入学当初に作られた商学部全体のLINEグループがどうなっているか気になるミヤビです。PACEのグループも入っていないのは完全に僕のせいです。

さて。

中間試験やべえええっぇぇええぇえっぇよぉおおおおおぉぉぉっぉおおおおお！！！！！！！！！！！！

おっ……おっ…………（えずきながら出産時のウミガメのように一筋の涙を流す）

あ。焦りすぎて飯の画像を張り付けちゃったけど、勉強中特有の異常に腹が減るようになるアレへのあてつけとか、そんな意味はありません。ラーメンは美味しかったです。とっても。

もう中間試験も目前ということで、ようやく重い腰をあげて勉強してはヒィヒィとTwitterに怨嗟の声を書き込む頃だと思うんですが、試験前になって慌ててレジュメや過去問を漁りだす人、ままいるとおもうんですよね。

でも、そういう人っていうのはだいたい固定されていて、試験が来るたびにスパムよろしくLINEを飛ばしまくる暗黒乞食だと思うんですが（僕もです）、毎回毎回「ください」とバカ正直に懇願しても、真面目なあちら側（激モテ天使菩薩）からしてみたら良い迷惑。

だって、利がないですからね。僕はこの文章書いていて何故か自殺したくなってきました。

しかし、こちらも言わずと知れたゴミクズの端くれ。諦めません。

あいつらが過去問持っているのに、みすみす離してたまるか！！！！！！！！俺は落単を防ぐためなら土下座でもするぞ！！！！！

ただし、普通に頼むとこんな返事が来るんですね。1人中1人がこうなりました。100%。

思うんですが、こういうのは拒否する余地があるからいけないんですね。確かに「ください」だけだと理由がありませんし。

じゃあ、外堀を埋めてから交渉すればいいんじゃないか。相手が断れないように工夫を凝らしましょう。

僕が（試験勉強を放棄して）考えた交渉術、伝授いたしましょう。これでGPA爆アゲ間違いなし。

（絶対に、伝えなきゃ）

少しだけ暖かい空気が頬を撫でる。今日は卒業式。

いままでの日常が非日常になってしまう、そんな日。

はじまりは、単純だった。

入学して初めてのクラスで、まだ緊張と高揚が交差する教室で、私に声をかけてくれた。

たった、それだけ。

いつか伝えようと思っていた。

だけど、臆病になって、不安でどうにもならなくなって、辛くって。

泣きたくなった夜もあった。

でも。

「わたし」

嬉しかった。

修学旅行で同じ班になれたこと。一緒に過去問を解いたこと。合格通知を見て、笑いあったこと。

それで、やっぱり言わなきゃ、って。

「ずっと前から」

少し早い桜が風に舞う。

深呼吸をして、ずっと練習したあの一言を。

「過去問と講義ノートが欲しかった」

「もう消灯時間はとっくに過ぎているぞ！　おとなしく寝ろ！」

「うぃーっす」

「山セン行ったか？」

「ああ」

「……高橋達は女子部屋行ったらしいぜ？」

「マジかよ」

「クソッ……なぁ、ところで中田。お前、好きな娘とかいんの？」

「え～？」

「言えって、お前が言ったら俺も言うから」

「じゃ、せーので言おう」

「よっしゃ」

「いくぞ。せーのっ……宮原」

「過去問と講義ノートをください」

「……おい、騙したな」

「へっへっへ」

「おい、どうした？随分やつれた顔をしているぞ」

「実は最近、過去問と講義ノートを貰っていなくて……」

「……今日くらい、貰ってもいいんじゃないのか？」

「そうはいかない……そうじゃないと……じゃないと…………ぐっ！」

「っ！　おい！　しっかりしろ！！」

「ダメだ…過去も……ノート…………」

「救急車を呼べ！！　早く！！！！」

過去問と講義ノートは、人間の権利です。

母さんへ

ご無沙汰してます。さとしです。

家を出てもう一年になります。風邪や熱を出すこともなく、元気にやっています。

そちらはお変わりありませんか？

だんだんと仕事も板についてきました。

ポケモンバトルで金を巻き上げるのは難しいけど、いつか憧れのポケモンマスターになります。

最近はYoutuberになろうかなとも思っています。

ところで、

最近は自炊することが多いのですが、一口食べるたびに母さんの味を懐かしんでしまいます。

それで、どうしても食べたくなって、手紙を差し上げました。

過去問と講義ノートを送ってください。

待っています。

追伸　彼氏が出来ました。近々紹介します。

「いいかい、困ったり辛かったりするときは『過去問と講義ノートをください』と言うんだよ」

……過去問と講義ノートをください？

「そうだ。決してこのことは他の人に言っちゃいけないよ。それから……」

「いたぞ！　西通りだ！」

「……思ったより早かったね。お前は逃げな！」

待ってよ！君はどうするんだ！

「あとは任せな。もうお行き！」

っ……！ごめん……っ！

「さぁ、私が相手だ。いくよ！『過去問と講義ノートをください』！！」

校歌「過去問ください」

一

武蔵野深き松風に　世の塵をとどめぬところ

　 　新しき朝の光に　　うら若き血潮さながら

　 　自治の鐘高鳴りひびく 　自由の殿堂われらが母校

　 　一ツ橋　一ツ橋 　　あゝ　あゝ　過去問ください

二

富士が嶺遠くわだつみの　　八潮路をさきがけゆきて

　　まだ知らぬ道をひらきし　　伝統の気魄こりたる

　　胸の炬火世界を照らす　　理想の殿堂われらが母校

　　一ツ橋　一ツ橋 　　あゝ　あゝ　講義ノートをください

三

（ラップ）

……いかがでしたでしょうか。

ここまですれば流石に過去問も講義ノートも大放出してくれるでしょう。もし放出してくれなかったら、その人は悪魔か何かなので、悪魔祓いとかに引き渡しましょう。

さて、ヒトツマミとかいう有害サイトの記事書き終わったし、明日提出のレポートやるか。

カチッ

パッ

…………

過去問をお持ちの皆さん。大事なお知らせがあります。

僕はいま窮地に立っております。

僕には時間がありません。

願わくば無礼極まる言動に対し寛大なご処置を賜りますよう伏して申し上げるとともに、下記メールアドレスに過去問を送付していただきたく存じます。よろしくお願いします。

おわり

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