見ざる、言わざる、聞かざる、時々家康。
どうも、しーがる改め有理化√です。何だかとっても理系っぽい名前になってしまいました。
√は読んでも読まなくてもいいですからねっ。
さて、年が明けましたね。皆さんは初詣に行きましたか?私もバッチリ行ってきましたよ。
それも世界遺産、「日光の社寺」に。
これではピンと来ない方もいるかもしれませんが、日光東照宮とか、あの辺りの寺社一帯のことです。
「日光東照宮」「二荒山神社」「日光山輪王寺」2社1寺をはじめとする建造物群をとりまく遺跡(文化的景観)が、 「日光の社寺」として登録されているのですが(参照)、
今回は「日光東照宮」と「日光山輪王寺」をレポートしたいと思います。
初詣だけなら輪王寺で事足りるのですが、東照宮にはかの有名な「三猿」がいますからね。ちょうど猿年だし行ってみない手はない!さあ張り切っていきましょう。
1月2日AM9:00
父の運転する車で駐車場に到着。(2016年1月2日現在、駐車料金は500~600円です。なお、ここのトイレを使うのはお勧めできません。)
早速の階段。
入学後の体たらくで体力が大幅に落ちている自分としては、既に苦行が始まったようなものです。
そう、これは始まりに過ぎないということ。
これから訪れようとする人たちのために一つ言っておくとしたら、
「階段が多い」これに尽きます。
まずは輪王寺へ!
ちなみに有理化√一家は、毎年この「三仏堂」で一年の平安を願っています。
ただ…。
現在50年に一回の改修工事中につき…
(しかもまだ始まったばかり)
ちょっと、お堂感が薄めです、ハイ。
公式サイト(参照)によると、
『地上26m(ビルの7階に相当)には「天空回廊」(展望見学通路)があり、三仏堂の屋根頂上と同じ高さから修理現場を見学でき、さらに外に目を向ければ東西に広がる日光門前町の眺望がご覧いただける、「日光山の新名所」ともいえる施設』
だそうです。文字の上に窓が並んでいますが、そこから改修工事の様子を見降ろせます。
(撮影禁止でした…。)
こちらは、有名な「金剛桜」です。
桜の季節かつ工事終了後は…、
新年だけあって、中々に混雑しています。ここでチケットを買わないと三猿に会えないので、購入。さすがに中学生のふりはできず1300円(大人料金)が吹っ飛びました(小中学生は450円)。毎年欠かさず初詣に来ていますが、この先に進むのは久しぶりです。
待ってろよ三猿。
なお、この場所を左に行くと、二荒山神社です。
一瞬行こうと思いましたが、家族に良縁を祈願する姿を見られるのはちょっと…。というわけで割愛。ご利益のほどは、自分で確かめてみてください。
先に行きましょう。いざ三猿!!
それと、話はそれますが。看板の「日光東照宮宝物館」についてです。戦国辺りの歴史が好きな人に特におすすめですよ!日本刀、絵巻、小道具、甲冑、神輿など、充実の展示内容ですので!!
さて。
階段を上り、チケットを見せて門をくぐり、左に折れます。
猿!
猿!!背中が寂しげ。
猿!!!腕長いな!?
三猿ーーーー!!!! うおおお!!例のポーズだ!!
今のヒトツマミのロゴにもいますよね、こんな感じの猿たち。
そいつらはどちらかというと可愛らしいのですが、こちらは…目力がありますね。塗料が剥げてることがどうでも良くなるくらいに精巧に作りこまれていて、目を奪われました。
ここは「神厩(しんきゅう)」といって、猿が馬の健康安全を守るという信仰に基づき猿の彫刻が飾られているとのこと。三猿の猿って、「神猿」だったんですね…!
剥げてるとか言っちゃいましたけど。
ここに飾られている猿の彫刻は合計で8面あるのですが、人の生き方を説いているとのことです。
一番有名な三猿の場面の外にも、なかなか面白いシーンがあるので興味のある方はぜひ。
ちなみに、三猿って海外では「Three wise monkeys」と呼ばれてるそうですよ。
なんでも、「見ざる、聞かざる、言わざる」が叡智の3つの秘密を示しているとか…!?
「子どものときは、世の中の悪いことを見たり、聞いたり、言ったりしないで、素直なまま育ちなさい」
という教育論的な意味が込められているんですね。
猿年だし三猿でも見るか、とい当初の目的が達成されてしまいました。
せっかくだし、もう少し行ってみましょうか。
後ろを振り返ると、
「想像の象」 これまた有名な彫刻が。
製作者が本物の象を見たことがなく想像で描いたということで、この名が付いたと言われています。ネーミングに洒落が利いていますね。なお、この建物は「上神庫」というものです。
陽明門(現在工事中)を抜けて、右折!
列ができていますね。並んでみましょう!だって日本人だもん。
「眠り猫」を撮りたい人の列でした。
左甚五郎という人物が作ったようですね。牡丹の花、日向ぼっこしつつ眠る子猫…最高のシチュエーションです…!かわいすぎる、Japanese kawaii ですよ…!!
さすが甚五郎、絶妙の奥義。ド素人が言うのもアレですが。
では、さらに先へ!
この門はどうやら「坂下門」というらしいですね。
家康公の御墓所…
そう、東照宮は。
徳川家康が祀られてるんです。家康は死後に神格化され、東照大権現という名前で東照宮を守っていることになっています。狸と言われようと、人様がこしらえた天下餅を座ったまま食ってるじゃねぇかと揶揄されようと、彼は生前に200年の平和の礎を築いた男です。敬意を表しお参りに行きましょう。石段が200段なんて問題になりませんよ。
…ところで、この200って数字、前述の年数にかけてるんでしょうかね。
そんなことを考えながら、上り始めました。
やっぱり人が多い!
しばらく上ったところで看板が…?
すでに有理化√の足腰は悲鳴をあげていますので、休憩がてら読んでみましょう。
ここ、東照宮の見どころでしたか…。
石を用意するのも、ここまで運んでくるのも難儀だったでしょうね…。
その苦労に比べれば、階段なんて容易いものですよ。
ようやくゴールが見えてきました。
階段の踊り場に立っているのですが、その右手にまた気になる看板が。
出た、御遺訓。
「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し 急くべからず」
ありがたいお言葉ですね。家康自身がとんでもない苦労人だっただけに重く心に響きます。
では階段を登り切ってしまいましょう。
あの、前にいた女の子が一段一段口に出して数えながら上っていたんですが。それが非常に可愛らしかったこともついでに報告しておきますね。
ようやく上までたどり着きました。お参りをするのにもこの列。
長い…。
「奥宮拝殿」
写真だと見づらいんですが、どうもここは「将軍でないと昇段参拝を許されなかった」みたいですね。
やっぱり家康が祀られてるだけはあります。
「奥宮御宝塔」
要するに家康の墓です。
正面から撮りたかったのですが、力及ばず。ご了承くださいませ。
………。後光がぁ……………!
2016年はまだ始まったばかりです。いい年にしていきましょう!!
残りはオフショットです。よろしければご覧ください。
火災対策、さすがにしっかりしています。
余程のぼられたくないのでしょうね。
青い鳥文庫の挿絵のようです。
静謐。
「光明院稲荷社」
輪王寺での一枚。学業成就、家業繁栄を祈願しましょう。
見せられそうな写真が尽きたので、以上で今回の記事を終わります。
日光の良さが少しでも伝わったのなら幸いです。関東圏内ですし、初詣がまだの方はこの機会にぜひ行ってみては!?
国立からのルートの一例を載せておきますね。(電車の場合です)
国立→中央線で新宿へ
→4番ホーム湘南新宿ライン宇都宮行き(大宮直通)で宇都宮へ
→5番ホーム日光線日光行きで日光へ
→徒歩で東武日光駅へ
→東武バスで日光の社寺へ!
ではまた。
この記事をシェアしよう!
あわせて読みたい