一橋お笑いサークルIOKの現役・卒業生合同ライブ行ってみた

IOKの皆さんに一挙インタビュー!


噂のそうせきゅんです。

 

先月末、2月27日、日本の新宿にて超DOPEな出来事があったんですよ。

皆さん知っていますか?

 

そう、一橋大学お笑いサークルIOKによるライブ

 

「黄いろいパラソル」

 

です。(黄いろなのに赤字ですいません。)

 

 

この「黄いろいパラソル」、今までのライブとは一味違います。

 

なんと、現役代と卒業代による合同ライブだったのであります!

 

 

IOKは2010年に当時の1年生の方々を中心として設立されました。その創立代の方々から、現役のメンバーまで大集結したわけです!こんなに豪華なライブ、めったにないですよ!

 

IOKファン歴はまだ1年と浅い私(IOK愛はこちらの記事でご確認ください)ですが、「これは行くしかない!」と12月ごろから予定をあけておりました。

今回はそのライブをちょこっとレポート!そして、IOKの皆さんにたっぷりインタビューさせていただきました!

IOKファンのボーイズ&ガールズ、大学お笑い界隈の皆さん、そしてIOKに入ることを考えている新入生諸君!お見逃しなく!

 

 

総勢16組のネタとコーナーで大盛り上がり!

 

さて、今回のライブでは、現役代から7組、現役代と卒業代のコンビが2組、そして卒業代から7組の合計16組が出演。

さらにネタの合間には、「滑狼」という、大喜利中に面白くない答えを無理矢理言わされているメンバーを探すコーナーもありました。

 

ネタの中で私が個人的に好きだったのは、よみがえるブラックナイトマンです。卒業代3人組によるショートコントだったのですが、あのハイテンションな感じ、いい意味での暑苦しさ、突然ぶっこまれる予想外の設定、全てツボでした……。

 

そしてなんといっても、トリをかざったアダム・ダン。和泉さんも小田切さんもこの春卒業されるということで、今回が最後の舞台でした。学内ライブを見に行くたびにぶっちぎりでウケていましたが、この日もテンポのいい息ぴったりの掛け合いで客席を最高に沸かせていました。復活する日をずっとずっとずっとずっと待ってる!

 

 

 ▲皆さんの集合写真

 

 

さて、こんな拙い文章で雰囲気が伝わるとは思えないので(皆さんライブに来てネタを見るのです)、さっそくインタビューにいっちゃいましょう! IOKの皆さんのほぼ生の声に括目!!!

 

 

卒業後、プロのお笑い芸人の道へ。

 

最初にお話をうかがったのは、中田さん

青学のお笑いサークル出身の宇野さんとのお笑いコンビ、さすらいラビーのボケとして、現在はフリーで活動中です。さすらいラビーは多くの学生お笑いの大会で好成績をおさめ、今も様々なライブに出演されています。

 

▲さすらいラビー(右が今回お話を伺った中田さん、左が相方の宇野さん)

 

――一橋を卒業された方は、就職される方がほとんどだと思うのですが、何故芸人さんという道を選ばれたんですか?

 

「なんだろうな……元からお笑いがむちゃくちゃ好きだったので、就職するかお笑いをやるかって考えた時に、周りの一橋の人たちって本当に優秀な人たちばっかりで、バンバン良い所に就職していって、この人たちと自分の持てる武器で戦うっていうか……まあ比べること自体がナンセンスかもしれないんですけど、自分が心から劣ってないことを考えた時に、お笑いしかないな、と思いましたね。」

 

――かっこいい……!

 

「いやいや、就活が嫌だっただけです(笑)。」

 

――IOKというサークルのどんなところがお好きでしたか?

 

「ライブの中でも少しお話ししたんですが、僕は部長としては2代目なんですけど、一番最初の立ち上げメンバーの一人で、最初は本当に小さいところから始まって、毎回新歓のたびに悩んで、そもそもお笑いやりたい人なんているのかとか、他の大学にも目を向けてみたりだとか、自分が部長をやっていた時は胃が痛くなったこととかもあったんですけど、なんとかライブを開いて成功して、集まったお笑い好きの人たちで飲み会ができたりして……そういった瞬間瞬間に『やっててよかったな』っていう感覚がありました。苦労して一緒にやってきたメンバーなんで、居心地がいいですね。

 

――そんな時代から、ここまで大きくなって、本当にすごいですよね!私もうれしいです……。

 

「あ、喜びを表明してくださってありがとうございます(笑)。」

 

 

お笑い経験者は、人に否定されても強い。

 

次にお話を伺ったのは、今回のライブ「黄いろいパラソル」の発起人である秋山さん、すなわちマリテニ秋山さん!

 

2013年の関東大学生お笑いグランプリで優勝なさるなど、現役時代大活躍されていたようです。今回の色々な音を使ったピンネタも最高でした!

 

 

 ▲マリテニ秋山さん

 

――今回のライブは、どういった経緯で開催することになったんですか?

 

「最初の、真ん中にあるのは、ただ僕がネタをやりたかっただけなんですよね(笑)。社会に出てまだ一年目なんですけど、一年目でもうお笑いしたいなって思うようになっちゃって。大学時代ずっとやっていたので、もう一回やりたいなってなって。で、僕よりも上の社会人4年目だよっていう方とかも今回いたと思うんですけど、そういう人はその間ずっとネタをやっていないわけじゃないですか?でも、僕はその先輩のネタを見てIOKに入ったので、やっぱりあの人のネタもう一回見たいな~とかあるんですよね。そう考えたら、僕もネタができるし、自分が見たい人たちのネタも見られるからっていう理由で僕が企画したら、皆『いいね!』『やろうか!』って言ってくださったんで。」

 

――すごいですね、それでここまで!満席でしたし、素晴らしいライブでした。では、今は働いていらっしゃるということですが、社会人になってお笑いサークルにいたことが役だった経験は何かありますか?

 

「役には……立たないですけど(笑)、僕が唯一思うのは、やっぱり人に否定されたりしても強いと思います、お笑いサークルの人は。今日だってウケたりちょっとスベったりとかあるわけですけど、スベっても結構大丈夫です!まあ、スベった次の日は本当に辛くて寝込みますけどね(笑)。」

 

――それでは、IOKにいらした時の一番の思い出を教えてください!

 

「何気にお笑いサークルって、和気あいあいとこういうライブをやっているサークルだと思われてると思うんですけど、案外大会とかも大きなものがあって、アツいサークルなんですよね。僕は去年NOROSHIっていう大会で結構ウケたんですけど、僅差で予選を上がれなかったんですよ。あとちょっとで上がれたのにっていうのがずっと残ってますね。でも今年は後輩が準決勝まで上がってるんですよ!もっといけるんじゃないか、優勝とかいっちゃうんじゃないかみたいなところあるんで、今後ともIOKをよろしくお願いします!!!

 

 

 

 

ちなみに今年行われたNOROSHIでは、IOKの新4年生3人によるチームノイフランクが準優勝しました!おめでとうございます!

 

 

アダム・ダンのホームはまさかのOnefes?

 

さて、お次は今回が卒業ライブとなったアダム・ダンのお二人!

ライブ終演後も多くのお客さんに囲まれていましたが、なんとかお話を伺うことができました!

 

▲アダム・ダン(写真はIOKさんのtwitterから。左:小田切さん、右:和泉さん)

 

――最後の舞台、お疲れ様でした!ご感想は……!

 

小田切さん(以下敬称略)「いやーね、俺がネタを完全に走ってたんですよね……。」

 

和泉さん(以下敬称略)「こいつ3か所ぐらい間違えたんですよ!」

 

小田切「走りまくりでしたね、緊張して。」

 

――え、そうだったんですね!全然気が付きませんでした。

 

和泉「ちょいちょいちょいって無理矢理訂正してネタやってたんで、『クソ!』と思いながらやってたんですけど(笑)。」

 

小田切「でもね、ちゃんとネタは遂行できたので。まあ、よかったです。」

 

和泉いやーやっぱ……楽しいっす。」

 

小田切「あの、僕たちは外の大会に出ないことで有名だったんですよね。」

 

和泉「ビビり続けてきたんでね。」

 

小田切「学内ライブにはほぼほぼ出ていたんですけど、外のにはでないっていう。」

 

和泉「ダッセえ。ダサいんですよスタンスが(笑)。」

 

――そんなことないですよ!学内ライブでは毎回一番ぐらいにウケてらっしゃいましたし!

 

和泉「いやいや。でも、だから僕らの一番のホームってOnefes(HASCが新歓期に主催している文化系団体のフェス)だったんですよ。Onefesは本当に何をやっても僕ら爆発するんで、楽しくやらせてもらっていました。」

 

小田切あれはもう麻薬だからね(笑)。」

 

 

▲Onefesでの漫才の様子

 

和泉「あれは俺ら超面白いんじゃないの?って錯覚する場所だから。」

 

小田切「あれはもう最高のイベントだからね。」

 

――では、最後にヒトコトお願いします!!!

 

和泉「もう、超楽しかったっす!お世話になりました!」

 

小田切「ありがとうございました!」

 

 

現役部長にインタビュー!実は、ネタ作りは辛い。

 

インタビューラストは、現役部長の秋田さん、もといリアクタンスさんにインタビュー!

この日秋田さんは3つものネタに出演なさっており、どれも独特の世界観がステキでしたっ。

 

 

▲リアクタンスさん

 

 

――秋田さんは、どんな時に、どういう風にネタを作ってらっしゃるんですか?

 

「しょうもない答えなんですけど、目の前にある、近々自分が出るライブや大会があるってなった時に、ネタを用意しなきゃいけないから、『作るぞ』って思って作ってます……。必要に迫られないと皆やりたくないというか……そんなに楽しいことではないですね。実際にこうまとめて、きれいに清書みたいなことをするのって辛いから、皆そんな感じだと思います。」

 

――生みの苦しみといったところでしょうか……。では、現在のIOKの強みと弱みを教えてください!

 

「まず悩みなんですけど、人が少ないことですね。今現役が二十何人いて、それだったら結構いるように聞こえるかもしれないんですけど、結構忙しかったりして。兼サーしてたりとかバイトしてたりとか、あと他の大学で都合がつかなかったりして、あんまり皆揃えないので。人が足りないって実感することです。強みは、そうですねえ……ちっちゃいから、ちっちゃく仲良くやれてるのかなっていう。あと、やっぱり中野さんがすごい強い人なんで、そこも強みですかね。」

 

――最後に、今後の新歓のイベント予定を教えてください!

 

「まず、3月28日、29日のサークル紹介のどっちかの日にステージでネタをやる予定です。それから、4月11日のOnefesに出ます。で、4月には他にもちょっとした新歓ライブがあり、5月のはじめのゴールデンウィーク明けぐらいに、東一号館だと思うんですけど、学内ライブやるので、それに是非来ていただけたらなと思います。インカレなので色んな大学の人を募集していますし、今日も出ていた演者だけじゃなくて裏で音響してた人とか照明してた人とか受付とか、スタッフもいっぱいいるので、舞台にでるのはちょっとって人も募集しています!楽しいので、是非。」

 

 


 

本当に素敵なライブを見られて、しかもずっとインタビューさせていただきたかった皆さんにお話を伺えて、Onefesにも良い印象を持ってくださっていて、感無量でございました。

 

いやーこんなライブが無料で見られたなんて、なんて幸せなことでしょうか!

 

最近のテレビつまんねーな、とか、毎日ぱっとしねーな、とか、最近笑ってねーわ、とか、思っているそこのあなた。IOKのライブを見に行きましょう。ってか、IOKに入りましょう。こんなに面白いことを同世代がやっているって思うと、ショックを受けるとともに、生きる活力もわいてきます!一度足を運んで、SHI・GE・KIを受けてください!

 

以上、噂のそうせきゅんがお送りいたしました。

新入生の皆、HASCもいいけど、IOKに入ろう(編集長に怒られそう)!

 

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