『一橋大学世界プロレスリング同盟』インタビュー/一橋祭を終えて

ヒトツマミ、ついに究極のタブーへ。プロレスラーの素顔に迫る。


いけええええええええ!!!!!

潮崎ィィィィィィィィ!!!!!

うおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉおお!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、どうも、いなばです。

先日の一橋祭での写真を見てたらテンションがブチ上がってしまいました。

 

は??「このカオスな写真は何だ」???非国民か???

一橋祭の一日目、三日目に行われた一橋大学世界プロレスリング同盟(HWWA)の興行の様子に決まってるじゃないですか。

 

例年開催されている一橋大学世界プロレスリング同盟(以下プロ研)の興行。今年もいろんな意味で一橋祭を沸かせていましたね。

そんなプロ研に今回お話を伺う許可をいただけたため、編集部がインタビューに行ってきました。

 

プロ研といえばとにかく

 

頭がおかしい



頭がおかしい



頭がおかしい!!!!!


そんな団体にお話を聞きに行くわけですから、もう、未開の地の民族とか幻獣を取材するような気分なんですよね。


そしてインタビューにお答えいただくのは、上の写真で技をかけられている潮崎マジックミラー号さん。(以下潮崎さん)

開口一番、「お前もチアガールに踏まれようぜ!!!」とか言ってきたらどうしよう。。。。。


ちなみに、この記事の最初に載せた写真で技をかけているのも潮崎さんなんですが、

開口一番、「オレ、ヒトツマミキライ。オマエ、タオス。」とか言ってバトルフェイズ入られたらどうしよう。。。。。




やだなあ。。。。。。



怖い。。。。。。



おなか痛い。。。。。。




父さん、母さん、先立つ不孝をお許しください。。。。。。



















潮崎さん、めちゃくちゃいい人でした!!!!!!!


開口一番、「部室きれいですねえ」って!!常識人!!

そんで見てください、この座り方も。


内股!!!!謙虚の現れ!!!!!


なんかますます潮崎さんとプロ研にすげー興味が出てきました。なんなんだろうこの方は。二重人格なのか。

そんなとこでさっそく本題のインタビューです。

 

 

――まずは一橋祭での興行、お疲れ様でした。学祭を終えてみて率直な感想はどうですか?

 

私たちは一橋祭の一週間前に武蔵野美術大学、その前の週に東京造形大学で興行をしていて、3週連続の興行だったんですね。それが終わったのでとりあえずひと安心という気持ちです。

 

――なかなかハードな日程だったんですね。興行をして回る中で特に大変だったことはありますか?

 

一橋祭の場合、リングを自前で作らなければならないのですが、それがかなり時間がかかって苦労しました。朝6時半から作業を始めて、完成するのが9時半くらいで。こう言ってはなんですが、土木作業をした余力で興行をしているという感じなんですよね(笑)

 

――その作業をした後でのあのパフォーマンスだと考えるとますますすごいですね…では反対に興行をしていて嬉しかったことは。

 

一橋でリングを組んでいるときや練習中に声をかけてくれる人が多かったことですね。

あと、私たちが夜に興行をするのは一年間で一橋祭の初夜祭だけなんですけど。そこでは例えば天下市でお酒を飲んだ後に「ちょっとプロ研見てこうかな」って来てくれるような地元の方々もいて。そういった面は一橋でしか無いので嬉しいです。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑初夜祭のリングを組む部員とOB


↑初夜祭。Mr.マニック(投げられてるほう)vs MOCOみちのく(投げてるほう)


ここまでのインタビューではっきりしました。潮崎さん、めっちゃ真面目な優しい人でファイナルアンサー。超好き。

 

いやでも待ってください。

やっぱり僕は性格が鬼のように悪いから、この人のダメなところを見つけたい!

昔から男をダメにするものといえば『女』!!

プロ研をやっていて、恋愛についてもいろいろ思うところがあるはず。

その醜い感情をください!!




――ではちょっと質問の毛色が変わるんですけど、プロ研の興行っていろんな意味で相当体張ってるじゃないですか。あれって時には女性にドン引きされることもあると思うんです。そういうプロ研の"性"(さが)と、モテたいという男の"性"はどう折り合いつけてるんですか?

 

ぼくは以前インカレの野球サークルに在籍していて、そこで彼女こそできなくても異性との関わりは持てていました。なのでプロ研に入る時はもう女性はいいやと。山籠もりをするような気持ちでしたからそういう葛藤はあまりないですね。興行についても、恥と外聞は取り外し可能なのでいくらでも(笑)



↓恥と外聞OFFモードの潮崎さん。漢(おとこ)だ。

 

 

――それではいったん山籠もりモードを切ってお答えいただくとして、理想の女性のタイプなんかはありますか?

 

最近思うのは、芸術や服のセンスがある人がいいなって。僕がそういったものに全く興味がないから教えてほしいです。あとは古典の教養がある人とか。僕には75歳の友達が二人いるんですけど、その人の『女性と付き合うなら、お互いに高めあえる存在じゃないと害悪でしかない』という言葉を大事にしています。

 

――では逆に、潮崎さん自身はどうやって恋人を高められると自分で思いますか?


僕は宗教社会学を専攻しているので、その子が悩んでる時に『キリスト教ではこう考える』『イスラム教では』といった風にでアドバイスできたらと思います。案外、そう言ってあげるとしっくりくる子もいるんですよ。




参りました。

潮崎さん、人間として徳が高すぎる。写真でお伝えできないのが残念ですが、宗教社会学のくだりでは後光が差していました。山籠もりの成果ですよね。

 

インタビューを私物化して申し訳ないのですが、この僧侶潮崎さんに私が最近抱えている悩みを打ち明けてみました。



――僕らもこのヒトツマミというサイトで記事を書いていて、たびたびクッソしょうもないことで体を張るハメになってます…でも入社試験の面接で、学生時代にやっていたことを聞かれて「歯磨き粉を食べていました」というわけにもいかないじゃないですか…そのへん、例えばプロ研さんだったらどんなふうに面接で自分の活動を話しますか…

 

僕らであったら、どうやったらお客さんにウケてもらえるかを常に考えていて、衣装やキャラも全部自分で考えて用意する。つまり自己プロデュース力をプロ研の活動を通じて身につけていることがアピールポイントになると思います。プロ研の活動は、もちろん全部の企業から良い評価をもらえるわけではないけれど、ハマる企業にはすごいハマるんですよね。現にOBの方々の就職先もそうそうたるものですよ。


↓さまざまな方面でご活躍のOBの方々。



ヒトツマミさんは...(間)...面白い記事ばかりですよね。僕は和泉多摩川で降りる記事が好きで。やっぱり同じくどうしたらウケるかを常に考えてるはずなので、そういったところは武器になると思いますよ。



ありがとうございます!!なんか間があったけど!!そしてモヤたまシリーズを挙げてくれるなんてお目が高い!


お話をしていて潮崎さん、本当に尊敬できる人だなと感じました。そもそもなぜ潮崎さんはプロレスを始めたのでしょうか。もっと潮崎さんについて知りたい!


――次の質問なんですが、潮崎さんがプロ研に入ろうと思った経緯はどんなものだったんでしょうか。


そうですね、、、まずそもそもとして僕はそこまで熱狂的なプロレスファンというわけではないんですよね。なので、僕のプロレスとの出会いは学生プロレスとの出会いであり、つまりそれはプロ研との出会いでした


――はじめてプロ研を観たのはいつだったんですか?


おととしの一橋祭興行です。

そこで僕は、ダパンプ松本さんという方の『パイ○リ固め』という技を見て、

はい?



ええ、『パイ○リ固め』

(取材を手伝っていた一年生の表情が消える)




それに衝撃を受けましたね。圧倒的におもしろかったし、追いつけないと思った

そうして、一橋祭の時は必ずプロ研を観ようと思い始めました。

ですが翌年の初夜祭興行で、『部員が少ないので、来年は興行ができないかもしれない』と発表されてしまって。それはとても悲しいなって。

そこで、その時ちょうど自分も『このまま社会に出ていいのか』と人生に悩んでいた時期だったので、『じゃあ自分がやる側になってみたらどうだろう』と考えました。

これが僕がプロ研に入ったいきさつですね。



いい話なんだか、しょうもない話なんだかわかりませんでした。

なんだか、はじめて潮崎さんの"ヤバイ"部分を垣間見れた気がします。圧倒的におもしろかったらしい。パイ○リ固め。

私いなば、この話をしてる途中は怖くて一年生のほうを見れませんでした。


ただなんにせよプロ研へのファン心理からリングに立った潮崎さんの意思にはアツイものを感じずにはいられません。


――あ、ありがとうございます。最後の質問になりますが、これからの活動のご予定と、来年の一橋祭への現時点での抱負をお願いします。

 

次回の興行は11月22日に東京大学で行う予定です。そのあとは未定ですが、半年ほど期間があくことになるかなと思います。

来年の抱負は、、、まだ今年のが終わったばかりなので(笑)

団体としては、自分が一橋のトップになるわけなんです。とりあえず今は試合レベルや技術を向上させて、他の学生プロレスの団体に少しでも追いつきたいです。

あとはやっぱり部員の獲得ですね。もっと人が増えてたらいいなと思います。学生プロレスはマイナスな面もあるけど、できるのは学生の間だけだし、なかなかない経験だと思います。だからこそ一人でも多くの人にやってほしい。こちらももっと入部の敷居をさげようと努力しています。

 

まとめると、来年の一橋祭では『レベルは高く、敷居は低く』ありたいですね。


――ありがとうございました!今後もプロ研の活躍を期待しています!

 

 

◎記事を読んでプロ研に興味を持った方がいれば、ぜひ潮崎さんに連絡をとってみてください!

(連絡先とプロ研に関する情報はこちらの記事から)



というわけで、プロ研の潮崎さんへのインタビューでした。ご協力ありがとうございました!


最後に、実は潮崎さんにもう一つご協力いただいたことがあって。

プロ研の興行を観てて思ったんですけど、アレ、部員のお母さんはどう思っているんですかね?心配じゃありません?いろんな意味で。


そんなお母さんにプロ研部員が送るハートウォーミングな手紙が見たい!!という僕の個人的な好みから潮崎さんに手紙をお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。

本当に重ね重ねありがとうございます。完全に僕の趣味です。

しかも内容がめちゃくちゃハートウォーミング。泣きました。これならお母さんも安心です。

そんな潮崎さんの手紙でこの記事を締めたいと思います。 以上、いなばでした。




母さんへ



私がプロレス研究会に入ってから、まもなく一年が経とうとしています。
思えば、私が学生プロレスを始めた事を伝えたのは今年の元旦でした。

おせちを食べながら、ぼそっと「学生プロレスを始めました」と言ったのです。
その時あなたは「どうして?プロレス好きだったっけ」とおっしゃいましたね。至極当然です。

今思えば私も、ヘンテコな理由でここに足を踏み入れたものだと思います。
それでも「もう二十歳だから勝手にしなさい」と反対も賛成もされませんでした。

あのときのホッとした気持ちは今でも忘れません。


その後、私がプロ研でなんやかんや苦しいときには

自分で好きにやってるのだから仕方ないだろう」と突き放しつつも、

興行当日に始発で間に合わない私を朝四時に起きて送ってくれたり

一橋での興行は観に来てくれたり…


べったりは甘えられないけど、しっかりと支えられていることを感じます。
本当にいつもありがとうございます。

これからも数年間、変なことして生きていきますが、どうぞよろしくお願いいたします。



潮崎マジックミラー号





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