国立冬の風物詩「まちチョコ」に迫る! ラポンテに突撃インタビュー

国立と世界をつなぐチョコレート


こんにちは、鷹・カーンです。

 

 

ヒトツマミ発足イヤーとなった今年、私鷹・カーンもそこそこの本数の記事を書かせていただきましたが、これが今年最後の記事となります。ヒトツマミ自体は明日以降も更新されるので大掃除に飽きたら最新記事をご覧下さい。

 

 

さて、僕の今年最後の記事は初めてのインタビュー記事となります。

コミュ障で友達がいないから今まで一人であちこちほっつき歩いて記事を書いていたのに、最後の最後でインタビューです。今までヒトツマミで掲載されたインタビュー記事はたくさんありますが、どれもライターの取材力の高さがうかがえるものばかりで、僕にあんないい質問が出来るとは到底思えません。

そうは言ってもせっかくインタビューさせていただくからには、と頑張らせていただきました。あとは取材相手の方のコミュ力にお任せです。

 

 

 

前置きが長くなりました。今回インタビューさせていただいたのは

一橋大学フェアトレード推進サークルラポンテ様。

 

「ぜひこの時期に一橋生に伝えたいことがある」という代表の早田さんからのご連絡を受けてお伺いしました。

 

 

 

そもそもフェアトレードって何か、皆さんご存知です、よ……ね……?

「フェアトレード推進サークル」の代表に「フェアトレードって何ですか?」なんて聞いたらそこでインタビュー打ち切りになってしまうと危惧し、インタビューではお伺い出来ませんでした。

万一ご自分の知識に不安がある方はWikipediaをご参照下さい。

 

 

 

気を取り直して、フェアトレード推進サークルとは何をしている団体なのか、早田さんが伝えたいこととは何なのか、お話伺ってきました。ご覧下さい。

 


 

 

──ヒトツマミ編集部です。今日はよろしくお願いします。

 

早田さん 「ラポンテ新代表の法学部2年、早田と申します。よろしくお願いします」(以下敬称略)

 

──「新」代表というのは、最近代表に就任されたのですか?

 

早田 「はい、つい2週間前にラポンテは代替わりしたばかりです。年内は『新』代表と名乗っても怒られないかな、と……」

 

──なるほど、新代表就任おめでとうございます! では早速ラポンテさんについてのお話をお伺いしたいのですが、どういった活動をされているのですか?

 

早田 「『フェアトレード推進サークル』というと世界の経済格差や貧困といった問題を解決するための手段としてのフェアトレードを研究、啓発するすごくお堅い団体だと思われがちですが、ラポンテはそういう団体とは少し違います。

ラポンテは元々一橋大学の「まちづくり」という授業から派生してできたサークルで、『フェアトレードを通じた国立市のまちづくり』を活動方針としています。具体的にはフェアトレード製品を国立市内で販売することで国立市民の皆さんにフェアトレードを知ってもらい、その背景にある社会問題について少しでも気にかけてもらえれば、といったところでしょうか。その結果として国立市がフェアトレードに対して少しでも関心度の高い町になれば嬉しいですね」

「新」代表の早田さん

 

 

 

ラポンテさんが一番伝えたかったこと


 

──団体内でフェアトレードについて学ぶというよりも商品販売を通じてフェアトレードを広める、ということですね。ではどんな商品を販売されているのか、教えていただけますか?

 

早田 よくぞ聞いてくれました! それをお話ししたかったんですよ!

ラポンテの主要な活動として、秋冬限定、国立市内限定で「まちチョコ」を販売しています。ラポンテ創設直後から続く活動で、今年で9年目を迎えました」

今年度の「まちチョコ」。味は5種類

 

 

 

──フェアトレードのチョコレートですね。この「まちチョコ」はどのようにして作られているのですか?

 

早田 「チョコレート自体はPeople Treeというフェアトレード製品を扱っている企業から購入したものですが、パッケージを独自に作って元々の商品に巻くことで『まちチョコ』として販売させていただいています」

 

──なるほど、オシャレなパッケージですね。パッケージの絵はラポンテの方が描かれたのですか?

 

早田 「いやいや(笑)、こんな素敵な絵はなかなか描けないですよ。この絵は国立市内の風景画を公募して、応募いただいた作品を使用させていただいています。毎年国立市の風景を切り取った素晴らしい作品をお寄せいただいていて、このパッケージのためにまちチョコを購入して下さる方もいらっしゃいます」

 

──地元の風景が描かれていれば興味を持たれる方も多いでしょうね。まちチョコはどこで売られているのですか?

 

早田 「国立市内のカフェや雑貨屋さんを中心に20余りのお店で販売させていただいています。一橋大生の身近なところでは一橋大学の東生協でも販売中です」

 

──そうなんですね! 今度チェックしてみます。


店舗でまちチョコが販売されている様子

 

 

ラポンテさん作成のリーフレットには全販売店舗が紹介されています

 

 

 

 

──読者の方々も気になっていると思うのですが、まちチョコはおいくらで販売されていますか……?

 

早田 「やっぱり気になりますよね(笑) 今年は1個378円で販売させていただいています。僕たち大学生にとって1個のチョコに400円弱も出すのは躊躇われますよね……

フェアトレードの商品である以上、一般的な商品より少し高くなってしまうのは避けられないのですが、そこには理由があるということを知ってもらえるだけでも僕たちがまちチョコを販売する意味があると思います。かと言って『世界の貧しい人々を助けるために買ってくれ』というのも違うと思うので、皆さんにはあまり気負わずにチョコレートを手に取って下されば、と思います。本当に美味しいですよ!」

 

──最初聞いたときは正直「高い!」と思ってしまいましたが、まちチョコにはそれを補う魅力があるんですね。

「僕写真写り凄く悪いんですよ」と語っていた早田さん。何と撮った写真のほとんどが目をつむったものになってしまいました。「ぜひそのまま使って下さい」と言っていただいたのでお言葉に甘えてそのまま……

 

 

 

実は身近で販売されているフェアトレード製品


──まちチョコの他にはどんなフェアトレード製品を販売されているのですか?

 

早田 はい、まちチョコとは別に、一年中ラポンテがフェアトレード製品を販売させていただいている場所がありまして、先ほどお話しした東生協ではまちチョコの他にも紅茶やドライマンゴ―などのフェアトレード製品を販売しています。

今年棚がリニューアルされてレジのすぐ横に置かせていただいているので、買い物のついでに……と言うには少し高いかも知れませんが、この機会にご覧いただけると嬉しいです」

 

──ドライマンゴ―なんかは気軽に食べられて良さそうですね。

 

早田 「そうですよね、生協のコーナーでは出来るだけ学生が手に取りやすい商品を置けるように努力したいと考えているので、買っていただくことで僕らにニーズを伝えていただければそれにお応えできるように頑張ります」

東生協のフェアトレードコーナーの様子。まちチョコも売られています。

 

 

 

早田 あと、大学通りを南に進んだところでPro-Kさんが経営されている雑貨屋の『ゆーから』さんでもフェアトレード雑貨を販売させていただいています。ゆーからさんで販売されている雑貨はかわいいものばかりで、そんな中でも手に取っていただけるようなオシャレなフェアトレード雑貨を厳選しています。自分が選んだ雑貨が売れるとやっぱり嬉しいですね」

 

──僕は雑貨には疎くてなかなか雑貨屋さんに足を運ぶことがないですが、一度行ってみようかな……

 

早田 「ぜひぜひ! 同じ一橋生が経営しているお店だし入りやすいと思いますよ! ……これラポンテのインタビューでしたよね(笑)」

雑貨店「ゆーから」で販売されているフェアトレード雑貨

 

 

 

──最後に、一橋生に向けてメッセージをどうぞ!

 

早田 「とりあえず今の時期はまちチョコをよろしくお願いします! もうすぐ帰省する、という方も多いと思いますが、まちチョコは国立みやげにもってこいです!

あと、ラポンテは2016年が創設10周年の年となります。この機会に今までやっていなかった新しいことにもチャレンジしていこうと考えています。もしラポンテに興味を持って下さった方がいらっしゃったらいつでもご連絡下さい! よろしくお願いします!」

 

──今日はありがとうございました!


早田さんが親切で、よく喋る方で本当に助かりました。ちゃんとしたインタビューになっていましたよね……?

 

 

 

 

「フェアトレード」と「まちづくり」という、一見相いれない2つのキーワードを見事に両立させているラポンテさんが節目の10年目にどんな展開を見せてくれるのか?

 

2016年はラポンテから目が離せません!

 

 

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