イマドキ橋女は短歌に学べ?「最強に重かわいい」短歌とは!?

#一橋祭短歌 募集締め切りは明日まで!


  

どうもみなさまこんばんは、おーばです。


さてさてみなさん、一橋祭まで残り半月ほどですが、いかがお過ごしでしょうか?無為に日々を過ごしてはいませんか?

一橋祭は11月1日から始動するのではないのです。そこのあなた、乗り遅れているかもしれませんよ。たとえば、

 


……既に、着々と進行中のこちらのイベント、ご存知ですか?



 

#一橋祭短歌


 

お題は3パターン、Twitterのハッシュタグ「#一橋祭短歌」で簡単に参加できちゃう今年の新企画!

西門付近に看板が立っていますよね。あれです。



これです。

 

 

 

ところで、「短歌」って聞くと、


「あぁ、あの高校で習うやつ」

「マジメ」

「昔、流行ったヤツでしょ?ほら、サラダ記念


といったイメージを持たれる方、結構多いはず。「参加って言われてもなぁ……」だなんて、ダルそうに思われている方、いますよね。

 

 

ですが、

 

実は、


 

イマドキのJ-POPや漫画やドラマや映画に出てくるようなオンナノコ達にだって負けないくらいの、色褪せない・新しい「最強に○○かわいい」短歌だってあるんです。

 

どんな風にカワイイのかというと、

 

 ※イメージ図 


 

「重さ」です。

 

「重かわいさ」です。

 

そんな要素、いらない!とか思った女子、徐々に画面からの距離を取り始めた男子、ちょっとそこになお りましょう。

 

一般に、「重い」とされるような女子はウケが悪い。これは事実です。

しかし、軽すぎるのもいかがなものか。

塩対応・サバサバ女子が流行って久しい世の中ですが、度が過ぎると干からびますよ???(※絶賛実感中)

 

先日の統計的調査で判明した、一橋生に足りないもの、それは

 

 

 

「西野カナ的要素」=「会いたくて’’震える’’展開」

         =「重い恋愛と、それを受け入れる内部・外部環境」

 

 

 

……橋女のみなさん、一橋祭企画「恋愛学概論」を前にして、私は一橋大学における、ある真実を見つけてしまったようです。

 

他大と一橋の女子大生の違い、それは「重さ」です。会いたくて震えてしまう「重かわいさ」が足りてないのです。

 

※イメージ図 

 

とは言っても、急に重め恋愛の歌を大量摂取し始めたら友人から「……大丈夫?悩んでることない??」と心配されかねません。メンへラ化したとか、思われかねません。

 

 

そこで、私が目を付けた、完全に干からびきってしまう前に艶と潤いを取り戻す、

「最短の手段」

はコチラ!!

 

短歌です。

 

検証してみましょう。

西野カナ「会いたくて」は数百文字。それに対して短歌は、たった31文字

 

すなわち!短歌は「重カワイさの濃縮還元」なのです。野菜生活よろしくお手軽摂取が可能なのです。友人に悟られる前に、潤い系女子へと華麗な変貌を……!?

これは、楽しまない手はない!




今回はそんな「最強に重かわいい」短歌を、3人の女性歌人の短歌から、ピックアップしてご紹介します。

 

物悲しい秋、人恋しい秋、福山雅治の結婚でいまだ傷心中の橋女も必見! キュンとする「重かわ」短歌で、トキメキを補給してみてはいかがですか。

 

 

以下、画像引用:Amazon.co.jp



まっピンクのペンで手紙を書くからさ 冗談みたく笑って読んで




ハッピー☆アイスクリーム


加藤千恵

 

著者・加藤千恵が17歳でデビューしたときの歌集に、10年後、短編小説5つを加えて発売された本作。

 

 

正論は正論としてそれよりも君の意見を聞かせて欲しい

 

 

みなさん、17歳ですって。女子高生ですって。

大学に入学してからというものの、制服を見るたびに「あれ、胸に痛みが……?」と、手で押さえ始める私には、殺傷能力が高すぎます。

さらにさらに、その10年後に書いた小説が、これまた。

 

 

あたしたち何にもできないだからこそ何でもできる そんな気がする

 

 

何より、この本の構成があざとい!!!

全員片思いの三角関係、受験生の夏、うまくいかない家族関係、等々、どこかにありそうなシチュエーションが、グサグサ刺さる瑞々しい文体で書かれてからの、短歌。

何ページにもわたる文章で事細かに状況を説明されて、「あ゛あああ!!わかるよ!!!」と感情移入してからの、31文字。

もう、確信犯に違いないです。加藤千恵、容赦ない。

 

 

めちゃめちゃに空が晴れてる たった今爆発すればいいのに全部

 

 

さて、私が一橋生に勧めたい、おすすめ短歌が、こちら。

合格を祈願している場合じゃない だってあたしは恋をしたのだ

こんな恋を経験する高校生活を送っていたような人は、おそらく一橋生で少数ですね。

……ね?(もしかしたら自分だけなのかと、不安になってきました)

私たちは、この学校に来るにあたって、何か大事なものを犠牲にしてきたのかもしれません。

 

 

責任は誰かのもので自分には関係ないと思ってるでしょ

 

 

高校を卒業したけれど、著者みたく振り返れるまでには達観していない。そんな大学生の今だからこそ、この『ハッピー☆アイスクリーム』を味わってみてはいかがですか?



 

短歌引用:『ハッピー☆アイスクリーム』加藤千恵/著 集英社文庫



咲く桜にらむ 消えてくセーラーの襟の重さに気付いている日




女子高生短歌!


エリ

 

こちらも現役女子高生が詠んだ歌集。

先ほどの加藤千恵が「鋭利な刃物系短歌」なら、こちらは「鈍器系短歌」です。なぜかというと、

 

君がまたあの女の子としゃべってる 凶器は和英辞典で充分

 

 

 

ほらね?

 

 ……いや、「ほらね?」じゃないだろ、ドヤ顔するなや、というツッコミが各所から入りそうですが、真面目な話、他の短歌も、どれもエネルギッシュで力強いものばかりですよ!

 

 

雲ひとつない最高の日曜日 誰でもいいからわたしを救え

 

どうってこと無いのに絶対忘れないあの声何だ 逢うんじゃなかった

 

 

「ヤプログ!出版コンテスト」でブログの書籍化が決まったシンデレラガールの著者・エリの短歌は、書籍化後のものも含めて、ブログで閲覧することができますよ!

ブログは▶コチラから。

 

どれもステキな 鈍器 短歌ですが、惜しむらくは、

 

息をして駅のホームに寝そべって 電車がくるたび加速する胸

吉祥寺の路上で一番住みやすい場所を探すMC菩薩


ヒトツマミ編集部員としては、どうしても、こちらの画像が脳内に。

……入学してから半年、女子高生らしさは元より、一女らしさ、みたいなものも失いつつある、今日この頃です。

 

 

新しいわたし 君のいないわたし 今よりきっとかわいい私

 

 

ちなみに、最近では、ブログではなく、様々な人の#tanka #jtanka #短歌 のタグか付いたTwitter上のつぶやきも沢山ありますよ!!

覗いてみてはいかがですか?

 

 

 

短歌引用:『女子高生短歌!』エリ/著 ゴマブックス



二週間先の約束嬉しくてそれまで会えないことを忘れる 『取れたての短歌です。』 


 

 

サラダ記念日 他

 

俵万智

 

やはり、短歌を紹介するなら、トリはこの方・俵万智。

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日でおなじみですが、これしか知らない方、多いのではないでしょうか。



思いきり愛されたくて駆けてゆく六月、サンダル、あじさいの花


まっさきに気がついている君からの手紙いちばん最後にあける



俵万智は、前2つに比べ、重さ控えめなのが特徴です。24歳の時に出した歌集だからでしょうか?やや大人の余裕が感じられますね。


いつもより一分早く駅に着く 一分君のこと考える

待ち合わせ時間に早く着ける、そんな大人になりたいと思いました。

 

 

「勝ち負けの問題じゃない」と諭されぬ問題じゃないなら勝たせてほしい

 

なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き

 

 

 

短歌引用:『サラダ記念日』『チョコレート戦争』『取れたての短歌です。』


 

さてさて、いかがでしたか?

 胸キュン、ときめき、補充しましたか?


導入部分から大分ふざけましたが、ともかく、短歌ってそんなに取っつきにくいものではないんだよ‼ ということを知っていただけたら嬉しいです。

 

真面目じゃないものも沢山ありますし。

サブカル寄りのものや、イマドキ女子寄りのものもありますし。

何より、日本語きれいですし、表現かわいいですし。 

 

 

普段Twitterに常駐している、そこのあなた!150字のTwitter31字の短歌って、親和性が高いんじゃないでしょうか?案外ハマるかもしれませんよ??

こんな機会でないとなかなか短歌を投稿することなんて、ないでしょうし、 #一橋祭短歌 で投稿してみましょう!締め切りは明日!!

 


 

と勧めた手前、わたしも投稿してみました。




 

 

 

 

 

 

はい。

……ハイ。

 

こんだけ書いといて恋愛は?重さは?どうなったの?とかいうツッコミはナシでお願いします。ほら、人間、得手不得手というものがありますし。この季節、お肌も乾燥しがちですし。普段よりも潤いが足りてなかったというか。干からび度が増していたというか。ですから、その、



 

 

 

 

……お粗末さまでした。

 




※公開当初、一橋祭短歌のお題数を「2つ」としておりましたが、正しくは「3つ」でした。訂正してお詫び致します。

 

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