一晩でタバコ◯◯本!?市民の力で国立をキレイに。
こんにちは。編集長のたかたです。
僕は国立に住んでもう1年半以上経つのですが、国立って本当に綺麗な街だと思うんですよね。
国立市・大学通りの四季まとめ pic.twitter.com/HljJrD3b35
— ふるチャン (@0816talkman) 2015, 12月 22
春は桜、夏は緑、秋は紅葉、そして冬はイルミネーション。
大学通りは一年中一橋生の目を楽しませてくれます。
しかも文教地区なのでパチンコ屋やゲームセンターがなく、本当に治安がいい。
しかし。
こんなに綺麗な国立でも、足元を見てみると意外とゴミが落ちているって、知っていました?
というわけで今回取材したのは......
国立あかるくらぶの皆さんです。
〜国立あかるくらぶとは?〜
一橋生6名が中心となって活動しているボランティア団体。
「一橋生と国立市民の方々を結ぶ」をテーマにゴミ拾いやイベントなどを企画している。
毎週日曜日の夜に一橋生と国立市民が集まりゴミ拾いを行っており、今回はそれに参加した。
(※団体についての詳細は後半のインタビューで)
国立に住んでいる一橋生なら一回くらいこの黄色いベストを着てゴミ拾いをしている方々を見たことがあるのではないでしょうか?
伺ったのは12月某週の日曜日の夜。
もちろんめちゃくちゃ寒いです。
そんな寒い夜に集まった人数は何と15名(一橋生3名➕市民の方12名)。
参加者の中には市議会議員さんや他大学の大学教授の方もいらっしゃいました。
休日の夜ですよ。日曜日。普通はちびまる子ちゃん見てサザエさん見てダラダラして月曜日に備えるじゃないですか。しかもこの日はM-1やってた日ですよ!M-1見るでしょ!
そんな日にゴミ拾いをしに集まる方々。すごい。すごすぎる。
早速ゴミ拾いを見学させていただきます。
散らばってゴミを拾うみなさん。改めて地面を見てみるとタバコがたくさん落ちています。
「たかたさん!!!ここ!!ここ見て!!!」と呼ばれたのはこちら。
国立駅近くの喫煙所です。(写真奥が国立駅)
「ん?喫煙所だからタバコが大量に落ちてるのかな?」と思って見てみると......
ゴミ。
ゴミ。
ゴミ!!!
喫煙所の中はゴミでたくさんでした。
何より驚きなのが、昨晩掃除したばかりであるということ。
1日でこれだけのゴミがたまるのです。
せっかく「喫煙所で吸う」というマナーが守れてるんだからゴミのマナーも守って!!!
その後は旭通り、大学通り、富士見通りの3班に分かれてゴミ拾い。
参加されていた地域の方に簡単にインタビューをしてみました。
ーーどうしてこの活動に参加しようと思ったのですか?
地域の方「元々参加されていた方からお誘いを受けたのが初めですね。地域のために活動していらっしゃる方々がいることに共感を覚えて参加しました。少しでもお役に立てればと」
ーーなるほど。参加してみてどうですか?
「思っていた以上にゴミが落ちていて驚きました(笑)。ゴミを意識して街を歩くことはそうそうないですから、いざこうして見てみると全然意識が変わりますね。あとは人とすれ違った時に『こんばんは』と声かけをしているのですが、知らない人に挨拶することなんてないので新鮮ですね。こうやって地域交流が進めばいいなと思います」
参加されている方々を見ているとみなさん嫌々拾っているようには見えません。
地域の方同士のおしゃべりはもちろん、ゴミ拾い自体を楽しんでいるようにも見えます。
そんなこんなでゴミを拾うこと約30分。
富士見通りのセブンイレブンに集合します。
30分でこれ!!?!!??
凄まじい量です。
数えてみると......
ペットボトル 8本
缶 37本
その他ゴミたくさん
そして......
タバコ 672本
30分でですよ!?15人いるとはいえすごい本数です。
と、思ったら.......
「うん、今日は少ない方だね」
「!?」
というのも、かつて50メートルで800本落ちていたことがあったというのです......。
恐ろしいですね。喫煙者のみなさん!マナーは守りましょう!
と、いうことで!
国立あかるくらぶを主宰している一橋生3名(左から内田さん、前田さん、熊野さん)(以下敬称略)にインタビューを行いました。
ーーあかるくらぶの活動を始めた経緯を教えてください。
前田「純粋に一橋生と国立の市民の方を結び付けたいなと思ったのが初めですね。ご飯でもなんでもいいんですけど、一橋生が市民の方と交流する場ってほとんどないじゃないですか。それをなんとかしたいと思って同じクラスだったこの2人を誘ってあかるくらぶを始めました」
内田「とりあえずなんでもいいから地域の方が必要としていることを始めようということで今はゴミ拾いや朝の見守りなどをやっています」
前田「住民の方々はいろんなことで悩んでおられるようなのですけど、やっぱりそこに若い力が加わるとすぐに解決できたり化学反応のようなものが起きたりするんです。そうやって国立が明るい街になっていけばいいなと思います」
熊野「前田は毎朝小学生の登校の見守りもしているんですよ」
ーー毎朝ですか!?
前田「はい。事故の多い交差点があって、そこで毎朝7時45分から30分見守りをしています。おかげで一限には出られています(笑)」
▲見守りをする前田さん
ーーすごいですね......。
ーー活動をしていてよかったなと思ったことはありますか?
熊野「やっぱり市民の方と仲良くなれるのが嬉しいです。冗談を言いながらゴミ拾いをしたり、焼肉に連れて行ってもらったり(笑)。みなさん本当にいい人たちばかりで、毎回楽しみながら活動しています」
前田「僕らはあと数年で卒業しておそらく国立を去りますが、住民の方々はずっと国立に残るわけじゃないですか。そこでこうやって仲良くなっておけばいつかまた帰ってきた時に再会する人ができる。スケールの大きな話ですが(笑)」
内田「国立市民の方から見るとやっぱり一橋って閉鎖された空間みたいなイメージがあるらしくて。そんな状態だと絶対に市民の方と交流なんかできないじゃないですか。そこに風穴が開けられれば最高だと思います」
ーーゴミ拾いや見守りの他には何かされているのですか?
前田「そうですね、例えば国立は路上喫煙禁止のはずなのにタバコのポイ捨てが多くて市民の方が迷惑しておられるので市役所に相談しに行くとか。あとは早くて再来年くらいに国立市のゴミ袋が有料化するかもしれないらしく、それを導入してどうなるのか、それについて市議の方がどう考えておられるのかなどを研究してみようということになって、今それを始めているところです。ちょうど先日『エココン』という環境関連のコンペがあって、あかるくらぶはグループ内で2位をいただきました」
内田「そういう堅い面もありますが、決して堅い団体ではありませんので(笑)。フラッと参加してくれて本当に構いません。ゴミ拾いをしたいっていうのじゃなくて、大人とくだらない話をしたいとか、そういう理由で全然大丈夫です」
熊野「国立にもいくつか自治会があるんですけど、やっぱり20〜40代くらいがぽっかり抜けちゃってるみたいで。市民の方も若い力を求めているので是非一橋生のみなさんに参加して欲しいです。一回来たからそのあともずっと来させられるみたいなことは絶対ないので!」
ーーありがとうございました。
「何か始めたいけど何をしたらいいかわからない」「知り合いを増やしたい」という方、一度参加してみてはいかがですか?
初対面の僕にも住民の方々は気さくに話しかけてくださり、取材とはいえ本当に楽しい時間を過ごすことができました。
普段の生活で大人と仲良くなる機会なんてそうそうないはず。オススメです。
〜参加希望の方へ〜
開催日:ゴミ拾い→火、金、日曜日の夜
見守り→平日の毎朝
参加方法:まずは kunitachi.akaruclub@gmail.com にメールを!
もしくは日曜夜9時に国立市中1丁目8−22に現地集合
SNSでも情報を流しているので是非チェックを!
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