―自由研究― コカ・コーラとPEPSI  STRONG、どっちが炭酸が強いか実験してみた

夏休み、もう一度理科やってみませんか?


どうもです。りんです。

テスト期間中、息抜きがてらに漫画を読んでいると、ふと、思いつきました。



自由研究、やろう。


「自由研究」

ああ、なんて懐かしい響きなんでしょう。思えば私立中学に入学してしまった私は、自由研究なんて小2を最後にやっていません。小学生よりはるかに自由に学べる大学生になった今こそ、レポートなどという他人から課せられたものではなく、自主的に何かを研究することに時間を注ぐべきなのではないでしょうか。


そこで今回は、読者の皆さんに夏休みに自由研究をやってもらうべく、私がいち早くある実験を行って見ようと思います!




さて、テスト期間中、息抜きがてらにテレビを見ると、最近よくこんなCMを見ます。


 

はい。ペプシのストロングゼロコーラのCMです。普通のペプシゼロよりも炭酸が強いことが売りだそうです。しかし、いざ飲んでみると、毎日一本の炭酸を欠かさず飲む、「炭酸マスター」たる私にはどうも疑問が一つ浮かんできて……


コカ・コーラのほうが炭酸強くね。


 

ストロングと名乗り、さらには自分より強い奴を倒せとまで言っておきながら、実際には当のコカ・コーラに、売上に加え炭酸の強さですら勝つことができない。ペプシはやはりそういう宿命にあるのでしょうか。


そんなわけで、今回の実験はこの疑問を解消しようと思います!

題して、

「コカ・コーラとペプシ、本当に炭酸が強いのはどっちだろう実験」

です!

昔からネーミングセンスには定評がある私、りんでございます。



――……で、どうやって調べるの?

 

ふむ、確かに、「炭酸の濃度」だなんていくら文系最高峰とはいえ、文系単科大学である一橋生の皆さんには縁遠い分野ですよね。

それでは、化学のことなんて、もはや微塵も覚えていないだろう読者の皆さんのために、私が一から説明していきましょう。

 

そもそも市販の炭酸水は、圧力をかけて、無理やり水に二酸化炭素を溶け込ませて作られます。この二酸化炭素の濃度を高めれば高めるほど、液体は酸性になり、口の中でシュワ~っとするあの感覚が生まれます。

つまり! 一番強い炭酸飲料水を調べるためには一番二酸化炭素が入っているものを調べればよいのです!

 

さて、二酸化炭素は、通常ほとんど水には溶けません。このような気体を採取する方法って、何だったか覚えていますか? 

……覚えてないですよね、微塵も。

みなさん中学生で習っているはずです。


そう、水上置換法ですね! 発生した気体を、水の中のビーカーで測る方法です。



<まとめ>

炭酸の強さは、二酸化炭素を水上置換であつめて調べる。






さあ、理論はここまで。それでは今回の実験に参加する炭酸飲料をご紹介しましょう!

今回比べてみるのはこの4種!


Entry No.1 

  ~Open Happiness~ 

コカ・コーラ


まずは炭酸界の最強の王者、コカ・コーラ! 個人的には今回エントリーしたものの中で1番好きなので、応援したいところです。飲んだ印象では炭酸はかなり強い様ですが、実際はいかに……‼



Entry No.2 

  ~自分より強い奴を倒せ~

PEPSI NEX ZERO


二番目はコカ・コーラの永遠のライバル、ペプシコーラより、定番中の定番PEPSI NEX ZEROです! 口の中に残る甘さが印象深いこの炭酸、果たして……‼(実験前の写真を撮るのを忘れてしまったので、ペプシのホームページより拝借してきました)



Entry No.3 

  ~刺激を楽しめ!~

PEPSI STRONG ZERO


そして今回の規格の原点にもなった、STRONG ZERO! なぜか日本限定で売り出したペプシコーラの戦略は見えませんが、さあ、天敵コカ・コーラを超えることができるのか‼



Entry No.4 

  ~100年、タンサン~

WILKINSON


今回のダークホース、炭酸水のウィルキンソンです。炭酸、強そうじゃないですかこれ。思わずスーパーで手に取ってしまいました。実はこれが優勝かも……? 結果やいかに‼




さあさあ選手が出そろいました! 皆さんはどれが一番だと思いますか?


さてさてお次は実験準備。水上置換のやり方。


今回の実験場は私の家。文系大学生の私が、ビーカーとか、バーナーとか、枝つきフラスコとか持っているわけがありません。ではどうするのか。



こうするんです。


手順は、まず鍋の水を入れ、加熱し、沸騰しない程度のお湯をつくります。

次にペットボトルに穴をあけて、ストローをぶっ刺します。要は枝つきフラスコです。

この時、なるべく円に近い綺麗な穴をあけ、空気が漏れないようテープでしっかり固定します。

そして、もう一つの鍋にも水を入れ、計量カップをセットします。要はメスシリンダーす。



いかがですか。手作りこそ自由研究の最も重要なポイントです。

ぼくたち文系大学生には、ラボがなくとも、このような創造的思考力があります。クリエイティブな精神こそ、これからの日本に必要なものなのです。




いよいよ実践編




……地味。そして時間がかかる。ずっとおさえてなきゃいけないから他のこともできない。ちなみに現在午前0時、明日ももちろん期末テスト。私は何をしているのでしょう。


30分くらいして、じっとしているのに耐え切れなくなった私はペットボトルの裏を押してみると……



凹んだ!!! 炭酸が減っている証拠……で、いいんでしょうか。私も文系大学生の端くれ、細かいことはようわからんとです。


……一時間くらいして、もういいだろうと思ったところで実験終了。


以下、これをあと三回繰り返します


つまり、実験に費やした時間は4時間大実験です。ちなみに明日も期末試験。私は何をしているんでしょう。


――実験結果発表――


Entry No.1、コカ・コーラ


 

 

結果:1480ml(目分量)


意外とたくさん入ってました。今回使った計量カップが500mlだったので、なんと約三杯分。ちょっと考えると、コーラを飲むときはこれだけの量の二酸化炭素を摂っていることになります。のどが刺激されるわけですね。


いきなり好記録(?)が出ました! さすがは王者コカ・コーラ。


 

続いて……

Entry No.2 PEPSI NEX ZERO 

 

コカ・コーラを超えられるか……


 

 

 

結果:1050ml‼(目分量)


残念……!ノーマルペプシでは、コカ・コーラの2分の3程度しか入っていませんでした。でもまだペプシにはあいつがいます。まだ負けていません!


Entry No.3 PEPSI STRONG 果たして……‼‼


 

 

 

 

 

結果:1360ml(目分量)


 

勝者:コカ・コーラ!

ここに、結論が示されました。

PEPSI STRONGは、コカ・コーラよりも、炭酸が弱い。

少しの差でしたが、惜しくもペプシの負け、という結果に終わりました。コカ・コーラ、やっぱり最強でした。

 

 

ちなみにEntry  No.4 WILKINSON

 

 

結果:1150ml(目分量)


思ったほど強くはありませんでした。


 

(実際には、のどに刺激を与える成分はほかにもあるそうです)

(正確な測定ではないので、数値は実際のものとは異なります。実験結果は、あくまでも一説として受け止めてください。)



 

 

いかがでしたでしょうか。

強炭酸が好きな方、これからはPEPSI STRONGなんてやめて、コカ・コーラを買いましょう。


今回の実験の中では、一番炭酸が強かったのはコカ・コーラという結果になりましたが、では実際に一番炭酸が強い飲み物はどれなんでしょう。機会と時間があれば、またやってみようかと思います。


こんな風に、自分の中にある疑問を、自分の手で実際に調査してみる。これが自由研究の醍醐味です。

 

長い長い大学生の夏休み。

スイカを食べて、風鈴の音を聞いて、宿題に追われていた小学生の気持ちになって、ふと、考えてみてください。



 

自由研究、何を調べよう。


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