「パンピーのための就活論」のススメ

パンピーな先輩方の生の就活体験が聞けるイベント、ここにあり。


こんにちは、蛮勇亭にゅーとんです。

最近校内でよく就活関連のビラを見ますよね。現在2年の私でも、なんとなく不安になります。

色々イベントがありすぎてよくわからない……というのも正直なところです。

でも絶対に絶対にオススメしたいイベントがあるのです!!それが今週水曜日に開かれるこちらのイベント!!

 

 

”パンピー”、つまり”一般ピープル”のための就活イベントです。

今回はこのイベントに携わっている就活サポーターズの4年生お2人にインタビューをさせていただきました。

 


——今日は宜しくお願いします。まず、お2人の自己紹介をお願いします。

 

神村さん(以下神村)「一橋大学社会学部4年の神村啓思郎です。今回、”パンピーのための就活論”パネラーとして登壇することになりました。

サークル所属なし、体育会所属もなし、帰国子女でもなく留学経験もない、至って平凡な一橋大生です。」

 

奥海さん(以下奥海)「経済学部4年の奥海幸大です。就活サポーターズの代表をしており、今回のイベントの統括をしています。私も留学経験がなく、所属サークルにももう2年間通っていないような一橋大生です。」

 

 

——では次に、今回のイベントの企画に至った経緯と、イベント内容について教えてください。

 

奥海「私達就活サポーターズは“18卒の一橋生に対して多くの情報を提供することによってキャリアに対するミスマッチを減らす”という目標のもと、就職相談やイベント運営等の活動を行っています。

私は先日行われた就職総合ガイダンスにパネラーとして参加させてもらいましたが、私自身も周りのパネラーを見て”この人たちレベル高すぎ!正直すごすぎて何を真似したら良いのか……”と思いました。思い返してみると去年も同様で、兼松講堂でやる大きなイベントにはやはりすごい人が来るんですよね。でも、そこで得た情報って為になる人もいればあまり参考にならない人もいる。

そのような状況のなか、サポーターズとして提供したいと考えたのが、もっと就活について悩んで、考えて、時には自分という人間すら就活のせいで疑ったような”パンピー”が、後輩に伝えたい生の体験を話す場なんです。”パンピー”なパネラーが、どんなことに苦労してそれをどう乗り越えたか。あるいは自分が就活中に気付いていたら良かったな、なんてことを素直にお伝えする場となっています。」

 

神村「私自身がどのようなところで悩んだのか、苦しんだのか、ありのままの姿を出来るだけかっこつけず、皆さんにお伝えしたいと思います。私自身8月まで就活を続けていましたし、”これをやっていてよかった!”という点よりも、反省点・失敗談を中心に(笑) 就職活動を終えて見えた反省や、”パンピー”としての生の体験をお話しして、今から就活をする一橋生に活かしてもらえれば幸いです。」

 

 

——「”パンピー”としての生の体験」ということですが、イベントのネタバレにならない程度に、パネラーの神村さんの就活体験を教えていただけますか?

 

神村「商社、メーカー、不動産、鉄道、ゼネコン、インフラなど、いろんな業界をたくさん見て、”自分は一体何がやりたいのか?””自分に向いてる仕事って一体何なのだろうか……?”とずっと悩んでましたね。何をどうやって、決断したらいいのかがわからず……。

とにかく手当たり次第に、一橋の人達が受けそうなところを雑多に受けまくっていました。その結果、序盤は通ってもなかなか内定までは貰えないという状況で、かなりつらかったです。

 

奥海「神村って4年生の間ではコミュ強(なだけ)でちょっと有名だったんだよね。

普通コミュ強って就活強そうだけど、そんなやつでも自分が何をしたいのか見えてないとうまくいかなったりする。不思議だよね。」

 

神村「誰とでも仲良く出来るし大丈夫やろーってなめていました笑」

 

 

↑インタビュー中も笑いが絶えないお2人。

 

——神村さんは、大学入学当初に就きたいと思っていた職業はありましたか?

 

神村「大学入学当初はぼんやりとエンタメ系……?テレビ……?と考えていました。ぼんやりと海外で働くのもいいなあとも思っていました。ただまだまだ先のことのような気がして、”いつか何とかなるっしょ!”と思っていて、あまり真剣に考えたことはなかったです。自分がスーツを着てバリバリ働いている姿なんてまったく想像つきませんでしたし(笑)

 

 

——では、就活について真剣に考え始めたのはいつ頃でしたか?

 

神村「3年の夏にインターンに行ったのが初めて真剣に考えたタイミングですね。ただ1ヶ月近いインターンに行ったのでそこで若干満足してしまってしばらく放置して、また動き出したのは1月頃でした。」

 

 

——神村さんが就活を“放置”されていたのはちょうどこの時期だと思いますが、お2人はどんなことを考えていましたか?

 

神村「"ぶっちゃけ何とかなるやろー"と思っていました。一橋生は就活には強いって聞きますし。だから”真剣に考えなきゃ……”とは思っていたものの、先延ばし、先延ばしにしてしまっていました。」

 

奥海「僕は”やりたい仕事なんて見つからないなー”と思っていました。説明会に行くと花形の仕事ばかり紹介されるのでなんだか胡散臭くて(笑) でも学内の業界研究講座には毎回出てましたね。」

 

 

——いざ就活が始まって、「”パンピー”であること」を後悔したことはありましたか?

 

神村「正直なところ、すごく後悔しました。”なんで体育会入ってなかったんやろー、なんで留学も行かなかったんやろー”って。そうしておけば、”大学生活がもっと実りのあるものになったかもしれない、就活もうまくいったかもしれない”と感じていました。

でもそんな過去のことを悩んで、今の自分を全否定するなんてことがもったいないことだったと今では思います。自分は自分なりに、大学生活でサッカーのコーチをしたり、海外旅行に行ったり、今しか出来ない経験をしてきたはずだ!と。それは自分にとって重要な経験だったと思いますし、色んな悩みや迷いも経験したからこそ今の自分が形作られて来たのだと思うんです。それをただ、”就活においてどう思われるか”という観点だけで考えて、自分にとって価値がないもののように思ってしまうことはものすごく悲しいことだな、と。」

 

奥海「あー確かにね。」

 

神村「一見就活が順調だったように思える奥海が引け目に思うようなことなんてあるの?!」

 

奥海「もちろんあるよ(笑) 僕はバイトをするか友達と遊んでばかりな大学生でした。いざ就活を迎えたとき、一言で明確に分かるアピールポイントがないことに気付き、自分ってなんてちっぽけな人間なんだと思って引け目を感じていたんですよ。その時は集団面接の隣に体育会系のムキムキな人がいたりすると、”僕なんかが受けててすみません”と思って話したいことが全然話せなかった。自分を否定される夢を見たことも多くありました。今となっては引け目を感じていたことを後悔していますけどね。

自分がやってきたこと(僕の場合はバイト)で自分の良さ、人間性、泥臭さをしっかり伝えればパンピーであるかどうかなんて実際関係ないとかなり後に気が付きましたが、それで楽になりましたね。」

 

 

——はじめは引け目を感じつつ、最終的にはそれを前向きに捉えることができたお2人。結局どのような業界からいつ頃内定をいただいたのですか?

 

神村コンサルティング会社に、8月に内定を頂きました。就活時代はかなり苦労しましたね。結果的には自分のキャリアをしっかりと考えるという点で、意味があったと今では思うことができていますが、当時は精神的にきつかったですね(笑)」

 

奥海電機会社6月に内定を頂きました。この結果は3年生の今の時期から悩みつつ準備を重ねてきた結果だと思います。いつ自分なりにキャリアに対する考えが固まるかは人それぞれですが、初めの一歩は早い方が良いと思います。」

 

 

——自分の経験を前向きに考えられるようになったきっかけや、その経験をどのようにアピールしたのか、などもっといろいろお聞きしたくなってきましたが、イベントのネタバレになってしまうので、詳しい話はこのあたりでやめておきますね!

 

 

——他のパネラーはどんな方がいらっしゃいますか?

 

奥海「”自己分析の甘さゆえ面接解禁前に第一志望を変更したテニサー男子”

面接官に頼りないと言われ続け、本イベント打ち合わせ最中もあまり発言しなかったおっとり女子”

”就活の闇に呑まれご飯が食べられなくなった英語できないマン”

”普段は何を聞かれても即答するのに「第一志望です」とは答えられなかった体育会系男子”

……この4人に神村を加えた計5人のパネラーが登壇します。」

 

——多様な体験談が聞けそうな方々ですね。最後に、ヒトツマミ読者へのメッセージをお願いします。

 

奥海「来てくれた人には少しでも今の自分に危機感を感じてもらったり、一歩を踏み出してもらう後押しをしたいと思います。パンピーな自分でも今から頑張れば何とかなると思って帰って欲しいです。」

 

神村「”就活って何をすればいいのかまったくわからへん!自分に向いてる業界って一体何なんや!”と、就活というものが見えず漠然と不安に思っている人も多いのではないのかな、と思います。パネラー1人1人の、悩み、迷い、苦しんだ姿をさらけ出し、次の就活生達が自分のキャリアを考える参考にしてもらえればな、と思います。」

 

——本日はありがとうございました。イベント当日のお話も楽しみにしています!

 

 

↓パネラーと司会の方々での打ち合わせの様子


いかがでしたか?

普通の”意識高い系”の就活イベントとは違い、生の、苦労した経験談を聞くことができる貴重なイベントです。取材も和やかな感じで行われ、私自身とても楽しかったです!(笑)

当日のイベントも堅すぎない雰囲気で行うということなので、少しでも就活に不安を感じている人は足を運んでみてはいかがでしょうか?3年生だけでなく1,2年生も参加可能です。

 

 

「パンピーのための就活論」

日時:11月23日(水) 3限

会場:21番教室

主催:2016年度 就活サポーターズ

後援:キャリア支援室

連絡先:hit2016shukatsu@gmail.com

 

 

以上、蛮勇亭にゅーとんでした!

 

 

 

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