ここでしか見られない、戦いがある。
どーもです、おーばです。
夏休みもあと半分。一橋生のみなさん、いかがお過ごしでしょうか。
9月の予定、もう立てました?
今回の記事のテーマは、
そうだ、美術館へいこう(第二弾)。
待っていました、という方、いらっしゃいますか? いらっしゃいますよね??
大学生である私たちはまだまだ夏休みを満喫できますが、お盆が明け、24時間TVが終わった今、世間一般の「夏の終わり」は、刻一刻と迫っています。夏が終わって、秋が来るのです。寂しいです。が。
今の時期は!! 凄い展覧会が!!!! 盛りだくさん!!!!!!
なのです。落ち込んでいる場合じゃありません。超有名なアノ芸術家をこれでもかと掘り下げたり、国宝級のあの作品が見られちゃったり、レアなあれこれが一堂に会したり、と、とにかく、展覧会が贅沢!!
8月と10月、二大展覧会期(※あくまで個人の感想です)の間にある9月は、そのどちらも見れちゃう、超お得な時期なのですよ。
みなさん、とにかく四の五の言わずに見に行くのです。
特に今秋はじめに推したいのが、世界史が大好きっ!というあなたと、いやいや日本史がスキだ!というアナタに向けた、テーマ展6つ。
どうせなので、対決形式で紹介します。
「セカイ」か。「ニホン」か。
あなたの【推し展】、見つけましょう。
1:超王道ガチンコ勝負。
ボルドー展 ―美と陶酔の都へ― VS 日本の美・発見X 躍動と回帰 ―桃山の美術
一戦目から両者ともに、THE美術館、という感じですね。
世界史側の先鋒は、18世紀に繁栄を極めた、フランス南西部の港町ボルドーに焦点を当てた展覧会。
ワインと海洋貿易で有名なここは、その形状から「月の港」と呼ばれているそう。なんとも浪漫あふれる二つ名。
先史時代から20世紀までの、様々なボルドーゆかりの作品を展示していますが、特に注目したいのは、ルーベンス、ゴヤ、ドラクロワ。世界史選択のみなさんには、あまりにもおなじみな画家たちです。
歴史を感じる、重厚な展覧会ですね。贅沢極まりねぇ。
一方こちら、日本史側は、タイトル通り「桃山時代」をテーマにしています。
16世紀末から17世紀初頭、戦国武将たちが群雄割拠していたこの時代にしか生み出せない、彼ら好みの、豪華で、華やかで、力強い、魅力的な作品の数々。こちらも浪漫あふれまくりです。城好きにも堪らない展覧会ですね。
個人的にとても見たいのが、狩野派の屏風。これでもかというくらい、金、金、金。もう、かっこよすぎですよね。別に守銭奴じゃないですよ。
また、作品はどれもデザイン的でかっこいいので、あまり日本画に興味がないような人も楽しめるはずです。洗練されていて、今見ても全然古さを感じなません。とにかく、とにかくかっこいいのです。取り合えず見に行きましょう。
行きたくなったら……(※引用元)
▶http://www.tbs.co.jp/bordeaux2015/tokyo/
▶http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html
2:宝を探せ。
クレオパトラとエジプトの王妃展 VS 国宝 曜変天目茶碗と日本の美
二戦目は、絵ではなく、「もの」の対決です。
世界史側は、古代エジプトの女王・王妃にまつわるあれこれ。
もう「古代エジプト」って響きだけで、浪漫! トレジャーハント!! インディージョーンズ!!!(※偏見)。NHKの地球ドラマチックとかが好きだった人、見に行きましょう。
アメンホテプ3世とか、ラムセス2世、クレオパトラにカエサルとか、おなじみの名前も出てきますよ!!
これに対抗する日本史勢が「国宝 曜変天目茶碗」。
「国宝」っていうのがもう反則です。戦闘能力高そうな響きですよね。なんか強そう。
正確な価値はわからないのですが、高校の時日本史の先生から凄く推された記憶があるので、これは一見の価値がありますよ!!
さて、素敵なところはいろいろありますが、この展覧会の何が一番いいって、コピーなんです。
国宝の隣に載せるコピーが「めっちゃええやん!」って。
「めっちゃええやん!」って。軽すぎやん。
行きたくなったら……(※引用元)
▶http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1714
▶http://www.suntory.co.jp/news/2015/sma0011.html
3:色に酔う、線に酔う。
ニキ・ド・サンファル展 VS 竹久夢二 モダン版画展 ―コマ絵からグラフィックデザインまで―
最後を飾るのは、他4つに比べ、最近のこの2者の対決。
その独特なタッチと色遣いで、たくさんのファンがついているところが共通項です。
まずは世界史側。私もこのチラシを見て初めて知った美術家さんなのですが、作品一つ一つがとにかくカラフルで、ずっしりと構えた迫力があります。2014年秋に開催されたパリの大回顧展では、なんと60万人を動員した、凄い美術家さんなんです。奇抜で大胆で、だけど安定感がある、この不思議な魅力を、日本で開催する、このまたとない機会に、実際に見ないなんてモッタイナイ!!
何より、ほら、パンフのデザインが。
引用元:http://www.nintendo.co.jp/wiiu/agmj/sp/index.html
大流行のスプラトゥーン。(※気のせいです)
……すみませんでした。つい。出来心で。
現代アート好きも、カワイイモノ好きも、面白いもの好きも、ゲーム好きも、どうぞ。ということで。
トリを飾るのは、THE大正浪漫!! 竹下夢二!!
この人大好き!! という方、結構いるんじゃないでしょうか。出版界活躍した、木版画作家です。「夢二式美人」といわれる、この艶っぽい曲線、重たげな瞳、モダンな着物の柄、独特な鬱カワイイ色使い……あぁぁもうたまんないっ!!!!
今年の夏、浴衣を着て花火を見た方も多いかと思いますが、夢二の版画は、まさしく今年の流行・レトロ柄です。みなさん、流行に乗りましょう。
因みにUNIQLOでは、コラボ浴衣を販売したそうですよ! ほ、欲しかった……。
行きたくなったら……(※引用元)
▶http://www.nact.jp/exhibition_special/2015/niki2015/index.html
▶http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/
さてさて、以上6展覧会、いかがでしたか?
朝晩も冷え込み出し、そろそろ秋の足音が聞こえてきます。
季節の変わり目、秋の初めに、豪華な展覧会はいかがでしょう。
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