼らはセンターには向いていません。どちらかといえば、休み時間、教室の片隅で、静かに読書をするような、そんな歯。けれど、彼らのLINEスタンプを見ればわかります。上手い、とにかく上手い、と。

 

 

「歯」という己のアイデンティティを余すところなく貪欲に使い切る、そのギャグの数々。死線を潜り抜けてきた玄人スナイパーさながらに、余裕を見せつつ、的確に笑いのツボを押さえてきます。彼らの手にかかれば、おとなしい語り口は、そのギャグのシュール性を高め、見た目や設定の地味さすらも、きらりと光るギャグのセンスを際立たせることに一役買っています。汎用性も高く、うっかり使いたくなってしまうスタンプ。ぽちっと、購入ボタンを押してしまいそうです。「歯ぐるマンスタイル」……恐ろしい子。

とにかく、彼らは自己プロデュースが上手いのです。キャラリーマン界の指原莉乃なのです。

 

 

そんな彼らは、いずれは一橋生のほとんどが通るであろう「就活」において、社会人の先達として指針を与えてくれるでしょう。自分をどうやってアピールしていくか、自分らしさを出し、評価されるにはどうしたらいいか、彼らは私たちに、そのヒントを与えてくれるでしょう。

 

 

と、同時に、彼らは私たちに、次のようにも語り掛けてくれているようです。「特別なことなんていらない。ありのままのあなたでも、磨けばきっと光ってくれる。歯だけに」と。

指原莉乃は、総選挙でこんな言葉を残しています。「私は落ちこぼれです。選ばれた人間ではありません。全国の落ちこぼれのみなさん、私の1位を、どうか自信に変えてください」

「歯ぐるマンスタイル」もまた、私たちに、大きな自信を与えてくれるでしょう。

 

 

ヒトツマミ読者のみなみなさまからの、そんな意図ゼッタイねーよ、というツッコミ、お待ちしています。




いかがでしたか?

他にもちゃんと、見れば見るほどかわいい「八家よいこ」とか、頑張って生きてほしい「シュールな面々」とか、「民間企業に勤める給与所得者」というサラリーマンの概念をガン無視しやがっている「だるま刑事」、とかとか、思わず二度見したいキャラクターが沢山いますよ。正統派kawaiiキャラクターを求めてはいけません。



あなたの推しメンは、どれですか。

投票期間は、~10/27!!



ちなみに彼ら彼女らのLINEスタンプは、つい先日リリースされました。課題に追われたとき、インターンで疲れ切ったとき、社畜よろしくサークル活動漬けな時、等々で使っていきましょう。使う機会がないほうが、幸せな人生である気もします。

 

 

 

 

 

ちなみに、この記事を書き終わってから、記事のカテゴリーを「ヒトシラ」から「クソコラ」に変更したい気持ちでいっぱいになりました。理由は、まあ、あれです。

お粗末さまでした。

 




番外編 ジョージオージー


ふいた。

 

 

 

 

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