山を越え海を越え、富士見通りをアフリカまで延ばします。
こんにちは。ライターのMC菩薩です。
突然なんですけど、国立の富士見通りってあるじゃないですか。
その名の通り、晴れていれば遠くの富士山が一望できるという絶景指数高めの通りなんですけど、この前富士見通りを歩いている時、僕はふと思ったんですよね。
「富士見通りを延長して、最強の富士見通りを作りたい。」
「富士見通りを延長して、最強の富士見通りを作りたい。」
突然2回も何を言ってんだって感じだと思うんですが、意味は理解していただけましたかね。
いや、富士見通りって確かに富士山に向かって一直線に伸びた最高の通りなんですけど、いかんせん全長が1.3kmしかなくて短すぎる気がするんです。もし富士見通りを延長して富士山の麓まで伸ばせば超至近距離で富士山が楽しめるし、何なら富士山の向こう側まで伸ばし続ければ、日本中、いや世界中のどこからでも富士山が一望できる「最強の富士見通り」が完成するはずじゃないですか。
……とはいえ、幾多の建物をぶっ潰し、新たに富士見通りを敷設するのは人権保護との兼ね合いで非現実的。ということで、今回はGoogle Map a.k.a. 人類の英知を活用し、「最強の富士見通り」を作る場合どのようなルートを通ることになるのかを検証してみたいと思います。
まずは、国立駅周辺の地図で現行の富士見通りを復習しておきましょう。
(以下、地図画像はタップorクリックすると拡大します)
計画的に整備された国立駅前の市街地の様子がひと目で分かりますね。現行の富士見通りは「郵政大学校・中央郵政研修センター」の手前でストップしていますが、これを延長するとこうなります。
東大っぽい大学のアイコンが国立駅、赤字が延長後の富士見通りを表しています。
つぼみ幼稚園と東京女子体育大学の皆さんには大変申し訳無いのですが、僕は富士山が見たいので富士見通りの延長に協力してもらいます。まあ、まだ序の口なのでこんなもんでしょう。
続いて、もう少し範囲を拡大してみます。
Google Map上でギリギリ富士見通りが視認できる範囲まで拡大してみました。西は高尾、南は相模原市緑区まで地図に入っています。JR、私鉄、中央道、バイパスがうねうねと絡みあう、多摩の複雑な交通事情が垣間見えますね。
延長するとこうなります。中央線と横浜線をぶった切り、ちょうどラーメン二郎 めじろ台法政大学前店のあたりを通る、やや強い富士見通りが出来ました。二郎食べながら富士山見るの、「人生で死ぬまでに一度はやっておきたいリスト」に確実に入ってきますよね。そうでもないか。
続いて、一気に富士山が見えるまで範囲を拡大してみました。富士見通りはおろか、国立駅、国立市の表示まで消えてしまっています。
この地図上で、富士見通りを延長してみましょう。
当たり前といえば当たり前ですが、富士見通りを延長するとちゃんと富士山にぶつかるというのがひと目で分かりますね。ここまで延長すれば、国立駅から富士山までを直線距離約76km、徒歩16時間で結ぶ強い富士見通りが完成します。
でも、「最強の富士見通り」への道はまだこれから。ここからさらに富士見通りを伸ばし、日本中そして世界中の人々が富士山をその目で見られるようにする必要があります。
ということで、今度は関東を飛び出し、愛知と三重が入る範囲まで縮尺を広げてみました。どう使っても役に立ちそうもない、微妙な縮尺です。
そんなわけで、延長してみましょう。
富士見通り、海を越えました。浜名湖のちょうど南端を通過した後、太平洋を越えて、再び伊勢志摩のあたりで本州に上陸します。……海の上から富士山、見たくない?
続けて、南日本全域が入るまで範囲を広げてみます。もはや本来の富士見通りなんてドットですら表現できないレベルの小ささなんですが、それでも僕は世界の人に富士山の美しさに気づいて欲しいので、富士見通りを延長し続けます。
種子島の位置をかわいい火縄銃のイラストで表してみました。紀伊半島を越えたあとはずっと海ですね。東京オリンピックも真っ青なレベルで工事費が膨らみそうです。
……そしてついに、富士見通りが国境を越えます。
これが、
こう。
台湾、ベトナム、タイ、カンボジアを華麗に通過し、東アジアと東南アジアを完全に射程に収めました。富士見通りを海外輸出して、まずはアジアの方々にMt.Fujiの美しさを知ってもらう。これが2020年に向けたクールジャパンの第一歩でしょう。
ただ、この辺でさすがの僕も気づいたんですけど、冷静に考えて地球は丸いんですよね。いくら富士見通りを延長したところで、普通に立ってるだけじゃタイから富士山は見えないし、見えるのはどこまでも続く地平線だけっていう地平線マニアしか喜ばない状況が生まれかねません。
まあ、この問題は死ぬほど高いビルを作れば解決するので、ここでは気にしないことにします。タイの人、ビル建設がんばってください。
ということで、次はアジアの枠を飛び越えてみます。
はい、Google Mapの最大縮尺です。アジア全域はもちろんオセアニア、中東、アメリカやアフリカの一部まで含まれるこちらの地図で、富士見通りを延長してみます。
タイ、ベトナム、カンボジアを通過した富士見通りは、ベンガル湾とインド洋を斜めに突っ切り、マダガスカルを通ってアフリカ大陸に突入します。
マダガスカルといえば、映画化もされたように言わずと知れた固有動物の宝庫。
ベローシファカ(かわいい)
ワオキツネザル(かわいい)
アイアイ(怖い)
など、珍しい動物がそこら中をウヨウヨしている夢の様な島です。
こんなかわいい動物たちが、延長された富士見通りのおかげで、はるか遠くにある富士山をその目で見ることが出来る。世界中の人間はもちろん、動物でさえも、誰もが平等に富士山の美しさに心打たれることが出来る―――。これこそ僕が追い求めていた理想の富士見通り、すなわち「「「最強の富士見通り」」」と呼ぶべき姿なのではないでしょうか。
ということで、富士見通りをひたすら延長して最強の富士見通りを作る脳内シミュレーションは、マダガスカル地点で完結です。世界中の人々が平和に富士山を楽しんで欲しいという思いから作られた、国立からマダガスカルまでを約11480kmで結ぶ最強の富士見通りが完成しました。
ほら、想像してみてください。
自然に溢れた島国、マダガスカルで
はるか遠くの島国、日本の富士山を眺め
かわいい鳴き声をあげる
(閲覧注意)
アイアイの姿を!!!!!!!!!!
……はい。お目汚し失礼しました。
アイアイはマジで怖いし、こんな無理やりな形でしかオチを持ってこれない自分の無能さもマジで怖いので、この辺で終わろうと思います。さようなら。
(おわり)
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