【不定期連載】第1回 クソ邦題映画徹底レビュー『26世紀青年』編

名づけるということは、命を吹き込むことである。


出典:Amazon

 

あなたは上の画像が見えますか?

 

馬鹿にしか見えない画像を貼っておきました。

 

そうです。この記事を開いてしまった時点で、あなたは馬鹿なのです。


はい。こんにちは。ライターのすこーです。今回もまた長ったらしく不毛なコラムを書かせていただきます。秋の夜長にどうぞ。


 

はい。上の画像はコラムの進行の都合上いったん忘れてください

 

 

さて、自分でこのすこーというライターネームで記事をかかせていただいていて、大変ありがたいことに、現実の友人からもこの名前で親しく呼んでいただいて、そのうちの70%が僕の本名を忘れているもしくは鼻から知らないという悲しい現状なのですが、、、

 

あらためて見るとこのすこーって名前、、、、

 

 

クソダサくね??

 

え?

 

 

ダサくない???

 

 

なんかすごくマヌケな響きじゃないですか。

 

パンパンにした風船に針を刺してパァァァァンって割ろうと思ったら、スコォォォォって静かに空気が抜けていったくらいマヌケな響きだと思うんですよ。


 


 うん、やっぱり

 

 

ダサくない?????

 


こう呼ばれる様になってしまったのも、僕の本名が、「山田太郎」を名前レベル1だとすると名前レベル3くらいの超平凡な名前なので、自称キムタク的な略し方で「すこー」と呼ばれているわけなんです。

 

 

ちなみに、今話題のラグビー選手五郎丸歩さん名前レベル97くらいだと思ってます。

(出典:YouTube)

 

こんな腑抜けなアダ名をつけられてしまったが最後、いままで僕がどんな屈辱を受けてきたら分かります???



 

(出典:沖縄本舗

 

 


 

 

沖縄旅行にいった友人がしたり顔で「ちんすこう」をおみやげとして必ず買ってくる呪い

 

 

から逃れられない僕の気持ち分かります???

 

すこーにはちん”すこう”を買ってきたよ?僕面白いでしょ??センスあるでしょ??」って言うドヤ顔見飽きました。でも、ちんすこう美味しいから毎回許しちゃいます。

  

 

 

ということで僕は、人間のエゴによって本人の意志にそぐわない名をつけられたものに対する慈悲敬愛の気持ちが人一倍強いのです。安易に名付けるとかやっぱりしちゃいけないと思うんです。でもヒトでもモノでも名前って一生ついていくものですからね。

 

キラキラネームとかもあんまり気持ちよくは思ってないのですが、

 

 

1番許しがたいのは、、、

 

 


 

 

「クソみたいな邦題をつけられた映画」

 


 

ですね

 


ということで、

 

 

ヒトツマミで美女の次にアクセスを稼ぐライターすこーがお送りする、

 

編集部に無許可で始めちゃた♡不定期連載企画

 

 

『クソみたいな邦題をつけられた映画をちゃんと見て供養する会』

 

 

スタートです!!

 

 

もう連載タイトルのネーミングからクソですね!!!!

 

 

※恐らく読者のみなさんがこれから「この映画見よう!」とはたぶん思わないであろう映画をとりあげていますが、一応ネタバレ注意です。

 

 


出てくる人間全員バカ!!!『26世紀青年 ばかたち』


 

今回ご紹介する、日本のクソみたいなマーケッターによってクソみたいな邦題を付けられてしまったが故、クソみたいな人間からタイトルだけ見て笑われるというクソみたいな消費をされてしまったけど、中身は素晴らしい、とても素晴らしい!!まるで今の僕自身を見ているような映画はこちら!!!!

 

 

『26世紀青年 ばかたち』

                 (原題:IDEOCRACY)

 



 

「20世紀」じゃないよ「26世紀」だよ!!

 

「少年」じゃないよ「青年」だよ!!

 

ポスターもパロってるよ!!!!

 

 

まごうことなきクソみたいな邦題だ‥

 

日本の配給会社の意図が完全に見えてしまってますよね!!!

 

元ネタの映画にはあえて言及しませんが、この映画には唐沢寿明も出てきませんし、ともだちもいないし、というか夏休み最終日に薄暗い自宅にこもってこの記事を書いてる僕にはともだちはいないし、それにT-REXのじゃーじゃじゃじゃんじゃーじゃじゃーじゃんって印象的なリフレインで気分があがることもありません。

 

 

しかし、もっとも残念なのは

 

(出典:(C)2009 映画「20世紀少年」製作委員会


みんなの平愛梨ちゃんも出てきません!悲しい!とても悲しい!!


平愛梨ちゃんの代わりに、売春婦がでてきます。さすが「少年」じゃなく『青年』だ。ここが6世紀分の差です、

 

 

「少年」から「青年」です。雑誌でいうと「ジャンプ」から「マガジン」くらいのステップアップです。ちなみに僕はその前段階の『コロコロ』から『ジャンプ』への移籍に完全に失敗して20歳になってしまいました。友情も努力も勝利もまだ知りません。

 

 

 

さて話を戻します。

 

 

この『26世紀青年』マイク・ジャッジ監督によって2006年制作されたブラック・コメディ映画なのです。

 

(出典:livedoorBlog

マイク・ジャッジ監督は元々アニメ畑の人で、エミー賞やアニメのアカデミー賞でもあるアニー賞を受賞したり、自身も声優を努めたりするなど超一流のクリエイターなのです。そんな彼が発表した数少ない実写作品、それがこの『26世紀青年』なのです。

 

色々大人の事情があったのか日本では劇場公開されることなく、公開から2年後

たった2008年20世紀フォックスからご覧のとおり「クソみたいな邦題」をつけられ DVDが発売されました。

 

 

 

2008年…‥

 

この映画にとって2008年にソフト化されたのが不幸の始まりでした。

 

当時、日本で話題だった2つの映画

(出典:(C)2009 映画「20世紀少年」製作委員会 


邦題のパロディ元である『20世紀少年』


 

(出典:Bwag.com)


ピクサーの人気映画「WALL−E」

 

この2作品の人気にあやかろうとしたのか、DVD化のときに付けられたキャッチコピーは

 

 

「『20世紀少年』×『WALL・E』÷2=『26世紀少年』!?」

 

 

すげえ!!どんな映画か全く分からないけど、ぜんぜん見る気にならねえ!!!!

 


さて、ようやく映画の内容について踏み込みたいと思います。

 

早速TSUTAYAで借りてきてみることにしました。


まあ、こういうクソみたいな邦題って話題になりますけど、実際見る人はどれくらいいるんだろうって思ったんです。タイトルだけみて「クソすぎるwwww」ってtwitterとか2chとかに書き込むことは簡単だけど、ちゃんと作品を見た上で評価してあげるべきだと思ったんですよ。それこそ極東の安直なマーケティングのせいでクソすぎる邦題をつけられてしまった作品へのせめてもの供養になると思うんですよね。

 

 

そんな、完全に上から目線で『26世紀青年』を見た僕でしたが、、、、

 


結論:偏差値とIQが無残にも溶けていきました。

 

 

登場人物の99.99%が馬鹿です。

 

あまりにも偏差値とIQが溶けていってしまったので、先日英語の単位を落としてGPA1点台となった男が編集長を勤めるサイトの記事を書くという考えられる上で最大の不毛な行為をするほど知能が低下してしまいました。

 

 

 


アヒャヒャヒャヒャアヒャヒャヒャヒャアヒャヒャヒャヒャスカンジナビア半島!!!スカンジナビア半島!!!スカンジナビア半島!!!USA!!!!USA!!!!USA!!!!!!!USA!!!!!!!!!!!!

 

はい、ごめんなさい、ちゃんとレビューします。

 

 

この作品、次のようなプロローグから始まります。


 


IQの高いカップルは子どもを作らず



 

IQの低いカップルはPONPONPONと子どもを作る。


つまり、知能の高い遺伝子は残らず、知能の低いものが量産される。ダーウィンもびっくりの逆淘汰がおき、将来的に人類はみんな馬鹿ばっかになるのだ!!!ばーかばーかばーか!!

 

というプロローグから始まります。

 


 

うん、ここだけはやけに説得力のある説明ですね。

 

 

この作品の主人公がこの男。ジョー

 

アメリカ陸軍の図書館に勤めるジョーは、何をとっても平均的な男。どれをとっても平均的な男。両親も亡くし、家族もいないので、万が一の事が起こっても誰も悲しまないということで、同じ理由で呼びだされた売春婦のリタとともに、陸軍の冬眠実験に参加させられます。うーん、ここも合理的。


 


この女性が売春婦のリタです。売春婦ですが、今作のヒロインです。

 

二人は冬眠実験させられるのですが、その間に陸軍の責任者が売春組織と癒着していた不祥事が発覚し、陸軍は解体させられます。超急展開です。しかし、ジョーとリタの実験は極秘実験だったので、誰も知ることがなく放置されてしまいます。



ああ、この時点で人類みんな馬鹿だ。

 

 

そして時は流れ、流れ。

 

 

賢いものは子どもを作らず、知能の低いものがポンポン子どもをつくりにつくり、進化論なんてくそくらえな逆淘汰進化の末、人類全員馬鹿なった2505年のアメリカが今作の舞台です。

 



賢いものは育毛剤と"Erection"の研究に心血を注ぐようになってしまいます。「erection」と言う単語知ってます?調べないでくださいね。


ゴミ問題などの環境問題は一向に解決せず、ゴミの山が雪崩を起こしている2505年のアメリカ合衆国。ここらへんは「WALL-E」っぽいですね。ユビキタス社会となったが故、人々は考える事をやめ知能は完全に堕落しまくっています

 


 

 

判断力も薄弱となったのか、アメリカ合衆国大統領にはポルノスター黒人が選ばれてます!!ホワイトハウスでライフルをぶっ放します。

 


ジェンダーフリー!!職業貴賎・偏見がない時代!!最高だ!!!自由の国だ!!!USA!!!!!!!USA!!!!USA!!!!



ところで、みなさんお気づきですか???この映画は2006年の映画です。黒人初の米国大統領のバラク・オバマ氏が就任したのが2008年なので、この映画はオバマの誕生を予言していたといっても過言ではないのです。この映画はまさに『よげんのしょ』なのです!!!


 

本家『20世紀少年』との意外なつながりが出てきて困惑してます。

 

さて、2505年の人類は、娯楽文化も完全に衰退してしまっています。

 

 

 

テレビでは、「男の大事なアレをひたすら蹴り上げるだけの番組”Oh My Ball”」が大人気。

 





 

 



この年ナンバーワン映画は『ASS(アス)』

 




(出典:Amazon)

『キック・アス』じゃなくて

 

 

『ASS』です!!!シンプルですね!!!

 





 

 

 

 

内容も、ただ90分間「お尻」が映しだされているだけ。シンプル・イズ・ベストを体現していますね。しかし、これだけでみんな大笑い。もちろん、この年のオスカーは総ナメです。

 


 

 

 

 

 

 




大学生大好きスターバックスはなぜか風俗店になり、

 




 



コストコは、超肥大化し、何故か飛行機が墜落しています。

 



 



FOXが制作に関わっているのに、FOX NEWSのキャスターは筋肉バカだし、



 

 



歴史認識も崩壊。第二次世界大戦は、チャップリンがナチスを率いており、なぜか恐竜同士の戦いと認識され、



 

 


倒壊しそうなビルは、超巨大なヒモで束ねられてます。

 

 

いや?逆にこれすごい技術じゃね???どうやってんだ???

 

 


2005年では平均的な男であったジョーは、馬鹿ばっかりになった2505年では史上最大の天才としてもてはやされ、内務長官へ(強制的に)任命され、作物が長年不毛になっている問題の解決を任ぜられてしまうのです。




 

 

まあ作物が不作なのも、それも「健康に良いから」という理由で水のかわりにゲータレードを植物にあげてるからなんですけど。この世界ではゲータレードが盲目的に信仰されています。だって「健康に良い」んだもの。



 

 

 

さて、ここまでの説明を読む限り、

 

『26世紀青年』というクソみたいな邦題を付けられて残念でもないし当然な内容

 

にしか思えませんね?


一見すると、下品でアホくさいコメディ映画という印象しかもてないと思う人が多いかもしれません。でも、どんな映画にも制作者の言いたいことが必ずあるんです。ここがコントとコメディの違いだと思うんです。コントは「笑かすこと」が目的であって、コメディの場合は「笑かすこと」が手段になっているんだと思います。では、このアホくさい映画でマイク・ジャッジは何をいいたかったのでしょうかね?



 



 

「IDIOCRACY」


これがこの映画の原題です。

 

「Idiocy(=馬鹿)」と「Democracy(=民主主義)」を合わせた造語なのです。

 

言うなれば、馬鹿による馬鹿のための馬鹿のための民主主義です。


無論、この映画に登場する人物の99.99%はもちろんまごうことなき馬鹿ばっかりです。

 

でも、馬鹿ってどういうことなのでしょうね。馬鹿とは単純にIQの低い人間なのか、それとも知識量に乏しい人間なのか

 

この映画における馬鹿やはり、想像力が欠如した状態だと思うんですよね。

 

AをAとしか見れない、BをBとして見れない。表面的なものしか見えていない、めんどくさいから思考することはせずに、目の前のものをそのまま消費する。

 

そんな完全に受け身になってしまった人こそが、この作品では馬鹿として描かれつづけているのではないでしょうか?そうして見た時、この作品を完全なコメディとして見れるのか?っていう話です。現代に生きる私たち、電車の中でスマホをいじったりしている人々の顔は、果たして考えている顔しているのでしょうか?ただ漠然と情報やサービスを消費しているだけではないでしょうか?

 

さきほど言及した「ケツを90分間映し続けているだけの映画」について、色々あって物語のラストで、アメリカ合衆国大統領に就任したジョーが、馬鹿な大衆に対して次のように演説するシーンがあります。

 

 

 

 

 


「ケツが映ると、だれのケツで、何故屁をするのか考えた。」

 

思わぬところに、映画史に渾然と輝く名言が生まれてました。こんな企画を始めましたが、僕は映画を年に一本見れば良いほうなので、映画の名言なんて「I'LL BE BACK」「Hastra la vista, Baby」くらいしか知りません。よって、暫定3位くらいの名言だと思います。



「人間は、考える葦である」と、ブレーズ・パスカルは言い放ちましたが、パスカルの偏差値があと20くらい低かったらこう言っているでしょうね。この『26世紀青年』は現代版『パンセ』といっても過言ではないのではないでしょうか?つまり、目に見えたものと見たままで理解しない。いつ何時でも思考せよってことですよね。

 

 

 

 

 

昔アップルが「Think different」というキャッチコピーで広告をうちましたが、やっぱりケツひとつ見てもThink differentしろよっていう戒めがこの映画から学べました。この林檎もなんだかケツに見えてきました。風評被害甚だしいですね。

 




いかがでしょうか?



本当にどうしようもないほどクソみたいな邦題でしたが、風刺も効いた良質なコメディだと思います。時間も75分程度の短い映画ですので、なんかつまらない授業をサボって見てもいいと思います。

 

 

クソみたいな邦題の映画にも隠れた名作はあるんです。見かけや話題性だけじゃなくて、ちゃんと見た上で想像を巡らせ思考することを大事にしていきたいですね。ぼくも登校途中にケツを見たら誰のケツかちゃんと考えて生活しようと思いました。

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、TSUTAYAへDVDを返しに来たのですが、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 

『童貞ペンギン』

 


 

もういやだ!!!この国!!!!!!

 

 

 

クソ邦題映画は終わらない…!!

 

 

つづく。


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