夏の読書学概論 ~拝啓、意識高かった私へ~

甦れ、僕らの中の「意識高い系」


 

テスト期間中にDMMに魂を売りました、今日もレベリングに勤しんでおります。ゆーきゃんです。

 

「一橋大学で勉強したい!」、「GPAも3後半は欲しい」そう意気込んでいた在りし日の僕はどこへ行ってしまったのでしょうか?

 

今では、大学で「なんで勉強してんのw?」「GPAは2切らなければまあ…」などと友達とはなし、移動中でTwitterを見て、家では教科書を一度も開かない。そんな状態が続いております。

 

今日も午前中は「よくわかる線形代数」を片手にTwitterを見ていたら終わっていました(テスト?ウッ、アタマガ……)

 

みなさんの中にも、きっと同じような状況に陥った「元意識高い系」は多いはず……


ということで、今回はみなさんの意識の高さを復活させてくれるであろう「夏に読みたい意識高い系本」を5冊紹介します。試験勉強の合間に是非!

 

ミクロ経済に面白さを感じるための最後の切り札


この世で一番おもしろいミクロ経済学(Amazonリンク)

著者

ヨラム・バウマン

出版社

ダイアモンド社

作品紹介

経済学の勉強は楽しくなきゃ。この本はそれを見事に実現した!--グレゴリーマンキュー(ハーバード大学経済学部教授)


経済学の重要な考え方について、シンプルに、正確に、そして楽しく説明した素晴らしい仕事。これは偉業だ!--エリック・マスキン(2007年ノーベル経済学賞受賞)



 

「この世で一番おもしろい」と表題にある本はたいていの場合クソみたいにつまらないです

 

基本的に買うことはないのですが、本の帯の文言が「あのクソつまらないミクロ経済学が」というフレーズから始まっていたため即購入しました。

 

読んでみると…

 

実際おもしろい。

 

 

「最適化された個人」にはお決まりのイメージがある。

身勝手で自己中心的なクズ野郎というやつだ。

 

 

こんな調子で皮肉の効いたジョークが続く一冊です

その割に経済学的要素の説明もわかりやすいのでオススメです!

 

もう一点強調したいのは漫画であるということ

字がズラッと並んでいるのを見るだけで、めまいや吐き気を催すあなたでも読み切れるでしょう。

 


続けてマクロもいかが?


この世で一番おもしろいマクロ経済学(Amazonリンク)

著者

ヨラム・バウマン

出版社

ダイアモンド社

作品紹介

「お笑いエコノミスト」(自称)による最強の入門書第二弾!

ユーモアと過激なツッコミで、マクロ経済学だってこんなにわかりやすくなる?

経済危機、貧困、高齢化、環境破壊……

一筋縄じゃいかない世界の大問題を考えるための”武器”をあなたに!


上記のミクロ経済学の続編です。


ミクロ以上にユーモアと過激なツッコミでわかりやすくマクロ経済学を説明してくれる一冊です!

こちらも合わせてどうぞ!

 

「火花」を読む前にこちらでしょう


オイコノミア (Amazonリンク)

著者

「オイコノミア」編集班・又吉直樹

出版社

朝日新聞出版

作品紹介

NHKの人気番組であるオイコノミアを書籍化!

経済学に、私たちの身近な生活の視点からせまる、経済学との距離を縮められるそんな一冊。

人生の「地図」、「護身術」になりうる経済学をあなたに。



ピースの又吉と経済学の専門家達(一橋の川口大司先生など)の対談形式で書かれた一冊です。


かたっくるしい経済学の本ではありません


もうふにゃっふにゃのゆるゆるです。


スポーツ・ケータイ・就活・合コン・保険などなど私たちに身近なテーマから経済学について考察していくので、もう経済のKの字も聞きたくない!なんて人がリハビリとして読むにはちょうど良い一冊じゃないでしょうか?


 

日本史から暗記を抜いたら何も残らないって言ったの誰だよ!?


歴史が面白くなるディープな日本史(Amazonリンク)

著者

相澤 理

出版社

中経出版

作品紹介

歴史が面白くなる 東大のディープな日本史の著者が贈る「歴史が面白くなる」シリーズ第三弾!

現代の様々な社会・政治問題の原点に、一橋の入試問題を通じて迫る一冊!


うわああああああどう考えてもおおおおおおおおおおおおおおお

 

400字×3なんて埋まらなああああああああああああああああ

 

 


そんな風に叫んでいた去年度の冬が懐かしいです。

 

そう、日本史選択の人は、開いた瞬間に

見たことある奴ら:ズラアアアアアアア

日本史選択者:ンヒィイイイイ(泣

となるでしょう。

 

この本は一橋の日本史の過去問から戦後史のエッセンスにせまっていきます!

 

そこで思い出していただきたいのが、皆が何かしらの科目で経験したであろうあの瞬間

「……あれ?日本史って楽しくね?」

 

そう、マゾの扉が開く勉強が楽しみに変わる瞬間です。


おそらく(日本史選択の人は特に)その瞬間を思い出すことができるでしょう。


日本史以外の選択の人でも十二分に楽しめる内容になっているので是非!

 

 

 

 

もう芋に用はない。そうだ、東工大に行こう


この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう

池上彰教授の東工大講義(Amazonリンク)

著者

池上 彰

出版社

文藝春秋

作品紹介

国際情勢の読み解き方から、よい会社とは何か、お金と幸福の関係まで。池上彰教授のわかりやすい教養講義を実況中継!


提携大学の東工大の講義がとれることをご存じでしょうか?

四大学連合のプログラムで東京医科歯科大学、東京外国語大学、東京工業大学の授業がとれるんですよ。一橋生が医科歯科大でとれる講義なんかなくね?意味なくね?と思いますが。

 

提携先大学である東工大の池上先生の講義を取ろうと思った人も多いことでしょう。そして

 

「必修科目と時間被っとるやんけ!FU○K!」

 

と、叫んだ人も多いんじゃないでしょうか?

 

実際池上彰教授の授業は受けてみたい!でもぶっちゃけその辺の申請すんのは面倒くさい……なんて人は多いんじゃないかと思います。

 

そんな人に読んでもらいたいのがこの本です。

東工大での池上教授の講義をベースに加筆修正を加えた内容となっています。

企業・宗教・金融・メディア・化学etc……広いテーマについて池上教授が切っていきます!


 

ぜひ一読してみてください!

 

 

 



いかがでしたか?長文になってしまいましたが、最後まで読んで頂いてありがとうございました!

 

意識高い感じの本ばかりですが、読み易く面白いものばかりです!

 

しかもちょっと勉強した気にもなれる最高の現実逃避です!

 

テストの息抜きに、夏休み終わりの学校行きたくない病の特効薬に、ぜひぜひ一読してみてください!

 

以上、夏に読みたい意識高い系本5選でした!

 

 

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