いざ、多摩の果てへ
こんにちは、鷹・カーンです。
夏休み開始直後の焼けるような暑さのことを思うと最近は少しマシになった気がしますが、それでも暑いことには変わりない毎日です。
夏休みに入ればしこたま時間ができていっぱい出かけられると思っていたのですが、この暑さではそんな気も起らず、冷房を利かせた家に引きこもってTSUTAYAで借りたDVDを観て時間を潰しています。最近観た作品の中では堺雅人主演の「ゴールデンスランバー」が良かったです。
そんな中、「モヤ多摩」の記事を書くために重い腰をあげて行ってみたのは……
奥多摩
この企画をやっている以上いつかは行かねばならぬ、と思っていたのですが、単純に遠いのでそう易々とは行けなかったのです。
それに、
緑あふれる山々に囲まれ、多摩川の清流とセミの鳴き声に耳を澄ませる。
夏休み感満載です。
奥多摩に何があるかはあんまりよく分かっていないけど、とりあえず行けば何か面白いものがあるだろう。そんな淡い期待を持って奥多摩へ行ってみたのですが、先に申しあげておきます。
普通の山でした。
そりゃそうなんですが……。思った以上になーんにもなくて正直少し困ってしまいました。ただ、幸か不幸か僕が訪れた8月8日は奥多摩の様子がいつもと全然違ったのです。
では、とりあえず写真とともに夏の奥多摩の様子をお送りします。
奥多摩へはJR立川駅から青梅線に乗ってひたすら西に向かいます。
立川から約30分行くと青梅。ここも十分な山なのですが、奥多摩の本番はここから。奥多摩行の電車に乗り換えます。
さらに30分ほど行くと終点・奥多摩駅なのですが、せっかくなので途中下車してみようと思い立ち、
終点・奥多摩駅の3駅手前の古里駅で途中下車。(意外にも)駅舎がちゃんとあります。登山届を記入するスペースがあるあたり、山です。ちなみにこの古里駅、東京都最北端の駅らしいです。
駅を出たら早速広大な自然が広がっている…………
と思いきや
青梅街道が走っているので、道路も整備されているし、少ないながらお店もあるし、思っていたのとは少し違う雰囲気。
この辺りはどこへ行っても大体こんな景色です。そもそも道が少ないのですが……。
この青梅街道をウロウロしていると、
奥多摩駅行きのバスがあるんですね。
暑いしバスが来るならそれに乗って奥多摩まで行っちゃおう! と思ったものの、
この日は土曜日。この時の時刻は午後2時半過ぎ。
(´・ω・`)
多分これが採算が取れるギリギリのラインなのでしょう。それにしても休日の昼間、もう1本でも出せないのかなぁ……
古里駅に戻ってもう一度電車に乗ってもいいのですが、どうせなら歩くのもアリかなと思い、ダメもとでiPhoneで調べてみたら青梅街道を西に1時間半歩けば奥多摩駅に着くとのこと。
時間はいっぱいあったので、青梅街道をひたすら西へ行く修行を始めることを決意したのです。
こんな感じの道をひたすら歩く
……と思いきや
これは歩道なのか……?
確かにiPhoneにはこの道を行けと指示されたのですが……
そこそこの猛スピードですぐ横を車が走るのでちょっと怖かったです。
徐々に民家は姿を消し、歩道(?)はますます狭くなり、本当にこの道で合っているのか不安になってきます。
こんな崖(?)に沿っててくてく歩き続けます。この辺が一番歩道(?)が狭く、慎重に歩いていても2回くらい車に轢かれかけました。
一応歩道で正解だったようです。
歩き始めて1時間ほどしたところでダムを発見。
何のことはない、ダムです。
水しぶきが上がってきて涼しかったです。
景色は変わらないし道は狭いし歩くのにも飽きてきましたが、まだ歩きます。
長いトンネルを抜けると(手ぶれがひどい)
着いた!
こちらが今回の目的地、
奥多摩駅です。
奥多摩駅周辺は開けた街になっているので散策してみたのですが……
縁日の準備で忙しそう。
うろうろしていると明らかに邪魔です。
というのも、この日は奥多摩町の夏祭りが行われる日で、町中お祭りモードだったのです。
ほどなく家族連れや浴衣姿のカップルで賑わい始め、一人でたたずむ僕はお祭りに沸く奥多摩町でちょっと浮いた存在になってしまいました。
以下、奥多摩町の夏祭りの様子です。
ちびっ子たちにつられてりんご飴(400円)買ってしまいました。人生20年目、初のりんご飴です。
これ、思っていた以上に食べにくいんですね。
なかなか食べられないので駅前のベンチに腰掛けてりんご飴と格闘していると、目の前で獅子舞(?)の演舞が始まりました。
本当に目の前です。
町中みんながこれを観に来る中、僕は特等席でりんご飴と戦いながらぼーっと眺めていました。すぐ近くにいるおじいさん、おばあさんが大きな声で「頑張れ!」とか「そうだ!」とか言って応援していました。おそらく獅子舞の中の人のご家族なのでしょう。すごく居心地悪かったです。
夏祭りのクライマックスはやっぱり花火。
都心や立川などで行われる花火大会と比べるとその規模は比較にならないですが、せっかく花火が上がるならわざわざ無視することもなかろうというわけで、見ました。
都心のように花火を遮る建物がほとんどないので町のどこからでも綺麗に見えるとのことで、獅子舞を観た駅前の広場からもしっかり見えました。
すごかったです。
何がすごかったかと言うと、山の中で打ち上げるので打ち上げ音が山びこのように町中、山中に反響するのです。
ドーーーーン!!…ゴオォォォォォォ……グワァァァン!
こんな感じです。これは行ってみないと分からない感動です。この日は東京湾でも花火大会をやっていましたが、ある意味引けをとらない迫力でした。
以上、夏の奥多摩リポートでした。自然に帰りたくなったら訪れてみてはいかがでしょうか。ただ、青梅街道を歩くのはあまりお勧めしません……
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