たい焼き…それは僕らの夢
食欲の秋、たい焼きの秋ですね、ゆーきゃんです。
特にネタもないので今日はたい焼きとの相互理解を深めようかと思います
たい焼き…それは一言で言えば庶民の夢の権化である。
庶民の口にはなかなか日常的には入らない、あのホクホクとした焼き鯛をかたどった形状。
安価ながらささやかな喜びを与えてくれる、アツアツの餡をその身の内に秘め、
子供の小遣いでも購入可能な価格設定がなされた、「美しさ」さえ感じる日の本一のお菓子である。(広辞苑より誤引用)
そういうわけで、たい焼きの神秘に本日は迫りたい。クッソ暇だったら最後までお付き合いくだされ、クッソ暇だったら。
The Birth of Taiyaki
以下作画:ゆーきゃん
遡ること百余年、時は明治
19世紀!それは産業と貿易の発展が人々の生活と思想を変えた時代だッ!
依然!食糧不足や貧富の差が激しいにもかかわらず大人も子供も
『自分もいつか金持ちと同じように鯛が食べれるッ』
このような幻想をいだいていたッ!
それは嵐のようなすさまじい乾きだったッ!
(当記事はジョジョの奇妙な冒険第一部の履修を前提に編纂されていますご了承ください)
実際たい焼きの発祥は19世紀、明治末のまで遡れます。
明治時代末期の文学作品や著述、新聞記事などに「鯛焼」との記述が散見されており特に脚注もなかったことから、そのころからたい焼きは身近なものだったらしいです。
調べてみると面白い事実が
たい焼きは今川焼から派生した食品だったのだ!
意外さのかけらもない!
将来の展望
そこで、たい焼きの進化の過程とたい焼きの将来の展望について考えてみましょう。
まず今川焼の段階
この流れでなかなか言いづらかったのですが、筆者はたい焼きよりも今川焼派です。
そして多分こういう段階を経る
そして多分こういう段階を経る
泳ぐやつ。調べてみると、泳げたいやき君のおじさんという歌もあるらしい。所ジョージ…あんた分かってるよ。
登れ!たいやき君!やら、踊れたいやき君!まである。TAIYAKI M@STERですね
そして手足が生え、陸に上がる
二足歩行に
道具を用いるようになり
文明の隆盛。
このあたりで勘弁していただきたい。虚しくなってきました。一人試験前日の深夜になにが楽しくてたい焼きの進化を描かなければならないのか。落単待ったなし。タンノシイタンノシイ。
まとめるとこんな感じ。
フランス語のリーディングテストに向けてCDを取り込んでる時に傍にペンタブがあったのが良くなかった。フランス語って語尾の子音基本読まないんすねビックリビックリ。
…さあ、気を取り直してたい焼きについての知識を増やしていきましょう、きっとあなたの人生になんの利益ももたらさないはずです。友達にこの無駄な知識をひけらかして一人でタイ焼きを食べよう!
その壱
天然もの・一本焼きと養殖物
みなさんはたい焼きを焼いているところをじっくりと見たことがあるでしょうか、見たことがない人は是非見てみよう、そんなに面白くない。
面白くないのは所謂「養殖物」だからです。一度に大量の鯛を焼き焦がすパターンのアレ。
一方でこだわりのお店では一匹一匹をひっくり返しているところも多いです。職人の初老のおじさんが真剣な顔で仕事に挑んでいる姿に萌えを感じるそこのあなたは是非見に行こう。
あとは焼き加減等々で微妙な差があるそうで、養殖物にはない味の違いを感じられるんだとか!都内のたい焼き名店のリンクはこちらから
その弐
たい焼き論争
みなさんはたい焼きのしっぽにあんこが入っていてほしい派ですか?いらない派ですか?
過去にそれをめぐっての大論争がありました。
安藤鶴夫という演劇評論家が「尻尾まであんが入った誠実さ」「しっぽまであんこが入っていて贅沢」といった論旨の文章を掲載したところ、映画監督の山本嘉次郎らが「しっぽはそもそも甘いあんを食べた後の口直しであって、入れるべきではない」と反論。こうしてマスコミをも巻き込んだ大喧嘩になったそうな。
ちなみに私はあんこいらない派です。あんこいる派に「私の仲間になれば、世界の半分をお前にやろう」と国民的RPGのボスばりに言われても、決して迎合しません。分かり合うことはできないのです、悲しきかな。
もう一つのたい焼き論争の争点はどこから食べるかですね
頭からか…しっぽからか…そんな論争をしていたら隣のミヤビ君がパクリ
はらわたを一口。
なんてちっぽけなことで争っていたのだろう。そう思わされた瞬間でした。
食べたいように食べましょう。
その参
エアロスミスとたい焼き
これは有名な話ですが、伝説的ロックバンドのエアロスミスのメンバーは全員がタイ焼き好きなんです!メンバーはたい焼きを「完全食品」、「日本の神秘」と形容していたりします。
また、日本公演の後にたい焼きを大量購入…(かわいい)
そして誰かが全て食べてしまう…(かわいい)
それが原因で解散の危機!!!(かわいい)
その四
たい焼き亜種
たい焼き市場は常に鯛によって独占され続けてきました。高い参入障壁を乗り越え市場に参入してきた猛者がいます。おっと思わせてくれるかわいらしい亜種たちを紹介したいと思います。
マグロ焼き
築地さのきやが、正常な市場状態と公正な取引のために差し向けた刺客、それがマグロ焼きです!
外の皮がパリパリ、中にはたっぷりのあんこが詰まった本マグロ(180円)と
モッチモチの皮に、中には小倉庵と杏子が入った中トロ(200円)が用意されています!
(なぜ中トロの方が高いのか、そもそもマグロ焼きがたい焼き市場への参入というのが矛盾等々、思うところはあると思いますが、タイ焼きと一緒に飲み込んでやってください)
むっちゃん饅頭
いままでのたい焼きについての文章は、むっちゃん焼きを紹介するための前置きにすぎません。彼(?)を紹介するためのこの記事です。
この得体のしれない名前の響きだけでビジュアルと中身を想像できますか?
どちゃくそ旨そう…
ムツゴロウを象ったこの容姿…そして中身はフレッシュなキャベツと卵1つを使ったハムエッグ…
「博多ラーメンは死んだ」そうむっちゃんの目が語っています。「ワイの時代だ」と…
むつごろう焼き、ムツゴロウマンジュウ、その他色々の名前があるそうですが、博多の街ではこのムツゴロウを象ったsomethingがソウルフードだそうです
むっちゃん饅頭で調べると大量の「元祖」を名乗る店が出てくる、このB級感もたまらないですね!
以上むっちゃん饅頭特集でした!楽しんでいただけたでしょうか?
食欲の秋、博多で楽しんでいきましょう!
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