愛は今も愛のままで
こんにちは、鷹・カーンです。
一年生の皆様、はじめまして。今更ですが、ご入学おめでとうございます。
一年生の皆様宛に、ちょっと自己紹介でもしますか。
僕、鷹・カーンは不定期にヒトツマミに現れては誰に向けて発信しているのかよく分からない記事を垂れ流す、広告研究会HASC所属のライターです。
特に「モヤ多摩」というタイトルで記事を書くことが多く、東京西部・多摩地域の何があるのかよく分からないモヤモヤしたスポットを鉄道の駅単位で取り上げてウロウロする、という内容の記事を書いています。
この「モヤ多摩」、(大してアクセス数も稼がないのに)昨年6月の発足当初から続く不思議なコーナーで、今日で9回目となります。
ちなみに過去8回は
と行ってきました。この春から国立に引っ越してきたよという皆様、「モヤ多摩」で大学近郊地域の様子を覗いてみるのはいかがでしょうか。
ところで、皆様お花見には行かれましたか? この記事が公開される頃にはお花見シーズンは終わっているかと思われますが、今春も3月末から4月頭にかけて、東京各地のお花見スポットは大賑わいでした。
東京のお花見スポットというともっぱら
上野公園とか、
目黒川とか、
井の頭公園とか
あと国立近郊だと立川の昭和記念公園あたりが候補に挙がるのでしょう。
そんな中、今回はお花見スポットとしてはほとんど名前が挙がらないものの、ある方のおかげで全国区でとっても有名な桜スポットをご紹介します。
その場所は……
東急多摩川線 沼部駅
いろいろご説明が必要です。
まず、沼部駅の所在地は東京都大田区。9回目にしてついに23区に進出してしまいました。
23区は厳密には多摩地域ではないですが、東急多摩川線だし、いいかな、と。こうして一回妥協を認めることで企画は徐々になぁなぁになってしまうのです。もしかしたら今回が「モヤ多摩」崩壊の始まりかも知れません。
そして、何故沼部なのか。
突然ですが、一橋生の皆さんは日本を代表する桜ソングといえばどの曲を思い浮かべますか……?
そう、一橋大学がロケに使用されたことで名高いドラマ「ガリレオ」の主演・福山雅治が歌う
「桜坂」ですよね!
実は、沼部駅からほど近いところに「桜坂」は実在して、春になると福山雅治ファンを中心に多くの人でにぎわう桜スポットとなっている(らしい)のです。
閑静な住宅街の一角なのでシートを敷いたりするお花見はできないのですが、静かに桜を楽しむにはいいとのこと。
行ってみました。
国立から沼部へのアクセスは数通り考えられますがどれもとっても面倒で(NAVITIMEなりジョルダンなり使ってご自分でお調べ下さい)、東急電鉄に交通費かすめ取られているような感じもして何だかなぁという感じ。
そんなわけで今回は南武線武蔵小杉駅から多摩川を越えて桜坂まで歩くことにしました。
ご覧の通りで、大した距離ではありません。
武蔵小杉駅を出て北西方向に適当に歩くと中原街道に出られます。
中原街道を道なりに行けば大きな橋があって、これが多摩川に架かる、神奈川県川崎市と東京都大田区をつなぐ橋。
この橋から南側を望むと
お分かりいただけますでしょうか? 東海道新幹線が綺麗に見えます。上りの東海道新幹線に乗って新横浜駅を出てから5分ほどすると大きな川を越えますが、それがここです。
同じ橋から北側を望むと
東急東横線が走っています。だから何だ、という感じです。
東急は東京メトロの色んな路線と相互直通運転しているので東急電鉄の車両以外にも地下鉄各路線の車両がここを走ります。
相互直通は一見便利なのですが、どこか一か所でトラブルが発生したときの影響が色々な路線で連鎖的に生じるので個人的にはあまり賛同できません。乗り換えくらい自分の足使うし。
橋を渡ると川に沿って南へ少し歩きます。
線路沿いに桜が咲いていて、なかなか粋な光景です。この線路は東急多摩川線。この写真で奥に向かって少し行けば今日の目的地・沼部です。
駅のすぐ横に踏切があるのですが、踏切を渡ってさらに道なりに行くといよいよ見えて来ます。
桜坂です。ここでwalkmanの再生アルバムをきゃりーぱみゅぱみゅの「ピカピカふぁんたじん」から「桜坂」も収録されている福山雅治の「THE BEST BANG!!」に切り替えます。
実際50m強の坂道の両サイドに数十本の桜の木が植えられているというだけで、福山雅治があんな曲を書かなければ話題にも上らなかったであろう場所です。
一応由緒ある坂っぽいのですが、細かいところはよく分かりません。おそらくここの桜を見に来ている人のほとんどはよく分かっていません。分かっているのは「福山雅治が歌った」ということだけです。
以下桜坂の様子です。
桜の写真を垂れ流すだけという、春の一橋生がTwitterでやりがちなことをヒトツマミというパブリックな場でやってしまいました。
沼部及び近隣一帯は閑静な住宅街で、「モヤ多摩」で扱えるようなものは何も無かったので今日の記事は以上です。編集長の呆然とする表情が目に浮かびます。
日本各地から引っ越して来て国立にお住まいの下宿生の皆様は今日ご紹介した沼部をはじめ、いわゆる田園調布エリアを訪れることは正直少ないと思います。私事ですが去年の今頃この辺でアルバイトをしていた時期がありまして、中央線沿線とはまた違った「東京の住宅街」に触れる経験ができました。
国立も都内有数の住宅街として有名ですが、田園調布エリアのちょっと違った空気を感じて東京の奥深さを実感するのもアリかも知れません。
…………何言ってんだコイツ。
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