基礎強でも大丈夫!?ヒトツマミ読者でもある留学生と交流できる場

”ヒトツマミって人妻を見るサイト?” 留学生との爆笑会話を楽しもう!


こんにちは、蛮勇亭にゅーとんです。

...そうなんです、Buzz Wars企画編集長たかたに負けてしまったライターたちは、恥ずかしいライター名に変えられてしまいました。先ほどこれについての記事が上がっていましたね。まだ読んでない方はこちら→Buzz Wars The Final

 

元々私のライター名はニュートンだったわけですが、

 

蛮勇亭にゅーとん

(読み:ばんゆうていにゅーとん)

 

に変わりました。”ニュートン”だから万有引力、それを落語家っぽくして蛮勇亭にゅーとん

だそうです。はい。

 

よくわかりませんが、とりあえずみなさんぜひライター名を覚えてください。

基本取材ばっかりやっている蛮勇亭にゅーとんです。これからもよろしくお願いします。

  


 

 

さて、今回私が取材したのは”Language Community”(以下LC)。この団体を知らない方がほとんどではないのでしょうか。この団体は「学部生と留学生の交流を促進する」ことを目標に毎週水曜日のお昼の時間に交流会を開いたり、季節に合わせたイベントを開いたりしています。

 

 写真:水曜日の交流会にて

 

この記事では活動参加レポと、活動の運営をしているLCコーディネーターの2年生の溝渕さん曾さん、そして1年生の竹内さんの3人へのインタビューをお届けします!

 


 

まずは水曜日のお昼の活動に参加してみました。

「英語ができない人でも楽しめることを実証したいから実験台として来て!とひどい理由で連れてこられたTくん(英語弱者)も一緒です。

 

 

場所は国際研究館の1階ラウンジ

どこ????と思う方がほとんどだと思います。この建物は留学生が中心となった授業のほとんどが行われているので、短期留学の事前プログラムなどに参加していない限り、学部生には縁のない場所です。

でも場所は東キャンパス2号館のすぐ隣!

 

 

2号館の右にある道を進んで...

 

右手にある建物が国際交流館です! 

 

1階ラウンジにつくと、すでに学部生、留学生ともに何人か集まっていました。

どうしなければいけない、という決まりは一切なく、自分で好きなテーブルに座ってそこにいる人と日本語でも英語でも自由に会話をする、というシステム。

 

写真:学部生3人、日本人のお母さんを持つオーストラリア人留学生Aさん

 

私たちが最初に参加したテーブルは基本英語で話しつつ、留学生も日本語が堪能だったので学部生がわからない単語があったら日本語にシフトしたりなど、ほんわかした雰囲気でした。

 

話題は「日本語と英語の違いについて」

(会話は英語と日本語がまじりあっていたので、ここでは日本語に統一してお届けします。)

 

Aさん「やっぱり敬語は難しい。“いつオーストラリアに帰られますか?”って聞かれて、飛行機のチケットを買えば簡単に帰れるのになんでそんなこと聞かれるの、って思ったもん。」

 

学部生「あー確かに可能と敬語の違いはわかりにくいよね。」

 

Aさん「逆に英語で難しいことって何?」

 

学部生「”Didn’t you like that?”って聞かれたときに”Yes”と”No”のどちらで答えればいいのかわからなくなるんだよね、日本語と逆だから。」

 

Aさん「それ間違える人多いよね。それって、日本語がネガティブな質問が多いからだと思うんだよね。“これ面白くない?”みたいに。」

 

学部生「あ~確かにね。」

 

 

文化の違いの会話が進んでいるかと思えば、いきなり隣のTくんと中国からの留学生Bくんが爆笑し始めました。

 

 

え、どうしたの?」

Tくん「彼が真顔でさ、“この前福岡言ったときに可愛い子の比率が異常に高かったんだけどどうして?”って聞いてきた(笑)」

Bくん「本当に可愛くて不思議だった…。」

Tくん「う~んよくわかんないけど九州は美人な人多いことで有名だよね。あとその他の地域だったら兵庫も多い気がする。」

Bくん「え、どこそれ?絶対行く!」

 

 

…めちゃくちゃ真剣なまなざしで兵庫の漢字の綴りを伝えていました…(笑)

言語について真面目に話しているところもあれば、このように美人が多い地域についての会話まで、様々な会話が繰り広げられていました。

 


 

続いてやってきたのはブラジル人留学生

Tくん「名前なんて言うの?」

ペドロさん(以下ペドロ)「ペドロです。」

Tくん「ああ、覚えやすい!ブラジル人で他にもペドロって名前の友達いるんだよね。」

ペドロ「いるでしょ~!日本に来て留学している人だけでもうペドロっていう名前のブラジル人10人くらい発見しました!

 

ペドロさん、とにかく元気な方です。隣で取材している私を見つけ…

 

ペドロ「あの人誰?」

Tくん「ヒトツマミっていうサイトの編集員で…」

ペドロヒトツマミ?!めっちゃ好き!!え?!書いてるの!!

私「はい、書いてます!」

ペドロ「え、この間の、あの、なんの記事だっけ?あのいろんな人に悪さをする…

Tくん嘘つくやつ?」

ペドロ「そうそう!!…あ、ちょっと待ってください、握手してください。ありがとうございます、素晴らしかったです、本当に!!」

 

 

なんと…!!!ヒトツマミが…!!!留学生の間でも浸透している…!!!!!!!!

嬉しすぎますね、ありがとうございます!!

 

と感激していると、再びTくん中国人留学生Bくんから大きな笑い声がしてきました。

 

Tくん「ねぇねぇちょっと、今彼がさ、“ヒトツマミって人妻を見るサイトなの?”って(笑)」

全員「え?!(爆笑)」

 

どうやらペドロさんが「ヒトツマミ」と言ったのを聞いて、そういう発想に至ったみたいです。

 

ペドロ「これからずっとその見方しかしないから!(爆笑)」

 

 

和気藹々とした雰囲気の中、ペドロさんと会話が弾んでいきます。

 

「本当に日本語きれいですよね…私なんかより全然文法とか丁寧…」(日常生活に支障が出ないレベルの日本語弱者です。)

ペドロ「恐れいります、そんなことございません。」

Tくん「いや、本当に彼女より上手いかもしれない。」

 

いつも英語弱者ネタで私にバカにされるTくん、こういうときに仕返しをしてきます…。

 

「日本語は昔から勉強していたんですか?」

ペドロ「ブラジルは日系人が多くて、クラスに最低1人は日系人がいたので昔から日本になじみはありました。欧米だと日本、中国、韓国の区別がついてなくて、みんな中国人だと思われていることが多いと思いますが、逆にブラジルではみんな日本人だと思っている人が多いです。それほど日本はブラジルにとって身近な国ですね。」

「そうなんですね。ちなみに、家はブラジルの雪の住む地方でした?あっ…」

Tくんほんと彼女日本語おかしいでしょ!!

ペドロでも通じるので!

通じることが大事ですよね!

ペドロ「ですよね!」

Tくん「このライター、日本語間違えて留学生に通じて”もらってる”よ(笑)

 

この私の失態をきちんと記事に書け、とTくんに言われたのでちゃんと書きました。日本語頑張ります。

でも、このエピソードからわかるとおり、日本語を間違えてもこんなにフォローしてもらえるので、英語なんて間違えたって全く問題になりません。

伝えよう、と思う気持ちさえあればコミュニケーションはとれます!

 

 

ブラジルは南北に長いために南の地方では雪が降るものの、ペドロさんが住んでいた北の方だと一切降らないそうです。

ペドロ「たまに“ブラジルの北部で雪が降ったぞ!”というニュースを見て、ブラジル人が雪だるまを作っている映像などが流れるのですが、たいてい手のひらに乗るくらいのサイズの雪だるまですね(笑)」

「日本に来て初めて雪を見た時はどうでした?」

ペドロ「初めて雪を見たときの体験は本当に感動的でした。大学入試みたいな試験を受けたあとに学校から出たら雪が降っていて、“OHH 神様 I LOVE YOU”って感じでした!」

 


 

とても優しく日本語が堪能な上に面白いペドロさんに、留学生を代表してLanguage Communityへの思いを聞かせていただきました。

 

―留学生として、このLanguage Communityはどう思いますか?

「過去に留学を2回と、関西の方の大学にも行ったことがあるのですが、イベントなどを企画して留学生と学部生の交流を促す団体があるのは一橋が初めてでした。今まで行った他の大学は寮も授業も完全に留学生だけ別だったので、部活などをやっていない人は学部生との交流が全くありませんでした。でも、Language Communityは団体のメンバーでない人でも気軽に参加でき、それぞれの参加したい度合いに合わせて自由に交流ができるので本当に恵まれた環境だと思います。ですから、この特別な環境をぜひ学部生の皆さんにも利用してもらいたいです。」

 


 

最後に運営の3人へのインタビュー。

この3人は「留学生に出会ったら必ずFacebookの友達申請をしています!」と言うくらい留学生と距離が近いです。そんな彼らに活動への思いを聞きました。

 

写真:左から溝渕さん、竹内さん、曾さん。

 

―まず、Language Communityの始まった経緯を教えてください。

 

溝渕「何年か前から国際課主催で昼休みに5人くらいの留学生や学部生がこぢんまりと集まる会があったらしいのですが、これではいけないな、ということで夏学期に国際課から運営メンバーの公募があり、僕らはそれに応募して採用されました。これからは昼休みの集まりだけではなくもう少し大きなイベントを定期的に開いて学部生と留学生が気軽に、オープンに交流できるような環境を作っていこうと考えています。」

 

 

―今まで運営をしていて感じたことを教えてください。

 

竹内「運営の3人がそれぞれ違う考え方を持ち、それぞれが忙しい中でこのLanguage Communityを国際課のチューターとして運営していくというのはチームとして難しい条件です。ですが、その中で来てくれる人のニーズに応えることを考えたり大学の国際交流の場として自分たちができることを考えるというのは難しいと思う反面、良い学びになっています。」

 

溝渕「やはり一般的に学部生と留学生の間では大学生活に求めるニーズが違うのですが、国際交流という側面からその両方のニーズにメリットが出るようなイベントを企画するために試行錯誤をしています。たとえば、この定期活動であれば学部生は英語の練習をしたくて、留学生は日本語の練習をしたい、ということがよくあるんですよね。そんなときはなるべく日本語を話したい人のテーブル、英語を話したい人のテーブル、といったように上手く配分できるように心がけています。でも、最終的にはお互いの言語を交換する場所以上のものが提供できたらいいな、と思っております。」

 

 

―今後の目標は何ですか?

 

「一橋は大学として、グローバル化のために英語での授業を増やしたり、留学生の受け入れを増やすなどの取り組みを進めています。その結果として、小さい大学であるのに留学生の数は他の大学に引けを取りません。ただ、それは本当にグローバルな状態なのでしょうか?実際には留学生との交流が一切ない学部生が多いと思います。Language Communityはあくまでアプローチの一つであり、僕らは、将来的には一橋を現状よりもグローバルな大学、海外のグローバルな大学みたいにいろいろな国籍の人が同じ場で勉強しているような大学にしていきたいです。」

 

 

―最後に、ヒトツマミ読者のみなさんにメッセージをお願いします。

 

溝渕「一橋生で英語を学びたいと思っている人はとても多いと思います。でもやはり長期留学やHGP科目の授業はもともと英語ができる人でないと少しハードルが高いと思うんですよね。ですが、LCだったら別に英語が基礎強だろうが標準だろうが、ここに来れば英語で話せる機会が気軽に得られるので、ある程度英語に自信がつくレベルに達するまでのつなぎの役割を果たせるのではないかと思います。僕自身も海外経験はモニター留学のみで、テスト分けも標準でした。なので、英語に自信がなくてもぜひ気軽にいらしてほしいです。

毎週水曜日のお昼の活動はもちろんですが、イベントも今後多く行っていきます。

まずは12月21日クリスマスパーティーを開催します!ケーキデコレーション大会などを予定しているのでたくさんの方のご参加、お待ちしています!」

 

↓Language CommunityのFacebookページ。ぜひいいね!を押しましょう!

 


本当に運営の3人も、留学生もみな温かい雰囲気で、初めて活動に参加した私もTくんも十分に楽しめました。英語弱者代表のTくんは、中国人留学生BくんとLINEを交換して、今でも連絡をとっているそうです。

 

気軽に参加でき、すぐになじめる雰囲気なので毎週水曜日の活動はもちろん、イベントなども興味のある方はぜひ参加してみてください!

 

 

以上、蛮勇亭にゅーとんでした!

 

 

International Christmas Party with Language Community

12月21日(月)18時~

一橋大学構内 国際交流会館 国際寮 CCホール

参加費:800円

予約不要、軽食がでます

連絡先:hitotsubashilc@gmail.com

 


 

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