映画学概論~ 「ついに日本上陸!全米で大旋風を起こした青春ミュージカル映画『ピッチ・パーフェクト』を見逃すな!」

映画オタクのはっしーがおすすめ映画をご紹介!


はじめまして。外部ライターのはっしーと申します。

編集長のたかた君とご縁あって記事を書くこととなりました。


今回紹介するのは5月29日に日本で公開された青春ミュージカル映画「ピッチ・パーフェクト」!


DJ志望の主人公ベッカが親の勧めで渋々入った大学で偶然、ダメダメな女子アカペラ部に参加することになり、個性豊かな仲間たちと友情を育み、成長していくさまを描いたガールズ・ムービーです。


本作はアメリカ本国では3年前に公開され、スマッシュヒット。すでに続編も今年の5月に公開され、すでに190億円以上の興行収入を記録しています(日本でのアナ雪の最終興行収入が254億円だったのと比較するとその反響の大きさが分かると思います)。


そんな大注目の「ピッチ・パーフェクト」がいよいよ日本上陸です!すでに口コミはじわじわ広がっており、サウンドトラックはiTunesのダウンロードランキングでトップ10入りも果たしています。筆者も公開直後にしっかりチェックしてきました。早速ですが、「ピッチ・パーフェクト」の魅力を挙げてみましょう!


・個性豊かな仲間たちとの青春!

なんといっても楽しいのは主人公ベッカが成り行きで入ってしまうことになる女子アカペラサークル「ベラーズ」のアクの強すぎる仲間たちです。主人公を演じるのはアナ・ケンドリック史上三番目の若さでトニー賞(映画界のアカデミー賞に相当するアメリカ演劇・ミュージカル界の権威ある賞)にノミネートされたほか、アカデミー賞のノミネート経験もあるなど、演技力・歌唱力ともに折り紙付きです。先日公開の「イン・トゥ・ザ・ウッズ」でもシンデレラ役で歌を披露していましたが、本作でも魅力十分なアカペラを聴かせてくれます!ベラーズのメンバーの中ではかなりマシな部類ですが、父親と大喧嘩したり、個人プレーでチームの和を乱したり、なんだかんだやらかしてます。


主人公のベッカ(アナ・ケンドリック)




いちばん強烈なのは自ら「太っちょエイミー」を名乗る彼女。演じるのはレベル・ウィルソンというオーストラリアのコメディエンヌです。今春公開された「ナイトミュージアム エジプト王の秘密」ではスミソニアン博物館の守衛でチョイ役ながら強烈なインパクトを残していました(日本語吹き替え版は渡辺直美が担当!)が、この映画でもキャラ的にも、物理的にも圧倒的な存在感をみせています!

エイミー(レベル・ウィルソン)


そのほか、やたら声が小さくて何言ってるのかわからないアジア人とか、ほかのメンバーに対する目線がなにやら怪しいラップ担当の黒人極めつけは緊張すると即リバースする超保守的なリードボーカル、、、ほかにもたくさんいるのですが全員協調性皆無です。我が強すぎて笑っちゃいますね。


そんな彼女たちがどんなチーム力をみせてくれるのか!?注目です!映画好きとしては「スーパーバット 童貞ウォーズ」や「キック・アス」シリーズなど学園ものコメディに数多く出演しているクリストファー・ミンツ・プラッセがちょこっと出ていることにテンション上がります笑 気になる人はチェックしてみてください。


・マドンナからプットブルまで幅広くセレクトされたセンス抜群のアカペラカバー!

この映画で白眉なのはやはり、ハイセンスなアカペラアレンジの数々。マドンナの懐メロからジェシーJ、ピットブルなど最近流行りの曲までいろんな歌を楽しめますよ!映画の中盤に、チーム対抗でアカペラのレパートリーを競うリグ・オフとかいうイベント(連歌みたいにまえのチームが歌う曲に歌詞をつなげていく謎のゲーム)があるのですが、僕はそこがいちばん好き。ノリノリでイケイケな(死語)シークエンスです。もちろん、クライマックスの全米大会も素晴らしい!映画館の上質な音響空間で楽しむのがオススメ。絶対家のテレビでは味わえない迫力があることを保証します!


・日本でもブームになったカップスの火付け役!

カップス」とはプラスチックの容器を使って音を鳴らしながら歌を歌う遊びのこと。3年前にアメリカで若者を中心に大ブームになり、YouTubeなど動画サイトに多数有名アーティストの曲をカップスでカバーした動画が投稿されています。去年放送されたフジテレビの「大人のKISS英語」という番組で山Pが挑戦したことが話題になり、日本でもじわじわとその人気は高まっています。この「カップス」をアメリカで流行らせたのがまさにピッチ・パーフェクトなんです!

劇中で主人公のベッカがベラーズのオーディションで披露した場面がカッコいいということで大反響を呼んだのです。あまりの人気にPVが作られてしまったほど。あなたもこの映画を観たあとはコップで音楽を奏でたくなってしまうかも?



まだまだ魅力はありますが、それはぜひ自分の目で、劇場で!きっと楽しさで自然と身体が動いてしまいますよ!


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